ヨメです。
今回は私の思いも交えつつ、記事を書かせていただいています。
よろしければお付き合いくださいませ☺️🙏
久々に針仕事のご依頼をお受けしました。
古い着物で、その方が営むご飯屋さんで使う暖簾(のれん)を作って欲しいということでした。
私の相棒ミシンをふむ前に、着物を少しずつ解いていく、長い作業があります。
息子に手元の写真をとってもらいましたよ。
1.古い着物を解きながら。
その写真の手元を見て、ふと笑えちゃったんです。
歳って本当にとっていくんですね〜、笑、😆。
洗面所がないので、自分の顔を毎日鏡でしっかりみることもない日常、近所の子供さんに久々に会ったら大きくなってると思うあの時のような感覚が舞い降り、吹き出してしまいました。
大きくなったねえ、ではなく、歳をとったねえ〜、笑。
大人には「大きくなったねえ」って言わないのはなんででしょう、笑?
はい、私も大きくなりました!
いえ、歳をとりました!笑。
そんな自分を無意識に思い返します。
本当に色々あったし、今でも色々ある私の人生。
でも、色々あった分、20代の頃よりずっと心が軽やかになれたし、生み出せるものも増えたなあと思います☺️
年をとるほど、楽しいことが増えるって聞いたことがありますが、たくさんのことと向き合った分、自分の受け止めかた次第で、軽やかに過ごすこともできるしり、楽になったんですよね。
そんなことにふと気づき、ここまで頑張ってきた自分に、支えてくれて家族やたくさんの方々にありがたいなあと静かな時間を味わうながら、淡々と着物を解いていました😌。
2.先人の知恵に気づく。そして引き継いでいく。
手縫いでこんなにしっかりと縫っていく技術、直線の反物を繋ぎ合わせ着物になり、解けばまた別のものに作り替えられるように工夫された使い方。
昔は大人の着物を解いて、擦れた部分をカットし、子供用の小さいものに作り替えたと言いますが、この作業をしているとそれが本当に目に見えるかのよう。
この国で引き継がれた文化と技術がすごいなあと心震えます。
私は、洋服作りも好きですが、この知恵を忘れないようにしたいと思わさるんですよね。
こうして、着物を解いて、この瞬間から未来にかけて必要なものに作り変えていく作業をする。
そんなことと度々出会う中で、思うことがありましてね😉
麹から味噌やお醤油を仕込み、暮らしをつないでいくこともそう。
こうして誰かからたくされた針仕事をすることもそう。
日々、成長していく子どもたちと向き合うこともそう。
小さな小さな日々の仕事は、「過去を糧にして、今と向き合い、未来を1ミリずつより良くしていく仕事なんだ」と近頃、じんわりと感じるんですよねえ。
現代の文化にも我が家は支えてもらっています。
こうしてブログを書けることはそんな技術のおかげですから。
でもやっぱり昔の不便さの中から学ぶこともたくさんあるなあと、この暮らしを味わいながら思うのです。
不便であることの中にたくさんの学びがあり、それを超えることで自分も成長していけるので、「不便=面白い&希望」だと翻訳してしまうんです、笑😆
誰が針を進めたのかわからない着物の美しい縫い目を解きながら、その頃の暮らしに、その方が着物を仕立てたその時の気持ちに思いを馳せます。
消してはいけない大切なものをそんな時間から見つけては私の背中がしゃんとします。
誰かの暮らしを支えてきたお着物が、今度は、ふっと癒されたくて食事に訪れた方を笑顔にするモノに変わっていく。
昔から未来に向かって、一瞬でも私の手の経過してくれたのだからみんなの未来が笑顔であってくれるよう想いを込めて、どの部分を使おうかなとくるくる考えながら裁断し、縫い合わせました。
素敵な森の絵が印象的な暖簾に変わりました。
この作業から気づかせてもらったことに感謝しながら、ご依頼くださった方にお渡ししようとおもいます。
昔のものがくれるメッセージって面白いなあっていつも思うんですよね。
さあ、春に向かってちょっとミシンをふみたいなって気持ちがむくむく湧き上がってきました。
この冬は麹作りを身につけるべく一直線だったので、こんなにミシンに触らなかったのは久しぶり。
一年ぶりに、春色のエプロンとお気に入りのワンピースの新作を仕立てようかな☺️
私のおもいが満載の回になってしまいましたが、笑、読んでくださってありがとうございました🙏😌
暮らし自体が遊び。遊ぶように暮らす、「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイルを実践しています。
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