シラカバの樹液石けん〜1年分を1日で自給します

こんにちは。
ヨメです😉

今年も白樺の樹液を採らせてもらいました。
樹液は、春先に木々が葉を芽吹かせようとし、吸い上げる雪解け水です。
彼らにとっては命の水。
それをこの時期に少しだけ分けてもらうのが、我が家の春のお知らせとなります。

1.樹液をいただいて冬から春のカラダへ。

樹液にはミネラルや糖分が含まれています。
メープルシロップほどの糖度はないのでほんのり甘い程度ですが、コーヒーを淹れるとほんのり甘い春の味になります。

そして加熱すると、グルタミン酸が増しおいしくなるということで、我が家はこの時期、樹液でご飯を炊いたり、しゃぶしゃぶをしたり、お酒を樹液で割ったりしながら春の恵みを身体にたくさん取り入れて、畑仕事に心と身体を切り替えていきます。

2.白樺の樹液で石鹸作り。

それともう一つ。
樹液はお肌にいいらしいということで、個人的に樹液で石鹸を作っています。
今年も仕込みましたよ。

ココナッツオイルやパームオイルを入れると、しっとり感が増したり、泡立ちが良くなったりするそうですが、高価なこともあり、我が家は手軽に手に入るオリーブオイルのみ。写真ではエキストラバージンになっていますが、こちらが一番安くてお得だっただけで、香りが少ないピュアオイルの方がさらにおすすめです。

それと、オリーブオイルだけなので、泡は立つものの他のものよりずっと泡が消えてくるのは早い感じがします。
それでもこの石鹸にして荒れることもないので、少しずつ使っています。

今回はオイルと合わせる水の代わりに、白樺さんの樹液を使います。
低温で混ぜていく製法なので温度を測り、ひたすら混ぜてゆきます。

20分は混ぜるので結構大変ですが、ここが肝心要。
しっかり鹸化(けんか)する様に混ぜて、混ぜてよく混ぜて。。。

しっかり混ぜたら暖かいところで固まり始めるのを待ちます。
室内の温度で決まるのですが、今回は丸一日と少しほどで固まり始めました。

出かけていたので少し固くなってしまいましたが、型に入れていきますよ。

綺麗なクリーム状になりました。
型入れは素手でやってしまいましたが、基本、手袋は必須です🧤

そしてまた冷えないように発泡スチロールに入れて、置いておきます。
このところまた寒くなっていたので丸3日近くかかって、ある程度固まってきたので型から外し、カットしていきます。

綺麗にカットするのが難しいので毎年試行錯誤していますが、今年は、断面のみ綺麗にカットできましたよ。

熟成のためにしまう場所もないので、見える棚を手作りして、ちょっと可愛く飾って3ヶ月から半年ほど熟成を待ちます。

自分たちで作ったものってなんてかわいいのでしょうね😉
見るたびに微笑んでしまう不思議。
周りはぶこつちゃんですが、今年は断面美に成功です。

熟成が進むにつれ、オリーブオイル色から白っぽく変わっていきます。

3.自然の中で暮らすということ。

今年は樹液のシーズンが既に終了。
畑仕事も始まり、野草が少しずつ頭を出し始めています。
時には大変な山暮らしですが、こうして季節を追いかけ、追いかけられながら営む暮らしの中に、新しい学びや、興味にワクワクします。
それと同時に、人生の中で、満たされないなあと抱えてきた心の奥の寂しさも、冬から春になっていく暖かさにホッとしたり、日々新緑になっていくその緑の世界に心を奪われたりしているうちに気づけば過去の思いに変わっていました。
気づいたら癒されていたというようななんだかフワッとした感覚。

たくさん頭を使う世界を生きているのでこうした時間がまた大切なのかもしれません。
頭では解決できないことってたくさんあるんだなあってこうしてじんわりと感じています。

2019年のシラカバ樹液

2019年4月21日

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