【たったの20分!】電力会社の変更で地球温暖化を食い止めよう

この記事は、パーマカルチャー研究所のメルマガ読者HARUKAさんによる寄稿記事です。
HARUKAさんは2020年3月、タイのパーマカルチャー・ファーム、サハイナンでの生活を体験し、帰国後に自身のライフスタイルを持続可能なものに徐々にシフトされています。
今回は、電力会社を変更した時の、思いや方法などを書いていただきました。

1. 電力会社を変更した理由

昨年12月頃から、電力会社を東京電力からめぐるでんきに変更しました。

理由を簡単に言うと、再生可能エネルギーを供給してくれる電力会社を選ぶことで、少しでも環境問題の改善につながればいいな、と思ったからです。

ここでは、電力会社を変えるに至った理由を詳しく書いていきます。

理由① 地球温暖化を食い止める

日本全体とみんな電力の電源構成を比較した図(めぐる電気HPより)

温室効果ガスにより、地球の温度が上昇しているというのは、わたしが小学生の頃から言われています。
これにより、自然災害の増加や生態系に影響が出ていて、わたしたちの生活にも関わっています。
その大きな要因となっている、温室効果ガスを排出している要素の一つに、石炭火力発電などの化石燃料を使用した発電所があります。
化石燃料を燃やすことで、二酸化炭素などの温室効果ガスが発生するので、その発生を防ぐには、化石燃料を使わない発電方法で生み出された、再生可能エネルギーが重要だと感じました。

なお、2020年7月3日付のニュースで嬉しい発表がありました。
経済産業省は、今月中にも有識者による会議を設け、古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度、およそ100基分を削減する方向で検討が進められる見通しとのことです。
どんどん脱炭素化が進んで欲しいですね。

理由② 国産エネルギーの増加

日本は資源に乏しい国なので、化石燃料のほとんどを海外から輸入しています。
これが意味するのは、エネルギー源が海外頼りであることにより、何かが原因でその供給が途絶えてしまえば、日本はエネルギーを生み出せなくなってしまいます。
再生可能エネルギーは国産のエネルギーなので、これを増やすことで、災害やコロナ危機のような未曾有の状況でも、他国に頼らず生産していけます。

理由③ 買い物は投票

前回の私の記事にも書きましたが、私たち消費者が選び、購入することで、その需要に見合った量が生産され、供給されます。

【買い物は投票】買い物を変えるというパーマカルチャー

2020年6月15日

電力会社なんて、安ければどこでもいいという人はたくさんいると思いますし、以前は私もそうでした。
電力会社を乗り換えたことで、電気代がお得になるかと言われると、そうではないかもしれません。

しかし、電気を安く提供するために、地球にとって有害な物質を排出し、発電所近くに住む顔も知らない誰かの健康を害し、返せもしない地球の資源を搾取している現実があります。
その事実を知ってから、生きる上で必要というよりかは、生活を豊かにするために使っている電気について、お金を基準に考えるのではなく、私が自分の欲で使う電力なのだから、せめて自然や人に影響が少ないものにしたいと思うようになりました。

2. 新しい電力会社「めぐるでんき」ってなに?

消費者、めぐるでんき、みんな電力および発電事業者の関係性(めぐる電気HPより)

私が新しく選んだのは、めぐるでんきと言う電力会社です。

持続可能なエネルギー源で作られた電気を供給してくれる電力会社で、「みんな電力」の取次店として電力供給サービスを提供しています。
つまり、みんな電力(自然エネルギー利用率が68.67%で1位)で調達された再生可能エネルギーが、めぐるでんきを通して私の家に供給されています。

めぐるでんきを選んだ理由

理由① 環境に優しい

上記でも述べたとおり、再生可能エネルギーを供給してくれるので、環境負担を少なくできるからです。

理由② 地域支援の取り組み

めぐるでんきにおける地域支援のサイクル(めぐる電気HPより)

めぐるでんきは、わたしの住んでいる地域に根ざした電力会社です。
地域の学校にも電力供給をしています。
地域支援として、電気料金から得た資金で、地域の人が集まるイベントやコミュニティ作りを行っています。

このように、めぐるでんきは、再生可能エネルギーで環境問題解決に取り組みながら、電気料金の一部を地域の課題解決に挑戦する方々に投資しているので、地域経済活性化のためにも、めぐるでんきと契約するに至りました。

3. 実際に変更してみた感想

実際にやってみた感想は、「電力会社ってこんなに簡単に変更できるんだ!もっと早くやっておけばよかった」です。
また、環境問題に少なからず貢献できることで、電気を使用することに対する罪悪感も薄くなります。

良かった点

手軽に地球に貢献!
今まで通り電気を使うことができ、ライフスタイルは何一つ変える必要がありません。
それなのにCO₂の排出を抑えることができるため、地球温暖化抑制に貢献することができます。

システムの使いやすさ
めぐるでんきのサイトからログインすると、マイページから時間や月ごとの電力使用量や、電気料金を確認することができます。
とても見やすく、意外と電力を使っている時間などが分かるので節電への意識が高まります。

マイページで確認できる毎月の電気料金および電気使用量等
マイページで確認できる30分ごとの電気使用量

懸念点

電気料金の値上がり
東京電力からめぐるでんきに電力会社を変更してから、私の場合は、電気料金が数百円上がりました。

4. かんたん!電力会社の変更方法

めぐるでんきの場合は、東京電力管内であれば、誰でも変更できます。
申し込む前に、サイトで料金をシュミレーションすることができるので、どれくらい電気料金に変動があるかを確認しておくといいと思います。

用意するもの
・電気ご使用量のお知らせ(検針票)
・支払い用のクレジットカード

申し込みにかかる時間
20分もかからなかったと思います。

詳しい申し込みのやり方は、各電力会社のサイトから確認してください。

https://meguru-denki.com
↑めぐるでんきのHP

https://minden.co.jp/personal/
↑みんな電力のHP

5. 最後に

環境問題への取り組み方というのは、たくさん方法があると思います。
その中でも、電気というわたしたちの生活ともはや一体となっているものの供給源をエコにシフトすることは、自分のライフスタイルを変えずにできます。
人間が最新の技術を使いながらも自然と共存していくことを実感できると思います。

100%自然エネルギーと究極の節電への挑戦

2018年6月5日

以上、HARUKAさんによる電力会社変更時のレポートでした。
電力会社の変更って、面倒なイメージがありましたが、こんなに簡単にできるんですね。

パーマカルチャーは、「持続可能な暮らし」のことですから、環境にやさしい電気を使うことも、パーマカルチャーの実践です。
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