森に生きるものたちから教わったこと。

こんにちは、嫁です。
森にいると毎日いろんな生き物に出逢います。

生まれ出る瞬間にも、死にゆく瞬間にも。。
本当に、たくさんの「生きている姿」を目の当たりにして、いろんなことを感じます。

この夏もまたたくさんの出会いがありました。

まずは春一番の恵み、野草。
雪が溶けて茶色く土が見えた大地に、黄色っぽい苔が生え、野草たちが芽吹く姿は、
まるで大地に一滴ずつ絵の具が落とされて行くかのような景色なんですよ。

エゾエンゴサクと行者ニンニク
よもぎ、すみれ、すぎな。。
積んできて野草でクッキーを焼いたよ。
山を降りる途中にシマヘビさんに会いました。
まんまるの目が愛くるしくて、青大将と並んで好きな蛇です。
娘は頭を上げてるののビビっておりましたけれどもね。

そうして新緑で満開になった六月頭。
エゾハルゼミが羽化し、一斉に鳴き始めます。
殻から一歩ずつ出てくる時間、羽の色を七色に変えてそれはそれは美しいこと。
何度見ても目を奪われます。

無事に羽化を終えるセミもいれば、木に登れずに死んでしまうセミもいます。
生きることと死ににゆくことはいつだって隣り合わせ。
生きていると言うことは奇跡なんだと大自然が教えてくれます。

こちらは夏になくエゾゼミ。
同じように七色で羽化した個体は羽が乾くとたった数時間でこの色に。
これもまた神秘の姿です。

今年はかなチョロの孵化も見せてもらいました。
いつもはケースに入れないのですが、卵が帰るまでひと月ほど、水苔を敷いたケースで観察させてもらいました。

孵化の前日、奇跡の姿を撮らせてもらいました。

卵の中でくるっと体を丸めて、なんとも言えないガラスのような透き通った存在。
人間の胎児を思わせるこれまた神秘の姿の感動と感謝でした。

その次の日、卵が割れて。。

数時間で出てきましたよ。
小さな透き通った赤ちゃん。
人の体温で弱らせたくないので、6時間ほどして体がしっかり乾いてから手に乗せさせてもらいました。

透き通っていた体はしっかり色がついています。
ちょっぴり眠そうでうとうとばかりしていた子。
このままケースに返してあげました。

初めてのご飯はアブラムシ😊

これから3日後、そっと地面に話してやると早速自分で小さな蜘蛛を捕食していました。

こちらは妖精のような蛾、オオミズアオ。
私が初めて蛾って綺麗だ、って思った瞬間です。
写真のようにとても綺麗な色をしているんです。

それとね、この葉っぱのような触覚。
なんと言う不思議な存在がこの地球上にはいるのだろう。。
そう思いながらこんなにもまじまじと眺めました。

蛾ってね、毒を持っているとばかり思っていたのですが、毒を持っている蛾の方が少ないんですね。

そしてこちらは今年たくさん出ているクスサン。
我が家では通称モスラです。笑。
これがまたデカくて存在感ありすぎなんですが、この子も毒はなくて、近くで見たらモサモサとウサギのように毛が生えているんです。

怖いと思っていたものが実は全然怖くなかったと知ったこの夏。笑。
生まれて初めて蛾が可愛いと思いました😆

人は思い込みでできているなあと気づかせてくれたのも自然。
自然は私の人生の師匠です。

そしてこんなカミキリ虫も。
これはね、ルリボシカミキリって言います。
触覚のとこも毛がもさっと生えててとても綺麗な虫。

カエルの産卵から始まった虫たちの循環、植物の循環。

今年もたくさんの循環や彩りを目の当たりにしました。

春先、新緑でいっぱいになった家の周り。
透き通った新緑の葉から降り注ぐお日様の光のなんとも言えない美しさ。

夏は鮮やかなラベンダー色!


秋は木の実の恵みと引き換えに日に日にもの悲しくなっていきます。
美しさと共にある儚さを感じるような日々。

そしてやってくる冬。
キンと音がするような張り詰めた空気だけど、気持ちがいい。
雪が降り積もり始めると、あたり一面曲線しか見えなくなります。
自然の中には定規で書くような直線ってないんだなあとしみじみと思います。
私もこんなふうにしなやかでありたい。
まだまだだけど、すこーしずつ、いろんなことをしなやかに受け入れ、受け流せるようになりたい。。ふと、そう思います。

季節の移り変わりを見ていると、たくさんの色があって、毎日毎日、筆の先から色を落としては刻一刻と変化して、鮮やかさもぼやけもくすみも、全てが美しくて儚いような、言葉にできない思いにいつもなります。

そうして心を奪われて、洗ってもらったり、笑わせてもらったり。。

厳しいこともたくさんあるけれど、「与えてもらってるなあ」って私は感じることばかりです。
いいことも大変なことも時間が経てば、そのほとんどが自分の糧になるのかもしれないとここでたくさんの存在に教えてもらって今があります。

今年も残り3ヶ月。
身体の不調もあったし、日々の大変さもあったし、家族で向き合わなければならないこともあるけれど、そうやって毎日一生懸命生きて行くのが人間なんでしょうね。

他の動物より、少しだけ、理性を多く与えてもらってる人は悩むことも多いけれど、
自然を眺めていると、そこをどう超えて行くかと言うヒントを与えてくれているような気がします。

人も自然の一部。
他の動植物より優れているわけでも劣っているわけでもないのだろうな。
ただただここにあるだけなんでしょうね。

今日の自分に後悔をしないよう、今日も一生懸命に生きることを積み重ねようと思います。そんな私の気持ちに関係なく、淡々と移り変わって行く自然を楽しみながら😊。

今日もお付き合いいただきありがとうございます。

〜〜〜🌱我が家の暮らしが本になりました🌱〜〜〜

我が家の暮らしを本にしていただいたんですよ😌。

我が家の自給生活はストイックではない分、
家庭菜園をしたい、ポータブル電源を取り入れてみたい、、
そんな街で暮らしながらできることを見つけたいと思う方のヒントも見つけていただけるんじゃないかなと思います😊

暮らしを全て専門家にたよるのではなく、自分でできることを見つけて行くと、
日々が楽しくなるし、安心が一つ増えます。
みなさんの日々もますますたのしくなりますように。

自給自足は危険なの?野生動物と私たちの暮らし

2023年3月2日

山で暮らしていると、暮らし自体が学びになります。そんな、暮らしと学びが一体化した「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイルで生きています。遊暮働学の実現方法については、無料のメール講座でお伝えしていますので、興味のある方は、下のフォームからお読みください。メールアドレスだけで、お読みいただけますよ。

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