廃天ぷら油の可能性

廃天ぷら油

簾舞(みすまい。札幌市南区のある地域です。)で自給的暮らしを営む五郎さん。
(五郎さんとは、ドラマ「北の国から」の主人公、黒板五郎から
 ぼくが勝手につけた、ブログ上でのニックネームです。
 このブログでは、五郎さんと呼ばせていただきますね。)

今は作っていないそうですが、以前は天ぷら油の廃油を利用して、
バイオディーゼル燃料を作っていたそうです。

このバイオディーゼル燃料は、天ぷら油とメタノール、苛性ソーダから作ることができて、
軽油の代わりに使えるとのこと。

五郎さん、トヨタに勤めていたこともあり、エンジンには非常に詳しく、
除雪機、ユニック車など、何台もの重機を所有しています。

その中には、そのバイオディーゼル燃料が使えるものも多く、
廃油を有効活用していたとのことです。

倉庫の地下に、タンクを所有しているそうで、
その中に廃油をストックしてあるとのこと。

見せていただきました。

廃天ぷら油

木の棒の右奥に、入り口(金属の筒状のもの)が見えますかね。

これが、地下の貯蔵タンクにつながっています。

この写真は、そこに木の棒を突っ込んで、その木の棒についた油が、
したたり落ちているところです。

黄色い液体が、したたり落ちてますよね。

こちらの写真は、地上にあるドラム缶に保存してある廃油。

廃天ぷら油

これだけでも100リットル近くありそうです。

こちらは、バイオディーゼル燃料の生成に使用していた道具。

廃天ぷら油

こんな大型の機械を使って、本格的に作っていたようです。

せっかくなので、廃油を一部いただいてきました。

廃天ぷら油

廃油がバイオディーゼル燃料になるということは知識としては知っていた。

だけどちゃんとこうやって、
廃油を集めて、燃料を作って、使ってという、
一連のサイクルを自分でこなしている人から話を聞き、
廃天ぷら油をエネルギーとして使うことの可能性を強く感じたのでした。

自分も、バイオディーゼル燃料、少量を実験的に作ってみようかな。

 

バイオディーゼル燃料は、うまく使うことができれば車の燃料にもなるし、
除雪機・クレーンなどの動力源にもなる。

廃油ストーブというものもあるようで、
わざわざバイオディーゼル燃料を作らなくても、
それを灯油のように使って暖房のエネルギー源とできる可能性もある。

暮らしの中で、非常に重要なエネルギー。

通常は、ガソリン、灯油などに頼っているエネルギー源を、
自分で調達したり自作できる可能性を感じ、
自立的暮らしへの道がまた一つ開けた気がしました。

廃油ろうそく

廃油ろうそく実験中

2018年4月11日

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