1.端境期の野草生活も5年目。
この時期は
「あえて」
野菜を買いに行かずに、野草暮らしを楽しんでおります😊
運転しない私は、スーパーに行くのに10キロくらい歩かねばなりません。
スーパーに行くより、コンビニに行くより、野草商店と仲良くなる方がメリットも多いんじゃないかと、家族を巻き込んで5年。
この時期は農家さんから直送してもらったお米と、調味料、時々スーパーで買ってくるお肉やお魚で作った野草のおかずたちが並びます。
わたしもYukiも楽しんでるからいいのだけれど、子どもたちはきっと、そんな私たちに付き合ってくれてるんだと思いますけれどもね。
ありがたいことです🙏😊
さて、今日のラインナップはフキ、ヨブスマソウ、ウド、スギナですね。
このシリーズ、私自身が楽しいのと、ラインナップが多すぎて4回くらいに分けて記録しております。
野草レシピ、色々探しながら過ごしてきた私。
どんなふうに食べれるか知りたいな。ってわたし自身今でもずっと考えているので、
そんなことをここではシェアできたらいいなと思っています。
お好きな方、一緒にお楽しみいただけましたら嬉しいです😊
2.フキ、ヨブスマソウをいただく。
こちら右側フキ、左側ヨブスマソウでございます。
フキはまだ小さいのでアク抜きは不要ですが、大きくなってきたら、アク抜きをします。
2−1.アク抜きの方法
フキの場合
塩で板ずり→二分くらい熱湯でゆがく→筋を取る→一晩水に晒す
ヨブスマソウ
必要なし
2−2.下処理後、いろんなお料理になります。
こちら右がヨブスマソウのきんぴらさん。
ごま油で軽く炒めてお醤油で煮ます。
左はフキと高野豆腐の煮物。
水で戻した高野豆腐をお醤油麹で煮ただけです、笑。
フキはツナ缶と煮ても美味しいよってばあちゃんが教えてくれました。
ちょっとダシになるものがあると、ご飯がぐっと進みますよ。
それ以外には塩で揉んでおむすびに混ぜてもグッド。
3.ウドをいただく。
野草はお天道さまの動きに合わせて順々に顔を出します。
芽吹いてくれた野草を分けてもらう時に、私が気をつけていることがあります。
どの野草も同じようにつみます。
私ができる自然界へのささやかな感謝の行為です。
今年芽吹いた株の四分の1以上を摘み取らない。
昔読んだ本の言葉が今でも胸にあります。
芽吹いてきたひと株の野草。
そのうち三分の一は人のために。
次の三分の一は来年の子孫を残すために(株を弱らせない)。
最後の三分の一は野生動物のために。
この考えが全てに通じるような気がしてとても心震えました。
それから野草を分けていただくときは全体を見渡してつみ始めます。
一株のうち、四分の1以上はつまないように、欲張らないように。
そういえば去年のウドは3本くらいしか口にできませんでした。
去年は何故か鹿にほとんどのウドを食べられてしまったから。
鹿と競争するのもバカらしくて、私たちへの分け前を諦めることにしました。
私たちは他にも食べれるものがあるから、子育てに向かう鹿たちにあげるかな、と。
そして今年の春。
今年も食べれないかな。
そう思っていたけれど、今年はここまでに育った株からたくさんの芽が出てくれました。
去年鹿にやられまくったのが嘘のように、今年はたくさんのウドをいただいています。
ふと、胸にあった教えを思い出しながら思うのは、「株を残す。動物たちの分を残す。」そうしてきたことで私たちへの余剰分が回ってきたのかな、、と。
自然界の循環って不思議だなって思います。
今年は豊作だけどやっぱり私は五分の一しか取りません。
また来年、必要な時にいただけたらいいな、そう願っています。
さてウドのお料理を少し。。
左上→うどの酢味噌あえ(かるくゆがいて、酢+味噌+煮切りみりんを混ぜたものを和えて。
右上→ウドの皮と穂先はきんぴらに(上記ヨブスマソウと同じ)
真ん中→ウド味噌。ウドを見て味噌と味醂で味をつけたもの。
4.スギナをいただく
スギナはゆがいただけではしゃりしゃりして食べづらいので、細かく刻んでいただきます。
干してから粉にする方もいらっしゃいますよね。
こちらはお友達とも持ち寄りランチでつくっていったもの。
左上→ウドとフキの豆豉醬いため
左下→フキの酢味噌和え
右上→よもぎとたんぽぽの塩おむすび(茹でたよもぎを刻んで、生のたんぽぽの花びらを混ぜておむすびに。)
右下→スギナと梅のおむすび(茹でたスギナを刻んで梅と一緒におむすびに。)
ごま油、お味噌などの調味料、おかかや梅、ごまなどのちょっとした和え具材をついかすると野草がぐっと美味しくなることを、これまでの経験で身につけました。
ぜひお試しあれ、です😊
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