実家の断捨離を円満に進める3つのコツ

この記事は、パーマカルチャー研究所のメルマガ読者、はぜらんさんによる寄稿記事です。
今回、実家の断捨離を通じて、暮らしの気づきがあったということで、それについて語っていただきました。

4月に双子の出産をするために1年ほど里帰りをすることになり、実家でまとまった時間を過ごす機会もなかなかないので、実家の断捨離をすることにしました。

断捨離をしようと思った一番のきっかけは、将来的には今より手狭な家に引っ越したいという両親の希望からでした。

というのも我が家は四姉妹なのですが、その全員が大学生以上になり、近い将来家を巣立つことが予想されたからです。

しかし、実際に断捨離を進めようとすると父と険悪ムードになったり、両親のコミュニケーション不足にうんざりしたり、いろいろ大変なこともありました。

そこで今回は私が半年間かけて学んだ「実家の断捨離を円満に進めるコツ」と「断捨離におすすめのモノ」についてご紹介したいと思います。

1.実家の断捨離を円満に進めるコツ

ズバリ、実家の断捨離を円満に進めるにあたって一番大切なのは、「捨てるかどうかの最終判断は両親の意見を尊重する」ことです。

実家はこれから両親が二人で過ごす場所。

こちらはあくまでお手伝いをするというスタンスで断捨離を進めたことで一時はピリピリモードだった我が家も円満に落ち着きました。

私自身、断捨離を始めた当初からこのマインドだったわけではなく、「絶対使わない!」「もう読まないでしょ!」と自分主体の意見を言っていました。

が、これではなかなかうまくいかず、色々な断捨離の本を読んで実践。

「捨てるかどうかはお任せするよ」「断捨離手伝わせてね」と声がけの仕方を変えたことで両親の態度も一転しました。

もう一つ、断捨離にあたって大切にしていたのが、断捨離にあたって「ルールをつくり事前に家族全員の承認を得ておくこと」です

我が家で決めたことは「自分のものは自分で判断して捨てる」というルールでした。

事前にルールがあることで他の人が取捨選択に干渉しなくなり、かなりスムーズに各々の断捨離が進みました。

出産を前に実家の片付けができたことで、両親の老後の心配事が減って私も一安心。

個人的には親孝行になったんじゃないかなと思っています。

2.実家の断捨離をするならこれがおすすめ

半年間の実家の断捨離を通して、これは断捨離のしがいがあるなと思ったモノについてご紹介します。

2−1.安全面を考慮した断捨離

普段何気なく過ごしている実家も、安全かどうかという視点で見ると意外と危険があります。

例えば写真のように、大きめの食器棚の上にものを乗せていると落下の危険性があるので配置場所を見直しました。

地震がきた時に転倒の恐れがある家具がないかも確認。

我が家では180cmくらいの高さの古い本棚2つとCDラックを断捨離しました。

足元に転倒しやすいモノが置いてあったりするのも要注意です。

日々の生活や災害時を想定した時に、危険を感じる場所から優先して片付けることをおすすめします。

2−2.本、服のリユース

本や服は断捨離の中でもハードルの低い(手放し安い)モノとしておすすめ。

フリマアプリや宅配買取などで売ったり、寄付することもできます。

個人的には断捨離する量が多い場合は宅配買取で段ボールで送ってまとめて査定してもらうのが楽ちんでおすすめです。

2−3.思い出の品をデータ化

思い出のアルバムや保育園から中学生くらいまでの作品などは、取っておくとかさ張りますがなかなか捨てられないモノの代表。

私は四姉妹なので思い出の品が実家でかなりのボリュームを占めていました。

これらのモノたちのおすすめの断捨離法がデータ化です。

現像写真や作品は置いておくと経年劣化してしまいますが、データ化しておけば色褪せずに残しておくことができますよね。

私は自宅のスキャナーで現像写真をデータ化してパソコンに取り込みました。

半年間少しずつコツコツと進めて行った結果約6000枚分の写真を断捨離できました。

思い出の作品は写真撮影やスキャンをしたデータをまとめて一冊のフォトブックを作成。

前よりも手に取って眺める機会が増え、作品そのものを愛でる時間が増えました。

3.断捨離を通じて学んだ時間と空間の自給自足

半年間の実家の断捨離を経て感じたのは、断捨離前と比べて自他共に心に余裕が生まれたことです。

片付けをするので空間的な余裕が生まれるのはもちろん、モノに執着している時間から解放されることにも大きな意義を感じました。

母は自身のアルバムや読まずに何年も積んであった本をすっきり片付けたことで、過去のモノから解放されて気分が明るくなったと言っていました。

私自身も毎日少しづつ断捨離を続けるうちに、心が軽くなって前向きな気持ちで楽しめるようになりました。

産前産後の不安にも正面から向き合えるようになり、家族全体に良いエネルギーが巡ってきているように感じます。

実家の整理なんて、まだまだ先のことと思っている方も、帰省のついでに家の状況やご両親の健康、体力面について確認しておくことをおすすめします。

今できることは今のうちに終わらせておくと、これからの日々を前向きに過ごせますよ。

4.まとめ

実家の断捨離を通じて「断捨離は掃除という日々の暮らしの労働から学び、モノから解放されて”今”を生きる自分を楽しむ遊びでもある」と感じました。

これからも日々遊暮働学の精神で暮らしに良いエネルギーを循環させていきたいです。

海外旅行で荷物を減らすには

2019年1月20日

はぜらんさんのおっしゃる通り、断捨離は、空間、つまりは住まいの自給自足になります。
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ABOUTこの記事をかいた人

30代三児の母。大切な家族と過ごすサステナブルな暮らしを模索中。子どもたちに美しい地球環境を残すために何ができるのか考えるブログを発信中。パーマカルチャー初心者。