サハイナンに来て早々の大ピンチ。
見えるかな?
スズメバチの巣、特大サイズが、家の近くに!
それほどブンブン飛び回っているわけではないけど、落ち着かない。
サンドットさんに聞いたら、3回刺されたら死ぬと言われているとのこと。
日本で、2回目に刺されたらアナフィラキシーショックで死んでしまうという話を聞いたことがあるけど、タイでもやっぱりそんな感じらしい。
なんと、さすがのサンドットさんでもこれは駆除できないとのことで、地元の人に駆除を頼んでみるとのこと。
「やぁ久しぶり、今年もサハイナンに来たのかい?」と現れたのは、いつもお世話になっているご近所さんの、ルンノイさんご夫妻。
昔からこのあたりに住んでいる(と思われる雰囲気のw)、超頼れる人たちです。
さっそく駆除用の道具を作り始めます。
竹の先にわらを巻き付けて、
そのわらに奥さんが火をつけました!
そしてその火のついた竹を持ち上げます。
まさか!
スズメバチの巣を、燃やしてるー!
写真がぼやけているのは、ぼくがビビりまくって、安全な蚊帳の中から撮影しているためです。
だって怖すぎるんだもんw
火事だーー!
その間、パニックになったスズメバチたちが10匹ほど、ブンブンと巣の周りを飛び回っていました。
時折、巣の燃えカスなのか、煙で弱ったハチなのかが、ルンノイさんの頭の上に落ちてきます。
ぼくだったらスズメバチが頭の上に落ちてきたのかと思ってパニックになりそうな状況なのに、ルンノイさん、平然と手で払いのけてます。
あ、しかもこの作業するのに、全くの普段着。
ご夫妻二人とも、全然、武装してません。
そして燃えること数分。
ボトっとハチの巣本体が落ちてきました。
嬉しそうに中をチェックするルンノイさん。
「あちゃー。赤ちゃんいなかったー!もう成虫になって飛んでっちまったー!」
ハチの子、食べるつもりだったみたい。
ルンノイさん、すごすぎる。
「じゃー、帰るねー。」
と、何事もなかったように立ち去るルンノイさんご夫妻。
わずか20分ほどの作業でスズメバチを撤去してしまったルンノイさん。
サンドットさんにもそのことを話すと、「もう撤去したのか!」と、さすがのサンドットさんも驚き。
サハイナンの暮らし、だいぶ慣れてきて驚くことは少なくなってきたけど、こんなに衝撃を受けたのは久しぶりでした。
自然の中で暮らすというのは、色んな知恵や経験が必要なんだなと、あらためて思った出来事でした。
暮らしそれ自体が、遊びで学びで仕事である、という意味の「遊暮働学」。
この言葉は、サハイナンに滞在していた頃のライフスタイルを言葉にしたものです。
こうやってシンプルに生きれば、日々の暮らしでの余計な悩みはなくなるのではないかと考えています。
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