薪作りのために山から木を切り倒す〜驚愕のパワーショベルでの伐採

(この記事は、下記ブログで紹介した山の木を薪にする全体の流れの中で、木を伐採する部分を詳細にレポートしたものです)

山の木から薪を作って薪ストーブに使う〜一連の流れを全部自分でやってみた

2019年9月6日

1. 山の木を伐採

1-1. チェーンソーで伐採

まずは一般的にイメージされやすいであろう、チェーンソーでの伐採です。

上の写真のように、木を倒したい方向に「受け口」と言われる切り込みを入れます。

(通常、この受け口の深さは、木の直径の1/3〜1/4程度とのことで、ぼくが作ったこの受け口は深すぎてよくないようです。)

で、その後、受け口の反対から水平に切り込みを入れる(追い口という)と…

このように倒れてくれます。

と、さも知った感じで解説してますけど、この木を切る時、マジでビビります。

この木の下敷きになったり、倒した木が別の木に引っかかった拍子に切った根元の部分が自分側にものすごい勢いで襲いかかってくる事故などが後を絶たないそうです。

一歩間違えれば、死と隣り合わせの作業。

自然と、木や山に「お願いします」と挨拶をしてから作業に入るようになりました。

1-2. パワーショベルで伐採

このパワーショベルでの伐採は、多分、ここエコ村の人たちならではのやり方でしょう。

ここのエコ村、20年前から、農地を開拓するお仕事をしていた五郎さんが、仲間たちと一緒に切り開いた場所です。

そんなお仕事をしていた人だったので、こういった重機の扱いはお手のもの。

伐採にもパワーショベルを使うので、びっくりしました。

先ほどのようにチェーンソーで追い口を作ってから、もしくは細い木は追い口を作らずに、ショベルで押し倒します!

バターン!

豪快!

親愛なるブログ読者さんのために、がんばって動画撮りましたよ!
見てください!(動画は12秒)

別角度からも。

こちらの角度からも、動画撮りました!(動画は8秒)

このド迫力っぷり、伝わりますか!?

そんなわけで、チェーンソーとパワーショベルを駆使して、木を切りまくります。

エコ村の数世帯が使う薪を1シーズン分作らなければいけないので、木を切る量は、1本2本では全く足りません。

20〜30本は必要ですね。

ということで、毎週末集まっては、天気を見ながら少しずつ作業しています。

2. 倒した木の運搬

さてさて、切った木は、薪ストーブに入れるためには、40〜50センチ程度の大きさに、チェーンソーで玉切りしなければなりません。

だけど、木を切り倒した場所は、鬱蒼とした山の中。
傾斜地で足場も悪いため、とてもその場で玉切りできるような場所ではありません。(時々、クマも出没します)

札幌でヒグマ出没のニュース〜実際にクマに遭遇した前後の記録

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ですから、広くて足場のいい場所まで運ばなければなりません。

だけど、倒した木の重さは数百キロ。
とても人力で運べるものではありません。

ここで活躍するのが、またしてもパワーショベルです。

パワーショベルなら、この数百キロもある重さの木を、ズルズルと引きずっていくことができるのです。

こちらもなかなかのド迫力っぷり。

ということでこちらも、映像をおすそ分けしますよー(動画は17秒)。

3. パワーショベルが壊れた!?

こうやって山の中でパワーショベルを使って作業するわけですが、ある時、パワーショベルから

ガタン!!

と、もの凄い音が聞こえてきました。

なんと、パワーショベルのキャタピラが外れたとのこと!

このキャタピラ、一度外れると、そう簡単には直せません。
このキャタピラ自体が、重くて人力では持ち上げたり引っ掛けたりできないのです。

そこで、写真のように、ワイヤーやチェーンブロックなどを駆使して、その場で直すしかありません。

ベテランのエコ村の人たちは、こんな作業を難なくこなしてしまいますが(と言っても1時間ぐらいかかる)、通常、こういった修理を自分でできなくてプロに依頼すると、十万円を超える作業費が発生することもあるとのこと。

こんなキャタピラ外れ、多い時で一日に3回も発生したりしました(ゴムのキャタピラはこういった傾斜地では弱く、金属製のキャタピラはこういうことは少ないとのことです)。

そんな感じで色々作業をしていると、たまに息子が手伝いにきてくれて、こうやって自分で運べるサイズの木を、軽トラに積み込んでくれたりしてくれてます。

そんな、自ら手伝ってくれる息子の姿に、父ちゃんけっこう感動したりしています。

山の木を薪にするまで〜玉切り編

2019年9月20日

山の木から薪を作って薪ストーブに使う〜一連の流れを全部自分でやってみた

2019年9月6日

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