1. トランジションタウン
1-1. トランジションタウンとは
トランジションタウン(TTと略すことが多い)とは、化石燃料大量消費社会から持続可能な社会へ、町ぐるみ(タウン)で移行(トランジション)していこうという活動です。
2005年、イギリスの小さな町トットネスで始まったこの活動は、今や全世界に広がり、世界では1000以上、日本では50以上の地域で取り組まれています。
北海道には、二つのトランジションタウンがあり、一つは豊浦にあるトランジション蝦夷、そしてぼくがコアメンバーとして活動している、トランジションタウン札幌があります。
1-2. トランジションタウン浜松の金澤さん
2018年の11月に、日本の中で最も活動的なトランジションタウンの一つ、トランジションタウン藤野に行ってきました。
その時に、トランジションタウン浜松(以下、TT浜松)の女性、金澤さんにお会いしました。
金澤さんは、TT浜松の中心的なメンバーの一人です。
TT浜松も、地域通貨を使ったり、拠点となるコミュニティカフェに人が頻繁に出入りしているなど、活動的なTTの一つです。
2. 娘さんの引越しで
そんな金澤さんですが、娘さんのMちゃんがこの春から札幌の大学に通うことに決まっていました。
出会った翌月の12月に、物件を決めるため札幌に来られた金澤さん一家。
せっかくだからと、TT札幌のメンバーと金澤さん一家で一緒にご飯を食べることに。
その時に、Mちゃんが札幌で一人暮らしをするのだけど、もしも札幌で余っている家電があるのなら、Mちゃんの新居で有効活用できないかという話になりました。
さっそくTT札幌の人たちに声をかけてみると、「うちの使ってない家電、使ってもらっていいよ」と、たくさんの声をいただき、色々と調整をして、洗濯機と電子レンジをMちゃんに使ってもらうことになりました。
3. トランジションタウンでの喜び
そんなわけで、今日はその家電を運ぶお手伝いをさせてもらいました。
で、「単に買わずに済んだね」とかいうこと以上の、多くの喜びがありました。
- 電子レンジを提供してくれたお友達夫妻が、電子レンジを渡しに我が家に会いに来てくれて、久しぶりにゆっくりお話ができた
- 本州に引っ越してしまって最近会えていなかったB君が、洗濯機を提供してくれるとのことで、久しぶりに連絡をとって元気な声が聞けた
- 洗濯機を運ぶドライブに同乗させてもらって、金澤さんご夫妻と色々な話ができた
- Mちゃんの新居に洗濯機を運ぶお手伝いをさせてもらって、新生活のワクワクを感じさせてもらった
- 金澤さんが、お礼にと持ってきてくれた浜松の夏みかんが、とてつもなくウマかった
- ある人にとっての不要な家電を、有効活用できた!
と、色々と嬉しいことがあり、とても豊かな気持ちになれたのでした。
遠く静岡の浜松が、なんとなく身近になった気もしたし。
こうしたつながりが作りやすいのも、トランジションタウン活動の魅力の一つだなぁと思ってます。
地域での助け合いに関することについても、メルマガの中では触れています。メルマガを読んでみたい方は、下のフォームからご登録くださいね。
コメントを残す