オフグリッド太陽光システムの作り方~その1

1.「電気がない!?」

純「電気がなーい!?電気が無かったらどうするんですか!?」
五郎「夜になったら寝ればいいんです」
純「勉強は?電気が無かったら勉強できませんよ」
五郎「ランプがあります。ランプもいいもんですよ~」

電気がないと言えば、名作ドラマ「北の国から」のこんなシーンを思い出します(セリフはぼくの中の記憶なので、きっと正確じゃありませんw)。

さてさて今年のタイライフ。
大きな目標の一つは、ジャングルからでも情報発信

たとえタイのジャングルにいても、日本と同じように毎日ブログを書き続けることが一つの目標です。
幸い、ジャングルとは言え、ケータイの電波は入ります。
だから通信はよしとして(通信は通信でまた設定が色々大変だったのだけど、それはまた別記事でレポートするとして)、大きな問題は電源の確保です。

サハイナンの電気は現在、大きく分けて3か所。
食堂の共有スペースの照明、スマホ用のUSB充電スペース、そして、サンドットさんの家です。

パソコンを充電しようとすると、食堂は照明しかなくてコンセントが無い、USB充電スペースにも、コンセントが無い。
だからパソコンを充電するには、毎回サンドットさんにお願いしなければならない。

今住んでいる家は、2年前に自分たちで建てたところ。
2年前は、屋根と床だけが完成。
去年は、その家に住みながら、キッチン、シャワー、トイレを作りました。

そういうわけで、今年の家づくりの大きな作業は、電気を引くこと、に決まりました。

2. 分電盤の製作

まず最初の作業は、分電盤の製作。
家でいうと、ブレーカーです。
電気を使いすぎちゃったときに、

「あ、ブレーカー落ちちゃった。ブレーカー上げないと」

って言いながら、暗闇の中、手探りで上げなきゃいけない、あのスイッチがブレーカーです。

最近の家は、そもそも大きめのブレーカーをつけられていて、電気の使い過ぎでブレーカーが落ちるなんてこともなくなっているようですが。
ちなみに、そもそも大きめのブレーカーがつけられているため、必要以上に高めの基本料金を払わされている家庭が多いです。
ブレーカーの大きさをチェックして適正なものに変えるだけで、電気料金が下がったりしますので、気になる方はチェックしてみてください。
よくわからなければ、お教えしますので、連絡ください。

話がそれました、分電盤ですね。
今回の電気システム構築にあたり、色々と道具を買ってきました。
これだけでちょっとテンション上がり気味w

でも大変なのはここから。
電気の作業って、電気とは言っても電気的接続などが絡んでくる、いかにも電気という作業は1割もなくて、ほとんどは木工や高所作業など、電気とは関係ない作業ばかりです。

例えばこれ。
ブレーカーやヒューズなどを固定するための台(これが分電盤)づくり。

各パーツを木で作るんだけど、電動工具がないから、のこぎり、くぎ打ち作業がメイン。
この箱作るだけで、一日がかりです。
電動工具があれば1時間もあれば終わるのに。

って泣いててもしょうがなくて、時間はかかっても、とにかくやってればいつかは終わる作業なので、ひたすら作業を進めます。

そして、形になったのがこれ。

左から、ブレーカー、ヒューズ、コンセントです。

ブレーカーは、家全体の電気のスイッチで、通常使うときはずっとオンにしてあります。
普通の家でも、ブレーカーは常にオン、何かあった時(電気を使いすぎたときなど)にはオフになりますよね。

真ん中のヒューズは、どこかの配線がショートしてしたりして電気が流れすぎたときに、その電気を安全に切るための部品です。

そして右側のコンセント。
これは通常の家では、家の中の各部屋についてるものですよね。
今回は、分電盤にコンセントも一緒につけちゃいました。

ちなみに、ブレーカーの上下に、線を通すための穴を開けたのだけど、この作業もまた、ノミでトンテンカンテン、ひたすら地道な作業なのです。

そんな感じで分電盤はほぼ完成。
次は、電源となる太陽光発電場所から、電線を引く作業です。

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