母子でプレハブの床を張り替えます。解体編。

1.床の張り替えを決意!

こんにちは、ヨメです。

お陰様で手が使えるようになってきたので今年のミッションを一気にこなしています。

Yukiは薪作りだの、オンラインスクールだので忙しくしているので、子どもたちの手を借りて家の内装の突貫工事を始めました。

この2年で、全自動から手動になった洗濯機の満水による水漏れ、お風呂の洗い場からくる水漏れで、コンテナ一棟分浸水事件になっていたんですね。

それでもどうにかこうにか暮らしてきたものの、今年は張り替えを決意。
床と壁の突貫工事を始めました。
始めてから見えてきた家の内部の状態に、始めは一部の壁と、断熱部の床の張り替えだけの予定が、底板全て取り替え、及び、壁も全とっかえに変更。

出てくる出てくるいろんなハプニングに、ド素人3人組は毎日頭も身体もマックスで稼働させる日々です。

2.ド素人3人組でリフォーム業、笑。

before状態の室内です。
撤収を始めてからとった写真なので、ごしゃっとしていてごめんなさい。

はじめに入っていた畳が元々の雨漏りで良い状態ではなかったため、私たちがゆずり受けてから、絨毯を敷いていました。

なので撤収作業からかなり大変。
でも地道に子どもたちと一つずつ作業をしていきます。

「動けばいつかは終わる、動かなければ終わらない、笑。」
それだけを胸に。

肩が治った直後だったので、子どもたちが知恵を絞りあって、2人で鉄の塊であるストーブを動かしてくれました。あっぱれ。

剥がした畳の一部は、ちょうど四隅の壁に接していて、すでに土化していました。
壁の支えである木材が湿気の関係で下の部分だけ朽ちている状態だったので、そこから広がって、わらじ虫や黄金虫の幼虫が分解を始めたようなのです。

びっくりしましたが、こうして循環して行く現実を目の当たりにして、圧巻でもありました。
(娘は「クワガタの幼虫を探すー」と、大張り切り、笑。)

底の部分は一部、土化していて、あとはドライバーを刺しただけで崩れるほど朽ちていましたよ。
なので、下の部分だけ丁寧に取り替えていきました。

底板のビスがかなり錆びていて、解体作業の大変さを痛感しました。

1人だったら萎えていたかもしれませんが、子どもたちの手を借りたおかげで、めげずに解体まで終了。

3.家族一人ひとりがくらしの仕事に参加するということ

この暮らしでは自然に、家族の誰もが「暮らしの仕事に参加する」日々があります。
手伝いと言うよりも、大変そうだから手を貸すよーって相手さんから言ってくれることが多いんですよね。
むしろ手伝ってくれてる時間が長くて本当にありがたいなって思うので、子どもたちが楽しそうに遊んでる間は、手伝ってとは言いたくない自分がいる。

彼らの楽しい時間を保障してやりたいなって思うんです。
そうして、気づいてくれて手を貸してくれた時はありがたくお借りする。

そんなふうに
「お互いの今の状況を思い合えることが大事なんだ」
ってことも、この暮らしから学んだ気がします。

ありがとうが日々の中で飛び交います。

「手を貸してくれてありがとう。」
そう言った直後に、子どもたちが言ってくれる言葉。
「いやいや、終わらない分はsaeがやるんだよね、ごめんね。」

「いや、もう十分やってもらったよ。遊ぶ時間減っちゃったね、ごめんね。でもすごく助かった。ありがとう。」

この作業も間もずっとそんなやりとりでした。

これを積み重ねて数年、子どもたちへの感謝と敬意、そして信頼が、以前とは変わった気がします。


本当は床の二重の部分(断熱部)を取り替えるだけの予定だったんです。
でも剥がしてみたらこりゃダメだなって思ったので、急遽、突貫工事に変更。
頭の中でどうして行くかの地図をくみたてて対処していきます。

本当にド素人だし、ネットで調べても、同じ状態の事例ってそうそう無いので、自分で答えを出すしかない。
結果、私たちが選んだのは、丁寧に解体してみて、写真を撮って、資材を新しくして、あったようにまた、戻して行くこと。

床の解体が終わり、家の底が見えました。

「おおおおおおおー。」

と子どもたちと歓声をあげたのもつかのま、夕方になりここから蚊やカマドーマが入ってくることがわかり、急いで板をはめていきます。

それでも板を一枚試しに敷いてみただけで、

「おおおおおおおー!板があるだけでなんかすごいホッとする!床があるってすごいことだねー!」

と3人で歓喜してまた立ち止まって、笑。


ここまででも、本当によく頑張りました。(自分達で言うのもなんですが、笑)

ゼロの知識でやっても、作る暮らしは始められるんだなあってしみじみとかんじています。

ここから2週間の突貫工事が続きます。
子どもたちは上手に息抜きしてるのに、私はこんつめて、ちょっと背中に来てます、笑。
楽しく強く、そして誰かを思いながらしなやかに生きる。そんな子どもたちを見習いたいなと今日もまた思います。

そうそう、ハプニングもありましたよ。笑。
内壁を直す予定が外壁まで壊れたり。。
すぐに直せる知識はないのでとりあえずガムテープはっつけてます、笑。

4.自分の手で作れるものを増やす

それとね、今回作業をしてみて思ったのは。。

資材が急に高騰しています。
板も二倍に跳ね上がってるのをこうして目の当たりにしています。
わたしにはまだはっきりと言えませんが、輸入大国の影響でしょうか。
じわじわと値上がりしてるスーパーに比べ、ホームセンターの値上がりは顕著に見えます。
化成肥料も二倍に。

自分の手で作れる、治せるということの大切さを今改めて感じています。

コンテナに住んで思うのは、私たちは狭い家がちょうどいいなっていうこと。
シンプルな箱なので、配線も複雑ではなく、自分達で直せる理由はそこにもあります。

不便だし、タイマーであっためておくとか出来ないけど、慣れれば、なんてことないし、いきなりの大金の工事出費や、もう時期壊れそうだなーって言う不安もありません。
壊れたら直せばいいよね、なんなら、だいぶ古くなったし資材の準備もしておこうか?で済んでしまう。

土づくりを積み重ねて、ここで野菜を育てられることがわかっていれば食べ物の心配もない。
野草のこともちょっとでいいから知っていたらもっといい。

私たちはまだまだ自給自足半人前にも来ていないけど、今までの経験で学んだことは

「自分の手で作れる、直せる = 生きて行く上での揺るぎない安心感」

になるなということでしたね。

安心して生きていたいから、明日がより良くあるために、私たちは今日も経験を積み重ねています。

もちろん支えてくださる方々には感謝ですし、甘えさせてもらうことも大切です。でもそれと同時に、

「誰かに期待するのではなく、自分の力を高めて行く。」

ことが大事だなと思っています。

私たちの暮らしはきょうも、そんな「挑戦の日々」です。
こんな風にリフォームしてみるなんていう大きなことも、お洋服を直すように小さなことも自分の手足を使って知恵をつけて生きています。

今日もおつきあい頂きありがとうございます。

コンテナハウスに住んでみた

2021年6月3日

「買う暮らし」から「作る暮らし」へシフトし、暮らし自体が仕事になる暮らし、遊暮働学(ゆうぼどうがく)のライフスタイル。パーマカルチャー研究所では、遊暮働学の実現方法について、無料のメルマガ講座でお伝えしております。興味のある方は、下のフォームから、無料で読めますので、登録してみてください。メールアドレスだけでも大丈夫ですよ。

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