無農薬米を作る大変さ

1. 南幌町の佐藤農場さん

無農薬で野菜やお米を作られている、南幌の佐藤農場さん。

なんと、無農薬野菜は平成2年から取り組んでいらっしゃるとのことです。

縁あって、2017年から手伝いに行かせてもらっていて、この日はこの年初めての佐藤農場さんでの農作業でした。

2. 農薬を使わない種もみの殺菌作業

そこで見た作業風景。

上の写真は、大量のお湯を沸かす装置のようです。

この装置で沸かした60度のお湯で9分間、お米の種もみを殺菌するそうです。

あまり高温、長時間さらしてしまうと、今度は種もみによくないとのことで、殺菌後はすぐにこうやって冷水にさらします。

さらすだけでは、中心部に熱が残ってしまうことがあるとのことで、全体に冷水がいきわたるように、種もみをじゃぶじゃぶと洗う感じで冷やします。

こうしてあら熱をとった後も、しばらくの間水にさらして、完全に冷やすとのこと。

慣行栽培(と言っていいのかな?)では、この、種もみの殺菌のために農薬を使うのが一般的とのこと。

ぼくは隣で別の作業をしていたのですが、お湯が沸いたことを知らせるアラームが何度も鳴って、同じ作業を繰り返し行っていらっしゃいました。

佐藤農場さんでは、この作業により、種もみ段階での農薬を使わないようにしているとのことですが、これ、めちゃ大変だと思いません?

ここからは想像だけど、農薬を使う場合は、上からスプレー式のような形で農薬をかけることで、わずかな時間で終わるんじゃないかな。

これを、一つ一つ手作業。

確実に、手間がかかってますよね、これ。

佐藤農場さんでは、これ以外にも農薬を使わないために、慣行栽培では必要のない作業をたくさんしているようです。

その分の人件費を価格に上乗せしたいところだけど、高くなりすぎるとやっぱり買ってもらえないので、価格設定は難しいようです。

ただ、近くでこういう作業を見ているともう、無農薬とか、有機野菜とかに対して高いだの安いだの言えなくなって、ただただ感謝しかないなと思うのです。

3. 無農薬米から作った自家製こうじ

ちょっと話逸れるけど、前に仕込んでいた味噌づくり用の自家製こうじ、できました!

自作発酵器でお味噌用の糀を作ります

2019年4月3日

こちらも佐藤農場さんの無農薬ゆきひかりを使って作りました。

丁寧に作ってくださるお米に、感謝です。

今年も畑が始まります

2019年4月24日

穏やかな秋の一日

2018年11月18日

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