45分2000円で完成!収納つきベッドを自作しました(冬のピンチ第七弾)

1. ベッドを作ろう!

一年半前から札幌で山暮らしを始めた我が家。
家はプレハブを3つ連結させて住んでいます。

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この3つのプレハブのうち、一つは断熱のないプレハブで、今少しずつ家の断熱化を進めています。

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とは言え、まだ断熱は完成していないので冬はなかなかに寒く、ストーブを消して寝ると家の中は氷点下になることも。

まあ、普段はストーブ(薪・灯油の二つを併用してます)を焚いて室温はそこそこ快適にキープされているので室温は問題ないのですが、それとは別の問題があります。

それは布団の結露。
(以降、生活感丸出しの写真でちょっと恥ずかしいですが、そのまま載せちゃいますw)

我が家、寝るときは床の上にすのこを敷いて、その上に断熱用の銀マット、さらにその上にマットレスを敷いていました。
この銀マットに結露が発生して、マットレスをじんわり湿らせていました。

カビに敏感な妻はこの結露に毎日イライラ。

ぼくの座右の銘「世界平和は夫婦平和から」ということで、妻のストレス軽減に向けて頑張ることにしましたw

恐らく結露の発生原因は、空気の流れがすのこの中で滞っていること。
この状態では、布団からの湿気を含んだ空気が床からの冷気で冷やされ続けることで結露が発生するのでしょう。

これを解決するには、湿気を含んだ空気が内部にとどまらないように、ベッドを作る必要がありそうです。

「DIYでベッド作るのかー、けっこう大変そうだなぁ…」

と思っていましたが、ふとアイデアが浮かびました。

2. すのこに脚をつければいいのでは?

元々すのこを使っているんだから、そのすのこに脚をつけるだけでいいんじゃない?

これならば、うまくやれば角材だけで組み立てられそうな予感。
さっそく試してみました。

せっかくベッドを作るなら、下には収納スペースも作りたい。
ということで、自分が四つん這いになって下に入っていけるぐらいの、高さ60センチで試作してみました。

とりあえず脚を四隅につけてみてそれっぽくはなりましたが、これだけでは脚がグラッグラで、とてもこの上に寝られるような状態ではありません。

3. 脚のグラグラを無くすには

この脚のグラグラの原因は、脚の下部が固定されていないこと。
なので、さらに4本の木材を使ってこの脚の下部同士を固定します(建築用語で貫「ぬき」と言うようです)。

無事、グラグラが無くなって、上に乗れるようになりました。

だけど我が家、寝床の上に洗濯物を干す配置になっているので、60センチではちょっと高すぎ。
さらにはこの高さって、大人のヒザよりも高いので、子どもが寝てる時に落ちてケガをしないか、ちょっと不安を感じる高さです。

4. ベッドの高さは40センチに

ということで、自分が四つん這いになって収納部へ入っていくことはあきらめて、高さを40センチ(大人のヒザ下ぐらい)にしました。

これならば上の洗濯物も邪魔に感じないし、ベッドから落ちた時の恐怖も感じません。

5. 収納を考えて貫を上部に

もう一つ、貫は下部にある方が安定感があるような気がしますが、貫が下部にあると収納部に箱を入れるときに、貫が邪魔して箱を滑らせて入れることができません。
箱を貫の高さまで持ち上げて出し入れしなければいけないという、ちょっと不便な状態になります。

ということで、貫は上部に固定するようにしました。
グラグラするんじゃないかと思いましたが、脚を40センチと低くしたためか、グラグラはほとんどなくて安定しました。

ということで試作品は完成し、あとは量産するだけです。
実際は、このすのこが三枚一組でシングルベッドの大きさになっていて、それを二組使っています。

6. 材料

シングルベッド一組を作るのに必要な材料と、今回かかった金額を紹介します(合計約2000円でした)。

・すのこ(910mm×610mm)3枚(今回は元々使っていた自作すのこを使用したので0円
・脚12本(45mm×45mm角材、長さ400mm、約1000円
・横の貫6本(45mm×30mm角材、長さ820mm、約600円
・縦の貫6本(45mm×30mm角材、長さ520mm、約400円

貫の角材を脚よりも細くしているのは、材料費節約のためです。
ワンサイズ細くしても、グラグラが大きくなるようなことはありませんでした。

7. 完成!

今回は早急に作りたかったので、木材カットまでホームセンターにお願いしちゃいました(上記金額は木材カット料込み)。
そうしたら、あとはもうビス留めして組み立てるだけなので、早い早い。
わずか45分でベッドが完成してしまいました!

そしてもう一組!

翌日以降寝てみましたが、見事、結露は発生しなくなりました!

そしてさらに、嬉しいことが。
寒い空気は暖かい空気よりも重いので、下に溜まる性質がありますよね。
ということは今まで、床という家の中で最も寒い空気が溜まる場所で寝ていたことになります。
これが40センチ上で寝られるようになったことで、相当暖かくなりました。

そしてそして、収納スペースの活躍っぷりはご覧の通り!

収納してみると、けっこうちょうどいい高さでした。
家にある色んな箱の高さ測ってから決めたから当然かもしれないけど、やっぱりぴったりハマると嬉しいっす。


ちなみに今回の布団の結露問題は、タイトルにも書いたように山暮らし冬のピンチシリーズの第七弾です。
札幌という雪の降る場所でコンテナハウスに住むという無謀な挑戦は、様々なピンチに見舞われます。その他にも色々なピンチに見舞われてきましたが、オススメ(?)はこちら。

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