簾舞(みすまい。札幌市南区のある地域です。)で自給的暮らしを営む五郎さん。
(五郎さんとは、ドラマ「北の国から」の主人公、黒板五郎から
ぼくが勝手につけた、ブログ上でのニックネームです。
このブログでは、五郎さんと呼ばせていただきますね。)
今は作っていないそうですが、以前は天ぷら油の廃油を利用して、
バイオディーゼル燃料を作っていたそうです。
このバイオディーゼル燃料は、天ぷら油とメタノール、苛性ソーダから作ることができて、
軽油の代わりに使えるとのこと。
五郎さん、トヨタに勤めていたこともあり、エンジンには非常に詳しく、
除雪機、ユニック車など、何台もの重機を所有しています。
その中には、そのバイオディーゼル燃料が使えるものも多く、
廃油を有効活用していたとのことです。
倉庫の地下に、タンクを所有しているそうで、
その中に廃油をストックしてあるとのこと。
見せていただきました。
![廃天ぷら油](https://permaculture-lab.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7969.jpg)
木の棒の右奥に、入り口(金属の筒状のもの)が見えますかね。
これが、地下の貯蔵タンクにつながっています。
この写真は、そこに木の棒を突っ込んで、その木の棒についた油が、
したたり落ちているところです。
黄色い液体が、したたり落ちてますよね。
こちらの写真は、地上にあるドラム缶に保存してある廃油。
![廃天ぷら油](https://permaculture-lab.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7970.jpg)
これだけでも100リットル近くありそうです。
こちらは、バイオディーゼル燃料の生成に使用していた道具。
![廃天ぷら油](https://permaculture-lab.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7971.jpg)
こんな大型の機械を使って、本格的に作っていたようです。
せっかくなので、廃油を一部いただいてきました。
![廃天ぷら油](https://permaculture-lab.com/wordpress/wp-content/uploads/2018/04/IMG_7972.jpg)
廃油がバイオディーゼル燃料になるということは知識としては知っていた。
だけどちゃんとこうやって、
廃油を集めて、燃料を作って、使ってという、
一連のサイクルを自分でこなしている人から話を聞き、
廃天ぷら油をエネルギーとして使うことの可能性を強く感じたのでした。
自分も、バイオディーゼル燃料、少量を実験的に作ってみようかな。
バイオディーゼル燃料は、うまく使うことができれば車の燃料にもなるし、
除雪機・クレーンなどの動力源にもなる。
廃油ストーブというものもあるようで、
わざわざバイオディーゼル燃料を作らなくても、
それを灯油のように使って暖房のエネルギー源とできる可能性もある。
暮らしの中で、非常に重要なエネルギー。
通常は、ガソリン、灯油などに頼っているエネルギー源を、
自分で調達したり自作できる可能性を感じ、
自立的暮らしへの道がまた一つ開けた気がしました。
自分のできることを少しずつ増やす中で、暮らしのお金への依存度を下げていく。
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