1.東海地方の発酵の魅力。
東海地方は、発酵の地。
豆味噌、たまり醤油、味醂、お酢、白醤油、お酒。。。
私が知っているだけでもこれだけの種類の発酵調味料があるんですよ。
昔から豊かな大地だったのでしょうね。
東海に足を運ぶこと数回、私はすっかり豆味噌好きになり、いくつかの家庭用豆味噌の仕込み方を教えてもらって自分でも仕込むようになりました。
いつもと違う味噌を仕込むのはちょっとした冒険のようで楽しいです。
そして、そんなお味噌を仕込むなら、美味しい食べ方もセットで知っておきたい。。
子供の頃、東海に住んでおりまして、豆味噌の淡白な感じが苦手だったことも手伝い、味噌仕込みに興味を持ったのをきっかけに、どうしたら美味しく味わえるのかを知りたくて郷土料理からお味噌の使い方を学んできました😊
地方に出かけた時は、必ず蔵に足を運び、昔ながらの使い方を聞きながら、お味噌を購入しています。
お味噌の良さを伝えるのとセットで美味しいお料理があることをお伝えしたら、私の手から離れて伝わって行くことも増えるでしょうから、色んな意味で学びと修行です。
そんな経験を積み重ねることで、豆味噌についてはいくつかのリサーチができたので、そんないくつかを写真でご紹介させてもらいますね。
検索をかければレシピは色々出てきますので、もし興味を持たれた方は、ご自分で作られてみてくださいね。
毎年冬に開催している私の講座では、お味噌の仕込みと使い方をお伝えしておりますので興味のある方はぜひ講座をする時に参加されてみてくださいな。
2.豆味噌を美味しく使う。
豆味噌は大豆を使っているので旨味の強いお味噌です。
それは煮込むとさらに強くなるそうなので、味噌煮込みうどんや土手煮によく使われています。
味噌煮込みうどん。塩の入れないお味噌で作ると煮込んでも柔らかくなりすぎません。きしめんでも美味しい。
居酒屋さんでお持ち帰りにしてもらった土手煮。(左上)。
赤味噌でモツをしっかり煮込んだ味はとても美味しかったです。
右のおむすびは豆味噌を親指の先ほどに丸めて具にしていました。
それからみそだれのおでん。
下記は味噌で煮て真っ黒になった味噌おでん。。
コクがあって本当に美味しかったですよ。
そして忘れてならないのは五平餅。
こちらは郡上八幡(ぐじょうはちまん)で食べた郡上味噌(ぐじょうみそ)を使った五平餅。
郡上味噌は大豆に塩、大麦も入ったこの地方独自の伝統のお味噌です。
こちらの五平餅は豊田市の豆味噌。
大豆と塩のみでできたお味噌になります。
長野にも五平餅があるそうですが、そちらは信州味噌なのでしょうか?
あとはですね、シンプルに赤だしのお味噌汁です。
煮干しの出汁を入れると美味しい。
あっさりしているので、コクや甘味が欲しい方は、米味噌と合わせて合わせ味噌でいただくといいと思います。
豆味噌、本当に美味しいです。
3.ヨメの味噌への想い。笑。
日本全国いろんなお味噌がありますが、その土地に合わせて収穫できる作物で作られていて、細かな違いがあってかなりの種類のお味噌が存在しています。
それをできうる限り、知り、食べてみたい。
そんな夢が今はあって、味噌を追いかけて旅をしています笑。
味噌はね、常温で保存でき、ゆっくりじっくり熟成されます。
災害時に冷蔵庫が止まっても、腐る心配もなく、そんな時でも変わらずに使える栄養満点の調味料だと思っています。
だから作りたいし、みんなにもその良さを伝えていきたい。
そう言ったものが暮らしの中に一つでもあると、生きる上での揺るがない安心感になると思うのです。
そんな思いで今日も麹を作り、自分の手でお味噌を作り知恵をつけています。
豆味噌は熟成に時間がかかるので、札幌の高地では、一年では色も薄く、味わいも道半ば。
昨年仕込んだ私の初めての豆味噌作りは、未だ完成していませんが、出来上がりが楽しみです。
またお味噌の話を書きますね。
よければまたお付き合いくださいませ😊
今回もありがとうございます。
4.本になりました!
わが家の暮らしが本になりました。
家づくり、エネルギー自給に関わるポータブル電源の話、衣づくり、味噌などの保存食などの実践レシピも載せています。
田舎にお引越しをしなくても、今日からできる自給生活のヒントを見つけていただけると思います。
よかったらぜひお手に取ってみてくださると嬉しいです。
暮らしの中の「食べる」ということが、仕事にも、学びにもなる暮らし。そんな、暮らしと仕事が一体化した「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のスタイルで生きています。
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