ドロ遊びをしていたらキッチンができ上がる

タイのサンドットさんが運営する、パーマカルチャーファーム、サハイナン
この年2017年は、15年、16年に続いて3度目の長期滞在。
この年は、前の年に自分たちで作った家に寝泊まりしながら、その家をさらにグレードアップしていくことがメインの仕事です。
まずは家の中のキッチンを作ることにしました。

15日目〜段々と暮らしやすくなってきた

今日はついに、キッチンのメイン部分、シンクと水道が完成しました!
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シンクと言っても、単に穴の開いた洗面器。
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いやぁ、今日の夜の歯磨きは楽だったなー。
今までは地面の上でホースの水を使って歯磨き洗顔してたから。
自慢なのは、これまでの材料費、400円!

ちなみに家には、今までのところ4万円ほどしかかかってません(笑)。
まだ途中だけど、40400円の家ってウケる。

こちらは一階の土間です。
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一階の真ん中で、毎日たき火してます。

今日も水道の材料を買うため、午前中はサンドットカーで街まで出ました。
途中に焼き鳥の屋台が。
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日本の焼き鳥とは、迫力が違いますね。

いつの間にか、立ち姿がたくましくなってる息子。
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ここタイでは、荷台の部分に人が乗ることが当たり前なのです。

昨日はサタデーマーケットで、タイ人がよく履く「タイパンツ」を買いました。
これは風通しが良くて、丈が足首の部分まであって蚊に刺されにくく、タイの環境に合っていて快適です。
さすがタイパンツ。

段々と暮らしやすくなってきてうれしい限りです。

ビデオ撮りましたよー。
タイのこの街では、お店屋さんが自宅とつながっていることが多いです。
そのためこのように、店の中に普通に、そのおうちの赤ちゃんがいたりします。
こちらからご覧ください。

16日目〜ドロで壁づくり

昨日シンクと水道ができて使い勝手がよくなったキッチン。
今日からは、ドロでキッチンの壁を作ります。

まずは壁となるところに、竹を20センチ間隔に設置して骨組みを作ります。
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ドロは、大きなバスタブみたいなものに、土と水とワラを混ぜて、足でフミフミして混ぜます。
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ここは粘土質の山なので、その辺の土を特に工夫することなくただ入れるだけでよさそうです。

で、それをさっきの骨組みのところにくっつけてく。
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なんか、千と千尋のユバーバのお風呂やさんにきた妖怪みたい。
だいじょぶかな…(サンドットさんからは、やり方を口頭で聞いただけ)

初日から仲良くしてくれてた、ブラジルのアナちゃん。
今日で出発。
出発前にうちに寄ってくれました。
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娘がアナちゃんにシールをプレゼント。

最近18人と人数が多いので、今日は我が家はみんなと別で、うちで夕飯を。
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いかにも妻が作った雰囲気の写真ですが、ほぼ息子と娘が作ってくれました(息子は料理が好きなので)。

今日も子どもにとっても、遊暮働学の一日でした。
あ、遊暮働学とは、遊びと暮らしと仕事と学びが一体化したような暮らしです。
2年前、サハイナンでの暮らしで、遊暮働学の考え方を思いついたのです。
以来、日本でも遊暮働学の暮らしを実現するにはどうするかということを考えています。

17日目〜スーパー泥遊び!

今日は一日、キッチンの土壁づくり。
昨日だいたいやり方がわかり、サンドットさんのオッケーも出たので量産体制に入りました。
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ドロ遊びは、相当小さい頃にやって以来。
ちっちゃい頃も、子供らしくなく、汚れるからあまり好きではなかった。
だけど…

楽しいー!

めっちゃ楽しい、これ。
ただやってるだけで楽しいし、
ただのドロ遊びじゃなくて、遊んだ結果キッチンができあがるんだよ。
大人のドロ遊びだわ、これ。
これも、遊びであって、暮らしに必要なキッチンを作るという仕事であり、土壁づくりを学んでいる。
遊暮働学だー。

やっていたら、いろんな人が見にきたり写真を撮りにきたり、手伝ってくれたり。
こちらはマレーシアからお越しのアンジェリンさん。
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とりあえず、ここまでできました。
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明日はこの一画は終わるかな。

パーマカルチャー研究所では、自立的暮らしを目指しています。
暮らしを自分で作ることは、自立的暮らしに向かう方法の一つです。
キッチンが欲しい場合、お金を払って業者にお願いするのが一般的な方法で、ほとんどの場合、それしか選択肢がありません。
だけどこうやって自分で作ってみる経験をして、違う選択肢を得ておくと、選択の幅が広がります。
あ、もう一つの選択肢として、友達に払ってお願いする手があるかな。
払うことには変わらないけど、それによって自分にとって身近な人が喜ぶ姿を見ることができる。

よくわからない業者に頼むよりは、後半に挙げた2つの方法の方が、より自立的暮らしと考えます。

(この記事は、2017年12月17日18日19日のブログを再編集したものです)

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このタイでのパーマカルチャーファームでの暮らしが元となって、現在も山暮らし・遊暮働学のライフスタイルを実践的に研究しています。
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