こんにちは、嫁のさえです。
1.私たちのマイホーム
さてさて夏の仕事第一弾、ペンキ塗りを今年もやりました。
本当はね、古民家を直しながら暮らせたらいいのかもしれませんが、昔の家を直すのにもまた知恵が必要です。
畑、服作り、親も一緒に通う幼稚園を選択し、保存食作り。。
素人の自給自足、一つ一つ調べて、体感し、知恵をつけながらの暮らしの中で、古民家改修にかけるほどの時間はありません。
欲はかけないなあと、それぞれのやりたいこと、できそうなことを選択した結果今の暮らし方になりました😉
どれも同時進行でゆっくりゆっくり知恵をつけ、子どもたちの成長に合わせて、「暮らしを作ることにかける時間」を増やしてきました。
そんな中でね、気づいたこと。
我が家は小さなコンテナに家族四人で住んでいるけれど、小さな家に住むことでできることもあります。
修繕するのに材料も少なくてすむし、出すゴミの量も断然少ない。。
それもまたとても大きなことだとここに暮らして知りました。
自然界に循環するもので家を直す知恵を引き継いでくださってる方もいるでしょう。
それもとても素敵なこと。
我が家は、冷蔵庫なしで暮らす知恵をつけています。
それぞれが身の丈で畑を作っていく術も、自分達の経験を通していつかお伝えしていけたらいい。。
それぞれができることの中で、昔の知恵を引き継いでいるのが自給自足者たちなのかもしれないとやんわりと感じています。
何もしなければ消えていくその知恵を、それぞれの身体の中に残し引き継いでいく、そのことの大切さを年を経るごとにしっかりと感じるようになりました。
どの方の身体に蓄えた知恵もとても尊いものだろうなあと想像しています。
2.ペンキ塗り
さてさてそんな我が家。
土足で使われていた中古車屋さんだったこの建物に足を踏み入れたあの日は、雨が続き室内なのに泥だらけ。
おまけに雨漏りもして、家の中でテントを張って暮らしていました。
引っ越しを決めてからひと月ちょっとで移動してくるという弾丸さ。
こっちにきて、ここで暮らすのにどれだけの知恵を必要とするのかを痛感したことを覚えています。
家の中で傘をさすほどの雨漏りをどうにかペンキで止めて以来、毎年塗り替えて暮らしています。
毎年塗り替えてどうにか住処を繋いでいけている今があります。
ぶっちゃけ、塗っても雨漏りしている部分はあります。
そしてもちろんある程度経つと、雨漏りがひどくなってきます、笑。
ただ、それでも生きていけるんですよね。。
人の適応力もすごくて、住めば家になっていくんです。
どこかに出かけてもやっぱり我が家に帰ってくると一番安心します☺️
時間が取れそうな年に屋根の対策を変えたいと私は考えています。
(Yukiはこのままでいいと考えているので、施工するのもきっとわたしの仕事になるでしょう、笑。家族それぞれ仕事があるので、それぞれが気になるとこは、基本的に自分で対応するのが我が家流です。愚痴にもならず、怒りにもならない一番スムーズな方法であることを知ったので、子どもたちも大工仕事をします。)
でも今年は、お風呂のモルタル塗りもあるので、計画に入れるのはやめました。また、雪が降るまでできることを確実に一つずつ片付けて冬を迎えないとなりませんから。
さあ、屋根を掃除してペンキを塗ります。
娘が手伝ってくれることになりました。
まずは屋根の掃除。
落ち葉や砂をはいて、剥がれたペンキを少し削ります。
そうしてペンキ塗り。
ありがたいことに娘が一緒にだいぶ頑張ってくれました。
6月の半ば、新緑と春蝉の声が響き渡る頃の風物詩。
山全体に春蝉の声がこだまする、この時期の記憶は娘にもしっかり残るんだろうな。
言葉にならない心地よさをこうして、日々のふとした瞬間に味わうことができる暮らしでもあります。
ちなみにね、この日は鉄板焼きもなれそうなほどの暑さ。
瓶に入っているのは焼酎ではなく、娘が水筒がなくて用意したお水です、笑。
水分補給をしながら今年も屋根を守っていきます。
3.思いつきで遊んでみる。
そんなさなかの娘さん。。
「ねえねえ、ここでホットケーキ作れないかな。。。」
こんなに頑張ってくれてるのでやってみることにしました。
屋根の上にクッキングシートをしいて生地を乗せて、ボウルで蓋をして待つこと、10分。。
20分、、、、、30分。。。
ちょっとぷつぷつしてきたけど焼けません。。
そりゃそうですよね。
100度も超えていないのに焼けるわけがありません。
息子でしたら気づいていたでしょうが、そこは、私のことですから、気づくよしもありませんでした、笑。
焼けないねえ、焼けないねえ。。
そう言いながら30分以上経って結局フライパンで焼いてからふと気づいたんです。
でもね。。笑。。
自分がそれくらいのおとぼけでよかったなあ😆って終わってみて思うんです。
そうしなければ、作業の大変さで、
「絶対焼けないから、時間がもったいない。」
って思ってしまったと思うから。
一緒に楽しめてよかった☺️
そう思いました。
「おバカなお母さんを持ってしまったねー、笑、いつも世話かけてるねー。」
と、子どもたちに言いますが、本当にそう、笑笑。。
でも一緒にワクワクできる喜びは宝物でもあるから、「自分の未熟さもヨシ」なのだとも思います。
娘はこうして学んだのでしょうね。
沸点という概念があるということを。
本当に「暮らしは学び。暮らしの中に沢山の興味のきっかけがある。」と思います。
4.壁の腐食防止も終わらせましたよ。
壁にも断熱を入れ、板を貼っているので腐食防止ペンキも塗ります。
こちらは息子が手を貸してくれました。
学校に忙しい息子、休みの日に仕事ばかりで借り出したくない母心、「私の届かない部分だけでいいよー。」となんでもつたえたのですが、「いいよー。一人じゃ大変でしょう?」、そう言って、最後まで一緒に作業をしてくれました。
今まで積み重ねてきた時間の中で、これをすることがどれくらい大変なのかを想像する力をつけてくれているのだと胸がいっぱいになります。
子どもたちの優しさは私たちが育てたのではなく、この暮らしや、皆さんからいただいた優しさでできているなあと思います。
自分の手足を使い大変さを感じ、人様から頂いた思いで自分達の日々が成り立っていることを感じる暮らしの中に身を置かせていただいています。
だからこその想像力。
支えていただいている方々に感謝がつきません。
そうして育った息子はのおかげでこの日は、他の場所のペンキ塗りと、壁の腐食防止が終了。
日差しが強いうちに終わって一安心です。
さあ、毎年欠かせないお仕事が終わりました。
今年もまた家族で家を作り、安心できる場所を作り上げることができ感謝が溢れます。
重いハシゴはYukiの手が空いている時に動かしてもらって終了です。
生きていくって助け合っていくことなんだなあって思う。
冬に向けてまた一つ、仕事が片付いた安心感と共にたくさんの感謝をまた味わいます。
こうして生かしていただいているんですね。
厳しいこともあるけれど、そう思える日々が宝物だとつくづく感じています。
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