こんにちは。ヨメのSae です。
1.秋の気配。
北海道はもう秋の気配。
標高の高いここらは、すでにストーブをつける朝も出てきました。
雪解けと同時に始まった薪作りも地道に進んでいます。
スローにゆっくりと暮らしを作っていくのが私たちの暮らしです。
木を倒すことから始めて、ひと月ほど前からようやく薪割りに。
ご近所のおじいちゃん達の分も含めて4軒分の薪を家族総出で割っていきます。
ここには私たちだけではなく、子どもたちにも暮らしの仕事があります。
可愛がってくださるおじいちゃん達の笑顔が見たくて、文句も言わずそれぞれのペースで頑張ってくれて、暮らしが回っていきます。
みんなで感謝をしあって、その思いがめぐりながらある暮らしを、おじいちゃんたちから学ばせてもらっています。
2.薪作り
倒した木をチェーンソーでカットして薪割り機で割っていきます。
今年は100年ほどのオニグルミの木を倒しました。
綺麗な輪になった大きな年輪を見て思わず手を合わせて感謝を口にしてしまう私たち。
こうして自分が生かしてもらってるんだと目の当たりにします。
そんな自分の生を大切にしながらいきていかねばならないな、ってここにいると思わさります。
100年もののオニグルミはつむじが2個もある大木。
チェーンソーで切るのも薪割り機に乗せるのも一筋縄ではいきません。
そして危険と隣り合わせ。
薪割り機に乗せた大きな丸太が足に落ちようものなら、骨が粉砕されてしまうから。
余談ですが、薪積みをしながら学んだことがあります。
一見小さく割った薪ですが、その一つは結構重くて、積み上げる際に少し指を挟んだだけで飛び上がるほどの痛さなのです。
家族総出の作業、毎日誰かが指を挟んで飛び上がっては「痛いよねー。大丈夫?」って共感してます。。
でもその同じ経験がお互いに寄り添えあえて、いいなあとも思うので全て学びですよね。
オニグルミの木。
あまりに存在感が大きかったので小さく加工してお守りアクセサリーでも作ろうかなって思っています。
3.箸を作ってみる。
そんな薪割りをしながらふと思い立ちました。。
我が家の手作りのお箸。
タイに行くと、竹で作っては持ち帰っていました。
コロナでいけなくなり、北海道には孟宗竹がないので作れないため、手入れをしてきた分、だいぶ小さくなり使いづらくなっていて、どうにかして作れないものかと考えていたのです。
薪割り機でできるだけ小さくしたら自分で加工できるんじゃないかって思い立ち、やってみたのです。
とりあえず小さくできるとこまで割って。。
そのあとは、鉈でさらに細く。
長さはのこぎりで決めます。
そして最終的にマイナイフで。
わたしの相棒、オピネル のナイフ。
料理も木や竹の加工もできるので旅の必需品、かなりお気に入りです。
(アウトドアナイフの一本目は何がいいかなあって聞かれたら、わたしはこれをお勧めします。(´∀`))
先の細さをなんとなく決めて、削っていきます。
今年はオニグルミとハンノキで。
最後にヤスリをかけて、以前に作ったミツロウオイルをぬって乾燥させます。
4.できたお箸を使ってみたら。。
すごく良かったですー。
そんなわけで箸を総入れ替え。
今までお世話になった竹のお箸を庭に出します。
子どもたちが遊んで土に還っていく予定。
ゴミとして処理場に出すのではなく、最後までお世話できるのこの感じが気持ちよくて、なるべくゴミになるようなものは使いたくないなって思いながら暮らしています。
新しいものはしばらくは時折ミツロウオイルを塗りながら大切に使っていこうと思います。
特別な道具もないので、いちにちに1組ずつの箸作りですが、お客さんの分も含めて多めに作っておいて、毎年、薪割りの時期に作り変えながらいこうと新しいことも決まりスッキリ。
買いに行かないでいてよかった(´∀`)。
5.欲しいと思うものをすぐに手に入れないでみる。
欲しいと思ったものをすぐに買いに行かないで、まずはいいアイデアが湧いてこないか待つようにしています。
そうしてるうちに、それは必要ないかなって手放せるようになったり、こうして自分にとっていい形でアイデアが得られたりするので、そんな時間も味わっています。
ゴミにならないような形で、お箸も自給できるようになってとっても嬉しいです。
薪割りも半分が終わりました。
大変だけど、家族で想いをシェアしながら、頑張った分が必ず目に見えるのもこの暮らしの醍醐味。
豊かな冬になるようにもうひと頑張りしようと思います。
そうそう今年は冬ごもりの時期に入ったら白樺の皮で染物にトライしてみようと思っています。
自然の中にはいろんな興味があって本当に面白いですね。
今日も読んでくださってありがとうございます(^-^)
暮らしに必要な薪を作るという仕事は、遊びにも学びにもつながります。
そんな、暮らし自体が、遊びにも、仕事にも、学びにもなる「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイル。
究極的には、暮らしていれば暮らしが回るという生き方、「遊暮働学」のライフスタイルの実現方法について、無料のメールマガジンで解説しています。
下のフォームから、メールアドレスだけで、無料でお申込いただけますよ。