人生の不安が解消される自給自足の生き方

先日こんなツイートをしました。

(できること)と(してること)

(作れる家)<(住んでる家)
(作れる食べ物)<(食べてるもの)
(作れるエネルギー)<(使ってるエネルギー)

(できること)<(してること) となっているとき、人生は不安になります。
タイ人は、不等号の向きが逆なので、力強い安心感を持っていました。

このことについて、深掘りしていきます。

1.「できること」と「してること」

「できること」とは、読んで字のごとく、自分ができることです。
ただ、ちょっと考え方が複雑になるので、ここでは、「できること」とは、自分で買わずにできること、と考えることにします。

一方で、「してること」とは、日常の暮らしのことです。

今、住んでいる家、食べている食べ物、使っている電気など、日常の暮らし自体が、そのまま「してること」です。

2.(できること)<(してること)の場合

今住んでいる家、食べている食べ物、使っている電気、多くの方の場合は(これを書いている僕も)、こちらの場合に当てはまるはずです。

今住んでいるような立派な家を、自分で作ることはできません。
今食べている量と質、全ての食べ物を、自分で作ることはできません。
今使っている電気全てを、自家発電で作ることはできません。

作れない分はどうしているかというと、お金を払ってやってもらっているはずです。

(してること)は、日常的となり、当たり前となり、感謝すらできないレベルのことが多いです。

「いやぁ、今日もこの家に住めてサイコーだなぁ、ありがたいなぁ」

って、なかなか思えないですよね。

自分の日常、当たり前のことが、実は自分のできる範囲を大きく超えている。
当たり前が失われることは恐ろしいことです。
その当たり前が、お金でできているとしたら。

お金を失う不安が常につきまといますよね。

これが、人生の漠然とした不安につながります。

3.(できること)>(してること)の場合

できることが、してることよりも大きい人。

「そんな人はいるのか!?」

と思ってしまいそうですが、ぼくが一家4人でトータル300日以上を過ごした、タイのパーマカルチャー・ファームの人たちがそうでした。

普通の主婦がタイのジャングルに300日滞在して分かったこと

2020年12月5日

彼らは、自分で作った家に住みます。
彼らは、自分で作った食べ物を食べます。
彼らは、太陽光で発電できる以上の電気を使いません。

そんな彼らは、人生に対する不安などまるでないかのごとく、いつも笑顔で余裕があり、困った人を助けることばかり考えていました。

4.人生の不安を無くす方法

(できること)>(してること)になれば、不安が無くなる。

そう考えたときに、不安を無くす方法は、二通りあります。

4−1.できることを増やす

これまでの例に従えば、

・家を作る
・食べ物を作る
・電気を作る

といったことです。

もちろん、これは極端ですから、現実的なこととしては例えば、

・家の中の棚を作ってみる
・プランターで小松菜を育ててみる
・小さな太陽光発電を使ってみる

といったことになります。

家を作るなどの100%はできなくても、棚を作るなどの1%でもできれば、その分、不安は小さくなります。

4−2.してることを小さくする

これまでの例で言いますと、こういうことになります。

・小さな家に住む
・粗食ライフにする
・使う電気の量を減らす

電気代800円

電気代800円生活

2018年4月2日

「きっと、そんなの我慢・節約みたいなの、イヤだ」

と感じる方がほとんどでしょう。
ぼくもそうですw
我慢・節約は嫌いです。

ただ、タイのパーマカルチャー・ファームで300日を過ごして思いました。

「あれ、こんなシンプルでも生きていける!
 ていうか、むしろ、楽しい!
 生きる自信がみなぎってくるではないか!」

我慢・節約を目的として、上記のことをやるのはイヤです。
ぼくはやりたくはありません。

でも、上記を日常的に実践している、全く異なるタイのパーマカルチャー・ファームに身を置いたときは、我慢や節約という感じでは全くなく、これまでに感じたことのない自信や安らぎ、幸福感がありました。

5.まとめ

自給自足の生活は、「できること」を増やしつつ、「してること」を小さくする暮らし。
この暮らしを続けていると、暮らしの中に安心感が芽生えてきます。
まずは室内でいいので、小松菜をプランターで育ててみてはいかがでしょうか!?

「買う暮らし」から「作る暮らし」へ

2021年3月12日

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