立夏(りっか)とは、一年を24に分類した二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、2020年の立夏は、5月5日〜5月20日の期間にあたるそうです。
日が長くなってくるこの頃の、我が家の山暮らしの様子をお届けします。
■目次
1. 山菜
スーパーで野菜を買わない実験を1年以上継続中の我が家。
でも、冬のダイコンやジャガイモを食べ切り、まだ畑の作物が育たないこの時期は、一年で最も野菜が不足します。
そんな時に助かるのが、山菜です。
1-1. アズキナ
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山暮らしの先輩Mさんが教えてくれた、アズキナという山菜です。
わりと平坦な場所にあって、子どもたちでも採れやすい。
ブワーッと生えているところに来ると、大人も子どもも夢中になりますね。
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ホウチャクソウという、このアズキナに似た毒草があるそうです。
でも、この時期はまだホウチャクソウは出てこないので、アズキナを採る絶好の時期だそうです。
「採り終わったら、食べる前にちゃんと一本ずつ確認してね」というM先輩の教えに従って、帰り道に全てのアズキナを確認する妻。
地道な作業が必要です。
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確認終了。すごい量!
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こうやって輪ゴムで束ねて、ホウレンソウのように、茎の部分を長めに茹でるとおいしくできるそうです。
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初めて食べましたが、茎の部分が特に甘くて、めっちゃウマかったっす。
これはいくら食べても飽きない感じでした。
1-2. アイヌネギ
これまた山暮らしの先輩Mさんに教わった、アイヌネギ(ギョウジャニンニクとも言います。上の関連記事は、その時の様子)。
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二度目のアイヌネギ採りとなる今回は、家族4人で行ってきました。
こんな風にアイヌネギがたくさん生えているところを見ると、テンション上がります!
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急な崖に生えているのだけど、タイのジャングルファームで慣れているからか、子どもたちもスイスイ登って採ってました(写真は妻ですが)。
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そして帰ってきて醤油漬けに。
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ちょうどコロナでステイホーム時期。
食べた後のにおいを気にしなくてもいいので、毎食のように食べまくってましたw
1-3. イタドリ
これは初めてではありません。
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妻、山菜採りがけっこう得意になって、毎日のように採ってきてくれます。
ありがたや。
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1-4. ニリンソウ
猛毒のトリカブトに、葉っぱの形が超似ているというニリンソウ。
花ごと食べられるので、必ずこのように、白い花が咲いたものだけを採って食べるようです。
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ちょっと量が少なくなっちゃったけど、おひたしにして。
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1-5. フキ
誰でも知っていて、一番簡単に食べられそうだけど、実は下処理がけっこう面倒。
筋を包丁でとって、水にさらしてアク抜きして調理します。
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下処理さえできれば、普通の野菜と同じように、煮たり炒めたりして使えます。
ウマッ。
1-6. 山菜ご飯
妻得意の、山菜づくし!(映えてる?)
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これはヨモギ蒸しパン。
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フキの葉っぱを海苔がわりに巻いた、フキおにぎり。
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フキの味噌汁、あと、アズキナのおひたしとかかな。
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いただきまーす。
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この時期はほんと、こんな感じのご飯です。
2. タネ播き
先週ビニールハウスに播いた葉物野菜たち(そのときの様子はこちら)。
上の土を押しのけて芽を出してくれました。
かわいい!
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かなり遅くなってしまいましたが、実のなる野菜たちの苗を作ります。
長年ここで畑をやっている大家さんご夫妻のアドバイスのもと、タネはJA(のうきょう)で購入。
JAは、プロの農家さんを相手にしているので、発芽率がいいそうです。
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土も、JAで。
よくわからないので、職員さんに聞いてオススメされた、ポットエースという土を買ってきました。
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そしてタネを育苗トレイに。
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こういう作業を子どもと一緒にやれる時、幸せを感じたりします。
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そして約1週間後。
出たー!
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出たー!
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自分で播いたタネが芽を出すと、本当に何とも言えない感動があります。
3. 泥団子タネ播き
「わら一本の革命」で有名な、自然農法の提唱者、福岡正信さん。
福岡さんの粘土団子というものがあります。
これは、土(粘土)と複数種類のタネを混ぜて団子を作る。
それをその辺にポイポイと投げてタネを播く。
すると、その場所に最も合う野菜が育つ。
どこから何の野菜が生えてくるかは、生えてくるまでわからない。
そんな農法(?)だったと思います(ぼくの記憶です。詳しく知りたい方は調べてくださいw)。
で、自分もやってみたくて、自己流で挑戦。
まずは畑の土をとってきます。
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今回は、畑の外に蒔いてみたいので、あまり野生動物が好きじゃなさそうなものを選びました。
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これらを土の中にミックス!
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団子にできるぐらいに水を入れて。
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ダンゴを作ります。
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このダンゴを、その辺にポイ!
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ポイ!
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うまく何かが生えてきてくれるでしょうか。
(何事も起こらなそう…)
4. 車のメンテナンス
立夏という季節はあまり関係ありませんが、暮らしの自立度を高めるべく、苦手意識の高い車のメンテナンスにも、少しずつ手を出しています。
4-1. ワイパー交換
冬の間、ガラスに凍りついて無理やりはがした際に破損した後ろのワイパーゴム。
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今回は、ワイパーゴムだけを交換、という作業をやってみました。
アームからブレードを外して。
(と、簡単に書いてるけど、ここで5分ほど苦戦)
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で、さらにこのブレードからゴムを外す。
(ここでも外し方がわからずに5分ほど苦戦)
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ここまでできれば、あとはホームセンターで買ってきた新しいゴムを入れるだけなので、簡単でした。
ゴム代700円ほどだけで、ワイパーが快適になりました。
気持ちいい!
ちなみに、初めてワイパー交換をしたときのブログはこちら。
4-2. エンジンオイル継ぎ足し
エンジンオイル、交換はまだできる気がしませんが、継ぎ足しは簡単。
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こちらもホームセンターで700円で売ってるエンジンオイルを、継ぎ足すだけ。
ボンネットを開けると、”ENGINE OIL”というキャップがあるので、開けて入れるだけ。
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4-3. クーラント継ぎ足し
こちらは初めての作業。
エンジンを冷やすための冷却水(クーラント)が減っていることに気づいたので、こちらも継ぎ足してみることにしました。
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「そのまま使えるクーラント補充液」という、そのままのネーミングの液体、400mlで250円ほどでした。
ボンネットを開けたエンジンルーム内に、”COOLANT”というキャップがあるので、開けて入れるだけ。
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ちょうど、上限の位置まで入りました。
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液体注いだだけだけど、なんか達成感!
5. まとめ
こんな感じで、じっとこもるだけだった冬とは違い、春になると(立夏だけど)、色々なことが動き始めて忙しくなります。
お金だけに頼る依存的暮らしから、なるべく自分のできることを増やして、自立的暮らしにシフトするべく、日々、無理なく色々なことに挑戦しております。
そうして、暮らし自体が遊びでもあり、仕事でもあり、学びでもあるという、遊暮働学(ゆうぼどうがく)のライフスタイルを追求していきます。
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