山暮らしのキッチンづくりシリーズ第3話です。
過去のキッチンづくりシリーズはこちら。
第1話
第2話
第2話までで、キッチンと、蛇口だけを設置しました。
これから、この蛇口にパイプをつないで水が出るようにしなければいけません。
目指すは、約16メートルの道のりの先にある水道管。
ここがスタート地点。
混合水栓なので、蛇口からはお湯管と水管、2本の管が出ています。
Cって書いてある方が、Coldの水管、写真では見えないけど、もう一方のHの管が、Hotのお湯管ね。
とにかくスピード重視で水をつなげてしまいたいので、お湯管はこんな感じでふさぎました。
お湯管は余裕ができたらやります。
(と言いつつ、多分やらないと思います。あまり必要ないのでw)
さあ、どんどんつないでいきたいところですが、北国の水道は、常に凍結防止の水抜きのことを考えて、バルブを取り付ける必要があります。
水抜きを考慮した配管の基本的考えは三つ。
1.一番低いところで水を抜けるようにバルブを設置
2.水抜きしたときに管の中に水が残らないように、常に傾斜をつけて配管する
3.水抜きをスムーズにできるように、一番高いところにも、空気を取り込めるバルブを設置
ということで、これは1.のための、水抜き用バルブです。
さあ、水抜きバルブを設置したところで、配管していきまーす。
水道管、グラグラと動くと水漏れの原因になるので、ちゃんと壁に固定しないといけません。
だけど元々の白い壁は薄くて、直接ビスをうつと壁自体が破損する可能性が。
だから水道管をビスで固定するための、木の板を先に取り付けます。
水道管自体は接着剤で固定するという、けっこう単純な作業なのだけど、こういった不随する作業が多いので、なかなかに時間がかかって大変です。
水道管、キッチンの上の方へ。
ここは、プレハブとプレハブの繋ぎ目部分です。
こういったところがあると、これまた大変。
直角に水道管を曲げる、エルボという部品があるのですが、こういう障害物があるとエルボを4個も使うことになり、接続部が増えてしまう。
すると、細かく寸法を測って水道管を切って接続するという、地道な作業になってしまうのです。
いやぁ、大変。
でも何とかこの障害物も越えていきます。
そして先へ先へ。
この間も、ポイント2.で説明したように、ずっと傾斜をつけて設置しています。
写真で言うと、左に行くほど高くなるように。
そして一番高いところに来ました。
ポイント3.の、水抜き時の空気取り入れ用バルブを設置しました。
これの意味ですけど、水の入ったストローを、上の部分を指でふさいで持ち上げると、なかなか水が落ちていかないじゃないですか。
だけど指を離すと、水が簡単に落ちる。
この、ストローの指を離す動きに相当することを、水抜きの時にこのバルブを開くことで実現します。
とりあえず、水抜き用の二つのバルブの設置は、完了しました。
(キッチンシリーズ、つづく)
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