娘が命がけで教えてくれたこと

子どもたち

2017年8月2日、我が家にとって忘れることができない出来事が起こりました。

娘が風邪をひき、40度ほどの高熱を出した。
それが原因で、熱性けいれんを起こした。
上の息子も娘も、軽い熱性けいれんを起こしたことはある。
だけど今回のけいれんは、けっこうひどかった。
意識がなくなり、3分以上けいれん、口から泡を吹く感じ。
脈拍が200ぐらいで以上に速く、呼吸が止まった。
唇がみるみる青くなっていく。
やばい、死ぬかも。

気道確保して、人生初の人工呼吸。
その間に、妻が救急車を呼んだ。
人工呼吸3回ほどやった後、息を吹き返したけど目はうつろ。
目の焦点は合っていない。
呼びかけにも反応がいまいち。

そうこうしている間に救急車が到着。
この頃には、意識は弱いものの目を開けていて、唇の色も回復。
とりあえず死ぬことはなさそうになったが、そのまま救急車で搬送。

お医者さんの診断は以下のようなもの。
小さい子は、脳の発達が未熟で、高熱によりけいれんを起こしやすい。
けいれんが1分以上続く場合は今回のように迷わず救急車を呼んでください。
念のための血液検査をしたけど、何かのウイルス感染とかはなくて、夏風邪だね。
熱が高すぎるとまたけいれん起こしちゃうから、解熱剤を出しておくね。
ということで、入院もすることなく帰宅。
夜は高熱だったけど、一晩経ったらもうケロリで、ご機嫌でふざけて遊んでます。

で、思ったこと。
唇青くなったときは、娘の死を覚悟しました。
だけど運よく、復活しました。
すると今まで、娘がいることが当たり前だったのが、
今日娘が元気で生きていることに感謝できるようになりました。

そして、今までは娘がいるのが当たり前=ゼロの状態で、
娘が色んなことをちゃんとしてくれること
(例えばさっき、なぜかトイレ掃除をしてくれたこと)がプラスの状態、
機嫌が悪いときなどはマイナスの状態、と感じていました。

しかし今、今回のことを経験したことで、
娘が存在していること自体が既にかなりのプラス。
そしてそれ以外のこと(例えばトイレ掃除をしてくれたこと)は全て、
特別ボーナスぐらい嬉しいことと思えるようになった。
機嫌が悪いときがあれば、「まあ、生きててくれてるからいっか。」
とそれほどマイナスに捉えなくなった(少なくとも今の時点では)。

タイのジャングル生活経験も、ちょっと似たところがあって。
ジャングル生活経験前は、きれいな部屋で、いいものを食べて、
快適に過ごすことが当たり前、ゼロ状態。
パンフレットなどで見る豪華客船で海外旅行、かっこいい車、
素敵なマイホームなどがプラス、だけどそこにはなかなか手が届かない。
狭い部屋、質素なご飯、寒い部屋などは、マイナス要素、不幸なもの、
そういった印象を抱いていた。

だけどタイのジャングル生活。
竹でできていて硬い床に、薄いマットと寝袋で寝る。
シャワーは水シャワーで息が止まるほど冷たい。
薪での調理は火力調節が難しいし勢いも弱いので時間がかかる。

だけどこれでも生きられる。
だからこの最低限の生活が、ゼロ状態と感じるようになった。
そして今は、毎日温かいお風呂に入るたびに幸せになる。
布団も柔らかい。
日本の快適な生活は、もうすでに全てプラスに感じるのです。

命をかけて大事なことを教えてくれた娘に、あらためて感謝です。
子どもたちがこうやって楽しそうにきゅうり食べててくれれば、
それでもう、ぼくは十分ですわ。

あとは全て特別ボーナス。

(この記事は、2017年8月2日のブログを再編集したものです。)

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これは2017年の記事です。
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