1.シラカバの樹液
雪解けが進むと、白樺の樹液を採取する時期が来ます。
樹液ってね、冬の間眠っていた樹々が葉を芽吹かせるために吸い上げた雪解け水なんです。
その命の水をね、2週間ほど、本当にわずかな時間だけ、分けて貰っています。
私たちも春に向けて身体を目覚めさせる支度をします。
朝方、容器の中でしゃりしゃりと少し凍った状態でいただく樹液の美味しいこと。
スッと体に染み渡り、シャッキリと身体が目覚めます。
冷えていることと利尿作用があるので、お出かけ前は注意。笑
カリウムや抗酸化作用が高いという論文を読んだことがあります。
2.樹液でを使ったご飯
わずかな時間の恵みを食卓にも分けていただきます。
毎年するのはしゃぶしゃぶ。
この日はお友達と春のお祭り。笑
餅巾着まで入った豪華なしゃぶしゃぶになりました。
我が家の自家製醤油とお友達の作ってくれた梅酢入りポン酢でしゃぶしゃぶパーティ。
樹液を加熱することで増えるグルタミン酸の効果で、お肉もお鍋も美味しくなります。
それから水分を樹液に変えて焼いたパン。
去年作った桜の塩漬けを飾ったら、春を想う可愛いパンになりました。
理由は分かりませんが樹液で焼いたパンはいつも以上にふかふか、とっても美味しいんですよ。
半分はあんこを挟んでいただきましたよ。
今年は樹液のグルタミン酸を期待して大根を煮てみました。
こちらは4ヶ月前に土の中に埋めた雪下大根。
大根の甘みと樹液の効果で美味しく煮えました。
軽く塩で下味をつけて、贅沢にも大根カツに。
ご飯も樹液で炊いてツヤツヤモチモチ。
家族にも大人気で二日続けて同じメニューになるほどでしたよ。
3.樹液石けんづくり
樹液は北欧の方ではお化粧水に使われているようです。
美白効果などもあるとか😊。。
それを聞いて作らずにはいられなかったのは、樹液石けん。
一度作ったら心地よくて、それ以来毎年仕込んでいます。
水分を樹液に変えて仕込みます。
こちらも直接肌に触れるもの、丁寧に仕込んだ後は時間をかけて熟成させます。
こんな丁寧な作業が、知らぬうちに身体を癒してくれるのかもしれないなあとふと思います。
食べ物と同じように、身体につけるものを丁寧に作っていく暮らしが好きです。
固まり始めた石鹸。
これから二ヶ月かけてアルカリを弱めていきます。
初めて手作り石鹸に変えた時、使い終わった後がびっくりするくらいしっとりしたのを覚えています。
市販の泡立ちの良さには到底敵わないけれど、この肌触りが大好きで、これからも作り続けていくと思います。
子どもたちにも小さなうちから自分の身体を大事にしていくことを伝えていきたい。
そんな心の習慣がきっと、この家を離れた後の彼らを支えてくれるんだろうなと想うので。
友人たちと石けん作りの予定も。
自然からの恵みに感謝しながら、この暮らしは成り立っています。
今年もどんどん季節が移っていきますね。
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