1. 水道凍結の恐怖
水道凍結。
水道管内部の水が氷ることで水道管を破裂させる、北国ならではの恐怖の現象です。
水は、氷になると、体積が約10%ほど膨張するとのこと。
水道管が凍結して破裂するメカニズムは、水道管に満たされている水が凍って体積が膨張することにより、膨張分の行き場がなくなって水道管を破裂させるというものです。
水道管が破裂すれば、そこから水が漏れ、当然ながら室内は水浸しになります。
寒い中、室内が水浸しになる恐怖。
そして、修理にかかる費用は数十万円になることも。
最近の住宅は断熱性能が高かったりするため、あまり水道凍結を意識せずに過ごすことができるようですが、ここ簾舞の山でのプレハブ住宅では、日常的に凍結防止を意識しなくてはいけません。
何といっても、3つのプレハブのうち1つは、断熱がないのですから。
2. 我が家の凍結対策
というわけで、我が家の凍結対策をご紹介します。
2-1. 外キッチン
相変わらず、外の水道も使っています。
五郎さんが開拓した、ここ簾舞のエコ村の水は、山の伏流水(地下水)。
なので水はいくらでも出し放題。
これを利用しない手はありません。
基本的に凍結防止対策は、水の出しっぱなしです。
外キッチンでもこの通り。
タラーッと出しておけば凍結しない、ということを聞いたことがあって、最初はタラーッとしか出していませんでした。
だけど朝起きたら、つららが蛇口から出て凍りかけてたことがあって、それ以降はけっこうジャーッと出すようにしてます。
2-2. 給湯器(お風呂)
給湯器内部も、凍結すると破損しやすいそうです。
電源をつないでおけば、凍結防止ヒーターが自動で動作する給湯器もあるよう。
ですが、うちはこちらも流しっぱなし。
お湯を流しっぱなしにすると灯油代がもったいなすぎるので、電源を切ってお湯(の配管から出る水)を出し続けることで、凍結防止してます。
2-3. トイレ
トイレも水を出しっぱなしにしたいところですが、通常のトイレはタンクが一杯になると、自動で水が止まってしまいます。
だから出しっぱなしには、しにくい。
そこで、ここは凍結防止ヒーターをつけてみました。
下の写真、白い部分にヒーターを巻き付けてあります。
このヒーター、プラスの3度になると自動的に動作開始し、10度になると停止するようです。
そして、トイレタンクの中の水が凍結してもいやなので、トイレを使用するときだけ、タンクへの水の蛇口をひねって水を供給。
タンクが満タンになって水が止まったら、蛇口を戻して水の供給を停止しておく。
用を足した後は、タンクの水を流す。
その時、蛇口は閉じているので水はタンクに供給されない。
ということで、タンク内は常時、空状態です。
3. 洗濯しようとすると水漏れが!
というわけで、水の出しっぱなしを忘れなければ、とりあえず悲惨な水道管凍結事故は起こらないだろうと、高をくくってました。
そうしたら。
いつものように朝、洗濯機を動かそうとすると、蛇口とホースの接続部分から水漏れが。
そこかー!
そこはノーマークだったー!
でも水漏れはちょっとだけだから、とりあえず洗濯機回すか。
・・・
あれ。
水が流れない。
洗濯機内部から、いつも水が流れるときに聞こえる「ブーン」という音はするのに。
洗濯機まで壊れた?
ここからはぼくの想像。
全自動洗濯機は、洗濯機の内部で水を出したり止めたりできる構造になっている。
この仕組み、電磁弁(電磁石で動かす弁のようなもの)で動作していて、常時は閉じられているけど、水を出したいときには、この電磁弁を電気で動かす。
その時に、「ブーン」という音がする。
だけど今回、電磁弁を開こうとして「ブーン」という音がするのだけど、凍結によってこの電磁弁が破損して弁が動作しないため、水が出てこない。
おそらくこんな理由だと思われる。
あーーーっ、洗濯機使えないー。
4. 今後の洗濯機~半自動洗濯機
洗濯機が壊れ、買い替えるまでは手洗いか!?
冬に手洗いはさすがにきついなぁ。
そう思ったけど、壊れたのは水を自動で供給する部分。
そうか、水を手動で供給すればいいんじゃん。
ていうか山暮らし開始直後は、そうやってやってたし。
ということで、物置小屋から適当な部品をあさり、破損した部分を取り替えてホースをつないでみました。
うん、これで十分。
全自動洗濯機が、引越し当初の「半自動洗濯機」状態に逆戻りしちゃったけど、まあそんなに問題なしです。
水入れる時、ホースで入れればいいだけだから。
なんとか、大事には至らずにすみました。
11月にして早くもこんな感じだけど、ダイジョブか!?
でもこの暮らし、正直、ちょっとワクワクです。
まさに遊暮働学で自立的暮らしの山暮らし。
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昔 昭和52~3年スタート を思い出して 読んでいますよ
うちは トイレはボットん❣️ 洗濯機は全自動の初期型(10数年間前までは2層式)とシンプルなので かなり真冬に強いですよ 大寒の頃は-25度が数日あります
今は返って むつかしいですよねー
今日は 続きの薪入れ 外積みの薪を小屋に入れます
田中さん、ありがとうございます。
シンプルは、多少不便でも災害などに強いですよね。
うちも本格的な冬を迎えて、薪の移動が日課になってます。
-25度はさすがにきつそうですね。
札幌はせいぜい-10度なので、旭川出身のぼくにとっては過ごしやすいです。