タイ暮らし2015 電気のない暮らしから思う、欲ってなんだろう?

ココナッツスティッキーライス

楽しくておいしい朝食

今日の朝食はちょっと豪華。
ココナッツスティッキーラーイス!
(スティッキーライスは、もち米のことです)
日本に帰ってもできそうだからやってみよう。


ちょっと暗い写真だけど見えるかな。

写真、明るい感じに編集しました。
お皿はバナナの葉っぱ。
顔の髪の毛の部分はパン。
顔の輪郭はバナナ。
その内側はマンゴー。
その内側がスティッキーライスとトマトで描いた顔。

ご飯は毎食ほんとうにおいしい。
みんなで作るからかな。
大勢で食べるからかな。
いろいろな国の人が作ってくれるからかな。
とにかくおいしいです。
毎食楽しみ。

橋の修理

さて今日の午前は、橋の修理を依頼された。
竹でできた橋の修理だ。
修理前の橋の状態は、こんな感じ。
rblog-20151205110922-01.jpg
細かく切った竹で縦糸と横糸を編み物のように織り込んだような橋。
で、手前側(左側)の横糸の部分の竹が数本、壊れた状態。

rblog-20151205110922-02.jpg

この壊れてしまった部分に、新しい竹を追加して修復する感じ。

rblog-20151205110922-03.jpg
手前の部分が一本、新しい緑色の竹になったのがわかるだろうか。

文字で書くと簡単だけど、編み物のように織り込んであるから、
入れ込もうとする竹が摩擦で抑えられていて、なかなか入っていかずに難しい。
壊れた箇所は2箇所あり、ここの他にももう1箇所の橋を修理して午前中が終了。
嬉しかったのは、またまた村長さんが任せてくれたこと。
1人作業だったからじっくり考えながらマイペースでできたので良かった。

長い昼休みでは、初めて自分の家でおやつを作ってみた。
自分の家には七輪しかないのだけど、
先日のサタデーマーケットで小麦粉など、色々と買い揃えたものでパンケーキづくり。
火起こしから始めるのでけっこう時間がかかるけど、やるたびにコツをつかめていけそう。
今後は昼休みも楽しめそう。

照明がないとハッピー!?

午後はまたまた村長さんからの依頼。
竹を使って建築に使うロープづくり。
その竹を伐採してくるところから依頼された。
よしがんばるぞと竹を伐ってみたのはいいが、竹が密集しすぎ。
竹の根元を切ったのに、周りの竹に支えられて、伐った竹が全く倒れてこない。
結局伐った根元の竹を引っ張り出すようにして倒した。
竹一本倒すのに40分ぐらいかかった。
汗だく。
村長さんがやると3分で終わるのに。

竹を建築現場に持っていって、屋根材を固定するための竹ロープを作る。
あっという間に50本ぐらいのロープを作ってしまう村長さん。
自分は途中で竹が割れまくりで、多分十分の1ぐらいの超スローペース。
作りながら村長さんとお話。

「サハイナンは照明がなくて幸せだ。
 夜、ぐっすり長く寝られる。
 健康的だ。
 都市での暮らしは、明るすぎていつが夜なのかわからないねと。」

で思った。
ここでの暮らしは、週に一回のサタデーマーケットが唯一のぜいたくタイム。
と言っても、買い物したり、カフェでコーヒー飲んだり
好きなもの買って飲み食いしたり、ネットにつなぐだけ。

つまり、日本での毎日の生活は、それ自体がぜいたくであり、
言ってみれば欲でできているのではないか。

その欲でできている生活を、欲でできていることに気がつかず、
必要なものを買っているだけ、当たり前の常識的な生活を送っているだけ、
と思い込んでいるのではないか。
だから生活にお金がかかりすぎて、結果お金のためにストレスをためながら、
我慢して働かなければならない社会なのではないだろうか。

そうはいっても、たまにはコーヒーも飲みたくなる。
サタデーマーケットでインスタントコーヒーを買うこともできるのだけど、
こういう生活を学びに来ているので、買うのを控えている。
それによって自分の欲や気持ちがどうなっていくのかを見てみたいから。

気づけば今日で11月も終わりですね。
明日からは、予定ではパーマカルチャーコースの受講。
どうなりますかね。

電気のない暮らし(妻の思い)

2015年のタイ暮らし、妻もぼくのブログに色々と記録を残していました。
タイトルは「嫁日記」として。
女性の視点、母の視点から色々と書き綴っていますので、今回はそちらも紹介します。
以下、妻ブログです。

パパのブログを見てシェアさせてもらう。
ここの村長さんは電気のない暮らしが幸せだと思っていることについて。
ほんとにね、ここは夕方6時を過ぎると真っ暗になる。
朝6時まで隣の人の存在もわからないくらい真っ暗に。
娘ちゃんは抱っこで離れなくなる。
満月の日は月明かりが本当にほのかな明かりになるくらい。

家に帰って手まわし充電のヘッドライトとろうそくで就寝の準備をして寝るのが精一杯。
でもぐっすりしっかり眠れる。
子供たちも10時間は眠る。
日本は夜でもいろんなことができる。
それはすごいこと。

でもそんなに必要ないかもしれないと思った。
自分の時間が欲しいと思ってきたけど、今やってるのはほとんど子供たちとの時間。
でも毎日やることが楽しいからそれがストレスに変わってないらしい。
シンプルに暮らすことってそういうことも含まれるのかな。
シンプルな生活をすることがこんなにも豊かだとは思わなかった。
今日も起きてる12時間で何ができるかな。
自分のペースで生きてる実感をここで得てます。

欲は毎日沸いてくる?

欲についてもパパとシェア。
そう毎日瞬間瞬間に欲が沸くんだなっておもった。
上記の明かりもそうだよね。
明かりがあるとやりたいことに制限がなくなるからいつまででもできる。
でもそれって本当に幸せなのかなとも思う。
どっちが正しいとかはないけど、
自分にとってどうなのかをかんがえてもいいのかもしれない。

わたしは冷凍庫も切って月に2回くらいはノー電気デイを作ろうかと思ってます。
なんだか面白そうだし^_^ 
毎日の生活についてもそう。
自分たちの暮らしが当たり前じゃないことに改めて気付かせてもらった。
わたしの想像からは計り知れないことを承知で比較したら、
ここでの生活もアフリカの飢餓を抱える国や内戦中の人たちに比べたら、
恐怖がないだけでもここでの生活も贅沢なのだと思う。
少しばかりだけど、そんな人たちに想いを寄せる。
ものはいらない、みんなが平和でいられることを心から願う。
きっとこの国の人たちのように優しい人たちが苦しい思いをしてるはずだから。

知り合いが言っていた。
実は自分の生活を充実させるために、内戦が起こっているんだよと。
資源の獲得、主張のし合い、独占企業。。。
自分の欲で誰かが不幸になっているかもしれないということが
ここで暮らして想像できるようになりました。
これってすごく辛いことだな。。。
自分に今すぐできることはやっぱり欲を手放すこと。
自分の暮らしを知ること。

母になって家族の尊さに気づいたから思います。
平和であることの尊さを。
園長、私も世界中の子供たちがハッピーでいて欲しいよ。
だから私も自分がどうやって生きたいか、考えながら毎日を生きていきます。
まずは私もハッピー?って朗らかにいえる人になろう。

ものが少なくても時間が山のようになくても気持ちはすごく豊かでいられる。
ここで生活してるから感じられたこと。

手作りの虫除けスプレー

虫除けと万能薬のビワの葉エキス。
虫除けはアロマで作ってます。
生き物と共存の道について真剣に考えるようになりました。
パパが面白いことやってました。
うちの前の水場に蚊が生息してて結構大変で水はけを良くしたけどまだまだいて。

昨日はパパが草をかってくれました。
三分の1くらいのこしてたから草のため?
って聞いたら蚊のためだって。
こっちは狩らせてもらったけどこっちは残しておくって。
そうだね、彼らが先に住んでた場所だもんね。
ごめんね。そうおもった。

人間の都合で殺してゆくことでもっと耐性をもつ生き物が現れるって人間のせいだよなあ。
そこまで人間がえらいわけでもないんじゃないかなって思えてならない。
蚊が媒介する病気は怖いけど、ならないことを祈ります。
自然の神様に。
ビワの葉エキスも万能。
虫刺されはもちろん、消毒から傷までこれを使ってます。
いまのとこ、かなり助けられてる。
これも自然の力だね。今日も自然にありがとう。

rblog-20151205110942-02.jpg
以上、妻ブログより転載でした。

(この記事は、2015年11月30日(by Yuki)12月1日(by妻)のブログを再編集したものです。)

サンドットさん

タイ暮らし2015 パーマカルチャーデザインコース受講初日

2018年6月22日
サタデーマーケット

タイ暮らし2015 ぼくらを家に招いたのに、自分は出かけてしまうタイのお母さんw

2018年6月19日

欲って聞くと、ぜいたくな暮らしとかを思い浮かべちゃう。
自分は普通の暮らしをしていて、そんな欲深い暮らしはしていない。
そう思っていましたが、タイに行って、実は日本の日常生活は、
欲でできているのではないか、そんなことを感じました。
そんなタイの暮らしから学んだ、
シンプルで快適な暮らし方を、メルマガ講座で発信しています。
興味のある方は、下のフォームから無料メルマガの購読をご登録ください。

現在1,000人以上の方に読まれている「遊暮働学(ゆうぼどうがく)で自立的暮らし」無料メルマガ講座

今すぐメルマガ講座を読んでみたい方はこちらから!

「遊暮働学で自立的暮らし」無料メルマガ




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です