と、いかにも目を引きそうなタイトルをつけてみましたが、今日は久しぶりにニワトリネタです。
人間ではありませんw
人間だとどうなるんですかね。
昔、「東京島(だったかな?)」っていう映画で、男だけの島に女性が一人漂流してきた、なんてのを見たことがある気がしましたが、それの男女逆転版、ニワトリ版をこれから観察できるようで、ワクワクしてますw
イモ拾い
オスのお話の前に、こんなお話から。
近くに農家さんが住んでいるのですが、8月下旬のあるとき、こんな光景を目にしました。
ジャガイモが、こんなにたくさん。
農業経験もある五郎さんによるとこれは、小さすぎて出荷できないから売り物にならないもの。
このまま置いておくと、2~3日で日光にさらされて緑色になる。
緑色になるとそれはもう、毒だから食べられなくなる。
だけど今この瞬間に拾って保管すれば、冬の間も食べられるかも。
ということで五郎さん、その農家さんに、このイモを譲ってもらえないか交渉。
拾っていっていいよという許可をいただきました。
ここからは高齢の五郎さんにかわり、実働部隊のうちらの仕事です。
妻と二人で即、拾いに行きました。
こんな感じで拾っていきます。
タイでサンドットさんから学んだ言葉、
work for food, not for money
を思い出します。
お金のためじゃなくて、食べ物のために働けば、そんなに忙しくなりすぎることはない。
究極、食べ物があれば生きていけるんだから。
そんな話の流れで出てきて、ぼくがずっと印象に残っている言葉です。
まさにwork for food、食べ物のためのお仕事です。
こんなにたくさん拾わせていただきましたー。
五郎さんちとうちで、食べさせてもらいまーす。
豊かだなー。
でもふと思うのは、自分のために作っていたら、こういった小さいイモも無駄にしないだろうに、流通に乗せて売るということをやると、どうしてもこういうものは商品にならない、売れる値段よりも運搬にかかるコストの方が高くついちゃう、などという理由で、こうして食べられるのに捨てられてしまうものというのが出てくるんだなということ。
まさにそんな光景を目の当たりした感じ。
こんな現状があるのに、「野菜が高くて生活が厳しいわぁ」という人もいる。
昔の里山暮らしでは、基本的に自分の食べる分を作っていたから、こういうものは全部無駄にせずに食べていたのかな、余った分は友達ご近所に分け合っていたのかなと想像します。
いつでもどこでも野菜を買って得られる現代の豊かさもありますが、それとはまた違った豊かさが、昔はあったのでしょう。
エサ用のお米を大量にいただきました!
で、その農家さんと五郎さんが話をしている中で、農家さんが作っているお米で、売り物にならないお米の行き先がないこと、うちでニワトリを飼っていることなどの話になり、そのお米をニワトリのエサにできたら、なんていう話が出てきました。
すっかりそんな話を忘れていた頃、その農家さんがなんと、大量のお米を持ってきてくれました!
中身はこんな感じの、緑色のお米。
ニワトリたち、メッチャがっついてました!
オスが来た!
で、ようやくタイトルの、オスの話です。
その1週間後ぐらいかな。
今度は、ニワトリの前のオーナーAさんが、段ボール一箱を持ってふらりと現れました。
「オス持ってきたよー」
箱を開けるとオスのニワトリが!
凛々しい顔してます。
さあ、18羽のメスの中に、1羽のオス、ハーレムだ。
うらやましいぞ!
と思ったら。
メッチャ突っつかれてましたw
(写真中央は、ひるんで箱に逃げ込む新入りのオス)
ガンバレオス!
(突っつかれは最初だけで、今では何となく馴染んだようで、ニワトリ界も落ち着きを取り戻したようです)
Aさんによると、一羽でもオスを入れておけば、来年の5月ぐらいにはヒヨコが産まれるとのこと。
理屈はわかるけど、これからどうなるのか、全くの未知の世界。
どうなるのか、今後の観察も楽しみです。
今でこそ、いかにもパーマカルチャーという暮らしが実現できていますが、
パーマカルチャー研究所を立ち上げた3年前の当初は、普通のアパート暮らしでした。
それでもそのときできることを色々積み重ねて、今に至ります。
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