2016年度、タイのパーマカルチャーファーム、サハイナンでの滞在。
後半の大きなプロジェクトは、自分たち主導で自分の家を作ること。
悪戦苦闘しながら柱を運んでいたら、
サンドットさんが助けてくれて、あっという間に仕事が進みました。
柱が立ったー!
今日はようやく雨が上がり、天気は曇り。
雨やら水トラブルやらで一週間ぐらい建築ができなかったけど、ようやく再開です。
と言ってもまずは池の近くにある推定80キロほどの柱を4本、
300メートル先の建築現場へ運ぶというきつい作業からやらなければならない。
みんなの手を借りれば運べるのだろうけど、自分たちの力だけでもできることが
わかった上で、みんなにお願いしたい。
というわけで今日はまず家族で柱運びから。
柱にロープをかけて、みんなでゆっくりゆっくりひたすら引きずり続ける。
一本の柱を運ぶのに50分。
午前は妻がこれ一本で疲れ果てたので柱運びは終了。
そうすると、ほかの人が、ロープを使うから貸してくれと言いにきた。
何に使うのか聞いてみたら、建築などに使うという。
なぜ?と思いながらも午前はもう使わないのでロープを渡した。
しばらくしてサンドットさんに用があったのでサンドットさんのところに行くと、
なんとサンドットさん主導のもと、滞在者全員で残りの柱を全部、
池から建築現場まで運んでくれている。
自分たち以外の宿泊者は現在7人いるので、
リヤカーに柱を乗せて、午前中にあっという間に運び終えてくれた。
感謝!
午後の作業は、運び込んだ柱の先端を切り揃えること。
柱の先端は円柱状になっていないといけないのだけど、一部の柱は先端が尖っている。
全部で5本ほど、先端を切り落とす必要がある。
今回もまた、まずは家族だけでトライしてみた。
2人で使うバカでかいノコギリしかないので、これで切る。
なかなか息が合わずかなり難しい。
ノコギリの刃が簡単には動かない。
やっとの思いで切り終えたら、あっという間に30分が経過していた。
切っている時にサンドットさんが来てくれて、それを見かねて助けてくれた。
サンドットさんが手伝ってくれると、1箇所五分で終わってしまった。
そしてなんと、続いて柱を立てるという。
サンドットさんがまた宿泊者に集合をかけてくれた。
で、あんな重い柱をどうやって立てるのかなぁと思っていたら、
5人ぐらいで柱を持ち上げて、「せーの」で、ただそのまま立ち上げてしまった。
おー、そんなことできるんだ。
続いて柱を垂直に立てて固定する作業。
竹に吊るした糸とおもりを使って垂直ラインをとる。
それに合わせて竹で柱を固定。
この作業を次々に繰り返す。
2時間弱で、あっという間に6本の柱が固定された。
すげー。
みんなありがとう!
午前中、家族だけで柱を運んだときは、残りの柱を運ぶだけで
二日間かかると思っていたのが、もうメインの柱6本が立ってしまった。
家づくり、一歩前進というか、五歩ぐらい一気に前進してしまった。
これは、滞在中の完成も夢ではないかも。
この時点で、残りの滞在日数は約50日でした。
フライデースクール
毎週金曜日は学校へ行く日。
今日も朝からサハイナンメンバー現在14名で学校へ行ってきました。
今日の内容はアメリカ人女性によるヨガ、サンドットさん奥さんによる中国語、
自分の日本語、妻のパネルシアター、アメリカ人女性によるダンスでした。
日本語授業では、前回やった、「て」「は」「め」などの1文字で意味を持つ文字。
この文字の練習をしてもらいました。
7歳から14歳までの生徒が11人。
小さい子は特に、この文字を真似して書いてみてと言っても、
うまく真似できない子もいるようですね。
例えば「い」がただの縦棒二本になっちゃうとか。
まあ自分も一年生の頃そんな字を書いてたし、初めて見る文字だから仕方ないですね。
一生懸命ノートをとってくれた人もいました。
妻のパネルシアターは今日も大人気。
大人も子どもも楽しんでいました。
学校のあとは恒例の川遊び。
子どもたち、泥のウォータースライダーで泥だらけ。
帰ってくると、水を浴びたので腹が減った。
いつもは果物を常備しているのだけど、今日はほとんどない。
そこで妻がとってきたのがこれ。
畑に生えていた生野菜です。
毎月のパーマカルチャーコースでは、必ず畑づくりの実習があります。
だからサハイナンには、けっこう色々なところに放置され気味の畑があります。
うちの近くにもあって、収穫できるのに誰も取らなくてもったいない状態になっています。
ということで、そこから収穫し、ネギなども含めて、全部塩をつけて生で食べます。
子どもたちも大喜び。
おー、今度から果物も買わなくてもいいかも。
いや、食べたいから買うんだけどね。
夕方は再び建築。
今日は、柱の梁を通す部分を削り取る作業などをしました。
こんな感じで切り取ります。
着々と前進していく建築。
次の作業も楽しみです。
あ、でも次は梁用の木を運ぶことかな。
重いものは苦手だな。
(この記事は、2017年1月12日、13日のブログを再編集したものです。)
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