1. 石鹸を使わない暮らし
タイの山岳地帯のパーマカルチャー・ファーム「サハイナン」で、石鹸を使わない暮らしをしていました。
洗濯、お風呂、台所。
家の中に水道管を引き込んでない暮らしは、使った水の行く先もダイレクトに見せてくれていました。
この水はどこから来て、どこに流れていくのか、この火を起こすためのめ材料はどこから得てどうなっていくのか、この家を建てるための材料はどうやって集められ、使われていくのか。
それがいつも見える暮らしをしていましたので、いつの間にやら興味を持って観察する癖がついていました。
2. 日本の暮らしとタイの山岳地帯の暮らしのベースの違い
あちらでの暮らしは、食べ物を育て、地域の人たちと家を建て、山に入るのが日常。
子どもたちは木に登って果物をとったり、暑くなるとバク転しながらそのまま川に飛び込んだり、みんなの衣服は真っ黒なのが普通。
だから砂で真っ黒になった服は、タライに入れて足でじゃぶじゃぶしておしまい。
こんな作業をしたり、ご飯を炊くのも薪なので、暮らすこと自体で真っ黒。
都会では、蛍光剤や漂白剤の力も手伝い多くの人の服は真っ白だし、おまけに電気の使用量(明るさ)も違いすぎるため、薄汚れてくるとかなり目立ちます。
空港にて、真っ黒だねーと言いながら撮った一枚、笑。
3.日本で石鹸ゼロの暮らしは厳しいなと気づいた
我が家も帰国してしばらくは洗濯での石けんを避けていましたが、山での暮らしで真っ黒になった服で街に出ると、かなり目立ってしまうのです。
都会での黒くなった服は、信用を失いそうなので、限度があります。
綺麗好きという国民性もあるので、そこに合わせていく必要性をやはり感じました。
蛍光剤ではなくても、日本での暮らしは石鹸で落とす程度は必要になってくるんだなと痛感しました。
サハイナンで私達は石鹸を使うことがなかったのですが、若い旅人たちは、オーガニックソープを持参しています。
ちょうど彼らが使うシャワールームの排水先を観察していたのもよかったのです。
ここで使う量ならば排水の先で野草が育っていましたので、私なりのやり方を考え、余計なものを入れずに手作りをして、日本での暮らしでは必要な量だけを使っていこうと決めました。
4.人が生きていく以上環境負荷ゼロにはできない現実
人が生きるためには、生きていく土地柄に合わせて必要なことがあります。それがこんな風に「致し方ない」ことであることも経験させてもらっています。
多少なりとも石鹸を使うということは、たとえ野草が育てるとはいえ、大地を変えてしまっているという事実を引き受けないとなりません。
野生動物と同じ様にただただ循環の中に身を置いているわけではないのだと、こうして感じています。
人が生きていくということは、「生きているというだけで環境に負荷をかけている」ということを忘れずに暮らしていくしかないのだと心して、ならばどれだけ自分にとっての必要最低限に抑えることができるか、を考えて動く様になりました。
最低限だけ、石鹸を使わせてもらっています。
お洗濯には廃油石鹸を使っています。
固形にしたものを、ストーブの上で溶かしてから使います。
オリーブオイルをベースにし、好きな素材と合わせます。
春先は白樺の樹液、緑の時期はよもぎやドクダミ、冬場は古くなったシナモンやミルク、コーヒーなど、作り始めたら楽しくて、小さくカットして2週間に一度ほど箱から出して使います。
今回はどれにしようかな。とお菓子箱を開けるようなワクワクで、暮らしを彩るアイテムになりましたよ。
長くなりますので、詳細はまた別の記事で書きますね。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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