タダより高い竹はない

2016年度、タイのパーマカルチャーファーム、サハイナンでの滞在。
山から木を切ってきて、その木で家を建てたい。
壮絶な思いで切ってきた木を使い、ここからは屋根の骨組みづくりが始まります。
早く作らないと、せっかく取ってきた木が乾燥して使い物にならなくなってしまう。
そんなわけで、急ピッチで作業を進めなければいけません。

54日目~6メートル超えの木を一人で持ち上げる

今日も建築。
先日とってきた木材、早く使って釘で留めるところは留めないと、放っておくと水分が抜けて、木材がどんどんひん曲がっていくらしい。
ということで、今日もがんばります。
まず午前中。
3本中2本目の梁を乗せました。
rblog-20170128100534-00.jpg

そして3本目の梁を乗せるために、まずは竹で足場を。
rblog-20170128100534-01.jpg

3本目の梁に2つの穴をあけます。
一番初めは2時間半ほどかかっていたノミでの穴あけ作業。
今日は30分ほどでできました。
だいぶコツをつかんできたかも。
そして3本目の梁が乗りました。
rblog-20170128100534-02.jpg

午後の作業。
午前までに作った3本の梁の上に、さらに屋根を乗せるための梁を乗せます。
これは6メートル超えの木材で、40キロぐらいある。
そして梁の高さは地上4メートル。
こんなものどうやって1人で上に持っていくんだ?
でも最近、やってみると意外にできてしまうことも多いので、とりあえず挑戦。
するとやっぱり意外にも持ち上がる。
二階のフロアに木材を立てかけてちょっとずつ持ち上げる。
いいところに木があって、それに木材を乗せつつ少しずつ下から押したり上から引っ張ったり。
rblog-20170128100534-03.jpg

で、ついに乗っかりました!
rblog-20170128100534-04.jpg
逆光で見づらいけど。

2本目の梁をノコギリで切っていると、そこにサンドットさんが登場。
おお、梁を1人で乗せたのか、すごいじゃないか、君はもう第二のサンドットじゃないか、と褒めてくれた。
ノコギリも先日研いだからよく切れるよ、(サンドットさんの口ぐせをまねして)グッドツール、グッドワーク!(いい道具を使えばいい仕事ができる)と言って調子に乗って木を切っていた次の瞬間。
rblog-20170128100534-05.jpg
オー、アイカットマイフィンガー(指切っちゃった)。
ノットグッドワーク…(全然いい仕事じゃなかった)

調子に乗るとすぐ失敗する自分の性質を思い出した瞬間でした。

気を取り直して2本3本と同じ方法で梁を乗せていく。
rblog-20170128100534-07.jpg
おー、なんとなくさらに立体的になった感じ(相変わらず逆光で見にくいけど)。

今日も重いものを1人で上に持ち上げるというワザが身につけられて、レベルアップした気がした1日でした。

57日目~赤アリにやられた

今日も建築。
今週は、水曜日にラオスへ行く。
ラオスまではあと3日間。
それまでの目標は、三角屋根のてっぺんの部分の骨組みを作ること。
昨日作った梁の上に、その三角屋根のてっぺんの骨組みを支えるための小さな柱を立てます。
なので梁に小さな穴を空けて。
rblog-20170201153904-01.jpg

そこに柱を差し込めるように、柱の先端を細く加工します。
日本で言う、軸組み工法の、ほぞとほぞ穴かな。
ここでは、「ピン」と「ホール」って言ってます。
上の写真がほぞ穴、ホールね。
で、下の写真が、ほぞ、ピンを加工するとこ。
rblog-20170201153904-00.jpg

お馴染みの作業になってきました。
これができたピン。
rblog-20170201153904-02.jpg

そして、ここからちょっとカッコいい作業。
柱を垂直に差し込むために、垂直を見るためのおもりを垂らし、微調整してその柱を、竹を使って斜めに固定する作業。
rblog-20170201153904-03.jpg

いざ、差し込み。
rblog-20170201153904-04.jpg

柱の先端部分に、おもりがぶら下がってるの、わかります?
これで柱が垂直になるように、左右の傾きを調整します。
rblog-20170201153904-05.jpg

90度横からも傾きを調整します。

で、調整はできたのだけど、二つ前の写真で言う奥行き方向と手前方向に揺れてしまってうまく固定されない。
クギが足りないのかな。
もう一本。
まだ動く。
もう一本。
結局周辺に4本のクギを打ったけど固定されない。
これ以上クギを打つと木が割れてきそう。
ていうかもう割れてるかもしれない。
困った時のサンドットさん。
助けを求めると、左右方向だけでなく、手前方向にも竹で斜めに固定しないといけないとのこと。
だから手前方向に足場を組んで、その足場と柱を竹で斜めに固定しなさいとのこと。
だから竹を取っておいで、とのアドバイス。

この時点で夕方なので、竹を取ってきて今日は終わりだな。
竹を切ってくるのは大分慣れてきたので余裕だろう。
近くにある竹はもう取り尽くしてきたので、少し遠い茂みのあるところへ。
ナタで竹を何度もチョップする。
チクッ、イテッ、
赤ありだ。
赤ありって、肌に思いっきり噛みつくんだよな。
噛みついたあとは腫れるでも痒くなるでもなく、その時痛いだけだから、蚊やノミに比べるとまだマシ。
しかも噛みつくと噛みついたところを離さないから、痛みを感じたらすぐに赤ありをつまんで取り去ることができる。
この時もサッととって作業再開。
しかしまたすぐにチクッ。
よく見るとその辺りは赤ありだらけ。
自分の服にも数匹がいる。
今度は首すじにチクッ。
上にある竹のササから首筋に落ちてきた赤アリのようだ。

しかしこっちも家づくりのために、ここで逃げるわけにはいかない。
早く終わらせよう。
チクッ、腕。
チクッ、スネ。
やぶの中に入るときはこういうことが起こるので長袖長ズボンなんだけど、服のすき間から簡単に服の中に入ってくる。
いやだー。
結局合計20箇所近く噛まれながら、ようやく足場となる二本の竹をゲットできました。
ほんと、ここでの家づくりは、タダとは言え資材調達が一番大変。
ビバホームで買ってすませたいと思ってしまう、赤ありとの格闘でした。
自然界は厳しいです。
タダより高い竹はないです。

(この記事は、2017年1月26日29日のブログを再編集したものです。)

高さ6メートルの三角屋根の骨組みが完成!

2018.10.12

山からとってきた木で屋根の骨組みを作ります

2018.10.06

暮らし自体が、仕事で遊びで学びであるというライフスタイル「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」。
この年のタイでの暮らしは、自然の中から材料を調達して家を作る、まさに遊暮働学の日々でした。
遊暮働学のライフスタイルを日本でも実現する方法については、無料のメルマガ講座で配信しています。
興味のある方は、下のフォームからご登録ください。

 

「遊暮働学で自立的暮らし」無料メルマガ








コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です