今日は、山暮らしのお風呂づくりシリーズ第2話です。
過去の家シリーズはこちら~。
第1話
浴槽はどうする?
さてさて第1話では、お風呂の要となる給湯器の動作確認ができたため、これから本格的にお風呂場を作っていきます。
お風呂と言えば、浴槽ですね。
タイのジャングル暮らしでは、浴槽がないどころか、お湯すらなかったなぁ。
だからタイのジャングル暮らしでは、お風呂はなくて、水シャワーのみ。
暑い国だからダイジョブそうな気がするけど、ぼくらが毎年タイに行くのは冬。
12月~1月の屋外での水シャワーは、ほんとキツかったなぁ。
ということで、日本人であるぼくらは、暮らしに浴槽は必須なのです。
はい、その浴槽ですが、ぼくらにニワトリを譲ってくださったAさん。
Aさんも、山奥にご自分の事務所兼工房を持っていて、自然の中での暮らしを楽しんでいらっしゃいました。
ニワトリを譲っていただく話をしに、Aさんの事務所を訪れた時、ぼくの家を作る話になりました。
そうしたらAさん、浴槽だったら余ってるから使っていいよとのこと。
なんとAさん、事務所では普通に雨水利用をされていて、屋根からの雨水を集めるために、浴槽をたくさん持っていらっしゃいました。
お言葉に甘えて、いただいた浴槽がこちら。
真っ黒に見えますが、ただの水垢で、水でこすると簡単に綺麗になります。
ありがたくこの浴槽を使わせていただくことにしました。
ニワトリだけでなく、浴槽も譲ってくださったAさんに、感謝!
床に穴を空けます
さて、この浴槽、上の写真では見にくいですが、深さが80センチほどあって、そのうち半分ほどを、床に穴をあけて沈み込ませて設置する必要があります。
(文面ではわかりにくいと思いますが、読み進めていけば意味が分かると思います。)
ということで、床に穴を空けていきます。
記念すべき、最初のひと穴。
そう、いつもそうなんだけど、床に穴を空ける時とか、けっこうドキドキなんすよ。
穴を空けるって、けっこう後戻りができないから。
空けちゃって、「あ、ここじゃなかった」って言っても、やり直しがしにくいじゃないですか。
だから空ける前に、何度も何度も、本当にここでいいのかっていうことを確認します。
穴空けちゃったら、それを塞ぐまでは家の中寒くなっちゃうしw
というわけで、意を決して穴を空けた後は、家の中が寒くなるので、一気に作業を進めていきます。
娘が通れるぐらいの穴が空き…
お風呂の形に合わせて穴を空け。
床を支えていた木(根太っていうのかな)も邪魔なので、切断しちゃいます。
でもこれは床を支えている木なので、ただ切断しちゃうと周りの床が抜けちゃう可能性が。
だから切断前に、別なところを補強したりします。
写真はないけど、そういう地味で難しめの作業がたくさん(泣)。
で、無事、お風呂の入る穴が空きました。
(あっさり書いてるけど、まるまる二日間ぐらい作業してます。汗)
さあ、浴槽は穴に入るか!?
入ったー!
浴槽を断熱
イェーイ!設置完了!
と喜びたいところですが、ここからも大変です。
「ちゃんと断熱してあげないと、お風呂がすぐに冷めちゃうぞ」
いつもながらの的確な五郎さんアドバイス。
たしかに、真冬なんて、浴槽のすぐ外は屋外だから、熱いお湯を入れてもどんどん冷めていきそう。
これは断熱必須ですね。
ということで次は、床下にもぐって、浴槽を断熱材で覆う作業を。
こんな感じで、木材で囲いを作りつつ、木材と浴槽の間に断熱材(ピンク色のやつね)を入れていきます。
と、これもあっさり書いていますが、床下、あぐらをかくと頭がぶつかるぐらいの高さしかなくて、作業が相当やりづらい。
これも泣きそうになりながらの作業です。
けどやるしかなくて、ひぃひぃ言いながらもなんとか床下の断熱完成!
うん、これならば真冬でもそう簡単にはお湯は冷めないでしょう!
がんばった!
ついでに屋内のすき間にも、断熱材詰めてみます。
で、この手前側は塞がないとカッコ悪いので、こんな感じで木で枠を作りました。
この枠に板を張れば、この上はお風呂道具を置く台として活用できそうです。
ということで、浴槽設置、完了!
(つづく)
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