■目次
1. 独立太陽光発電は水の流れで理解できる
100%太陽光発電の電気を使う、独立太陽光発電システム。
電気のことは難しくてよくわからない、という声をよく聞きます。
独立太陽光発電を説明すると、必ず聞かれる質問があります。
「この太陽光でどれぐらいの電気が使えるの?」
この質問、実は独立太陽光の仕組みをよく理解していないと、聞いてる方も答える方も良くわからなくなって混乱します。
で、この仕組みというのが、水の流れに例えると理解しやすいです。
特に、現在滞在しているタイのパーマカルチャーファーム、サハイナンでの水の使い方が、独立太陽光発電の仕組みによく似ているので、これらについて説明しますね。
2. サハイナンの水システム
サハイナンでは、公共の水道がありません。
じゃあ水はどうしているのかというと、2kmほど離れた山から湧き水を引いてきて使っています。
その仕組みは以下の通りです。
2-1. 水源
こちらがサハイナンから2kmほど離れた場所にある、山の湧き水、水源地です。
この水源に水道管(と言ってもホースのようなもの)が沈めてあります。
この水源地からサハイナンまで、2kmの道のりをずっと水道管を引いてあります。
2-2. 貯水タンク
そしてこれが、サハイナンに置いてある水タンク。
水源地の方が、サハイナンよりも標高が高い位置にあるため、水道管からは、重力によって水が常時流れ続けています。
この水を、一旦この水タンクに貯めます。
2-3. 蛇口
この水タンクから、さらにサハイナン内のトイレやキッチン、洗濯場などに水道管を引いて、蛇口をつけています。
ですから、この蛇口をひねれば、普通の水道と同じように水を使うことができるのです。
3. 独立太陽光発電の電気の流れ
以上、サハイナンの水システムを説明しましたが、この、一旦水をタンクに貯めてから使う、という仕組みが、独立太陽光発電の電気の流れにとてもよく似ているのです。
ということで、電気の流れについて説明します。
3-1. 電源(太陽光発電)
こちらが、電源となる太陽光発電です。
先ほどの水の流れで言えば、水源地にあたる部分です。
太陽の光から電気を作り出してくれます。
水源地からタンクまでは水道管を使っていましたが、こちらは電気ですから、水道管ではなく電線を使って電気を持ってきます。
3-2. バッテリー
はい、その電気を一旦、このバッテリーに貯めます。
水システムでは、貯水タンクを使ってましたね。
電気では、バッテリーです。
3-3. インバータ
で、最後は水システムで言うところの蛇口、電気を使う部分。
コンセントを差し込む場所が必要なので、それをこのインバータという部分が担っています。
4. 「どれぐらいの電気が使えるの?」という質問について
で、この質問についてですが、先ほどの水システムで、「どれぐらいの水が使えるの?」という質問に置き換えて考えるとわかりやすいのですが、これについてはさらに説明が長くなりますので、それは次回以降に解説することにしますね。
質問があれば、コメント欄にお願いします。
ブログを見てくださっている方と一緒に、このページをコメントと共に充実させていければなと思っています。
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