■目次
1.ライフスタイルを変えてみたい!
「今の職場に違和感があって会社を辞めたい」、
「いい年齢になっちゃったけど、今から大学に入りなおしてみたい」、
「いつかのんびり田舎暮らしをしてみたい」、
「海の見える小高い丘に住めたらな」
日々忙しく過ごしている中、ふとした瞬間にこんなことを思ったりしませんか。
これって要するに、ライフスタイルを変えてみたいってことだと思います。
特にこのブログを読んでくださっている方は、
パーマカルチャーに興味がある方が多いと思います。
「パーマカルチャー的暮らしって憧れるけど、実際は難しいよなぁ。」
と思う人に対して、ぼくはいつも
「いや、パーマカルチャーって、持続可能な生き方を考えることなんだから、
今いる環境とか関係なくて、やろうと思えば今すぐにでもできるんだよ」
と言っています。
だけどそうは言ってもやっぱり、
「大きな土地を持って畑を作ったり家畜を飼ったりしながら、
いかにもパーマカルチャーっぽい暮らしをしてみたい」
という人もいると思います。
そんな風に、ライフスタイルを本気で変えてみたい人のために、
今回は「ライフスタイルを変える」というテーマで、
記事を書いてみたいと思います。
2.ライフスタイルを変えるとはどういうことか
ライフスタイルを変えるという時、多くの場合は、
より自立的暮らしに近づくようにという思いをもっているのではないでしょうか。
・今の職場はやらされ感が強いとか、
・自分のやりたかったことをやってみたいとか
・どうも自分の人生を生きられていない気がするとか
そんな気がしている時、もっと人生のコントロール感を取り戻したいと考え、
ライフスタイルを変えてみたいと考えるのではないでしょうか。
2-1.ライフスタイルを変えることの例
では、実際にライフスタイルを変えるということはどういうことでしょうか。
色々考えられそうですが、こういった例が挙げられるでしょう。
・会社や仕事を、辞めたり変えたり
・住んでみたい場所へ引っ越す
・大人になってから、学ぶ、学校に通う、留学する
・長期間、海外旅行に行ったり、海外に住んだりする
はい。
で、実はぼく、これらを全て経験しています。
ですからぼくの経験から、ライフスタイルを変えたい方のために、
どんなことを準備していけばいいのか、
それについての必要な考え方などを、シェアさせていただきますね。
2-2.ライフスタイルを変えたけど、あまり自立的ではない例
先ほど言ったように、ライフスタイルを変えたいというのは、
自立的暮らしを目指している場合が多いと思います。
だけどライフスタイルを変えて、表面的にはうまくいったように見えても、
中身はあまり変化していなかったり、自立的でなかったりする場合もあるでしょう。
例えばこんな場合です。
・田舎暮らしを始めたけど、暮らしが相変わらず消費体質
・自給自足を達成しているのだけど、あまりに自己完結して孤立的になっている
・仕事を変えて以前の悩みはなくなったけど、また別の大きな悩みが出てきた
(収入、勤務時間、職場環境、通勤時間、業務プレッシャー、人間関係、裁量の大きさなど)
・環境に対して配慮しすぎるあまり、自身が疲れたり、周りと意見のぶつかりが多い
人は経験から色々と学べますから、こういった経験を糧にしてまた成長していけばいいのですが、
そうは言ってもやっぱりあまり失敗はしたくないですよね。
3.ぼくのライフスタイル転換
2003年:
故郷の北海道から就職のために上京するも、即日、
都会の喧騒に嫌気がさし、いつか北海道へ戻ることを決意
2010年:
東京で働きながら、北海道の大学の学生になる。
(いわゆる社会人ドクター)
2012年:
9年間勤めた会社を辞め、北海道へ戻る。
社会人ドクターから「社会人」がとれてw、
学生として1年間を過ごす。
2013年:
函館で教員として就職
2015年:
1年間の育児休業を取得して札幌へ引越し
2016年:
育児休業からの復職をあきらめ、函館での職を辞する
2015年~2017年:
毎年、タイのサハイナンというパーマカルチャーファームに、家族で3ヶ月滞在
はい、こんな感じです。
振り返ってみると、けっこうライフスタイル変えてますねw
4.ライフスタイルを変えるのに必要な準備
4-1.やっぱりお金のこと
やっぱりお金のことですよねぇ。
ぼくの場合、上京したその日に、いつか北海道に戻ることを決めていましたのでw、
すぐにお金のことは考えていました。
もともと数字が好きで、お金に興味もあったので、家計簿をつけながら、
無駄な支出を減らすことはずっと心がけていますし、それは今でも変わっていません。
大学生で親元を離れて以来つけ続けてるから、
もう20年ほど家計簿つけ続けてますねー。
で、もちろん、貯蓄もするようにはしていたんですけど、
こんなことを考えながら貯蓄していました。
例えば仕事をやめて北海道に戻ったとして、
一定期間、仕事がない状態を考えるとします。
その時、いくらあれば、何日生きられるのかなぁということを、
こんな計算で考えていました。
(生きられる日数)=(貯金)/(生活費ー収入)
例えば100万円の貯金があったとして、1日の生活費が1万円かかっている、
バイトなどの収入は全くなくて0、だとすれば、
100万円/(1万円ー0円)=100日
で、100日生きられる。
これが例えば、1日の生活費が8000円で、バイトをして1日3000円の収入があれば、
100万円/(8千円ー3千円)=200日
で、倍の200日は生きられると。
こんなことを考えながら、漠然とただ貯金をするというよりは、
ライフスタイルを変えるにあたって、何日生きられれば何とかなるのか、
そのために生活費をどれぐらいに抑えればいいのか、
なんてことを日々考えまくっていました。
4-2.家族会議で方向合わせ
やっぱり家族と、将来の方向を合わせることは必須ですよね。
定年後は田舎暮らしを勝手に決めてた旦那さんが、
都会好きな奥さんと熟年離婚してしまうというケースも聞きますから。
(ちょっと極端ですが)
ぼくの場合、上京してから3年後に結婚しました。
この頃も、いつか北海道へと思っていたので、
夏休みを利用して妻を北海道ドライブに連れていったりして、
「北海道いいでしょー?」と洗脳したりしてましたw
で、夏休みだけじゃなくて、定期的に北海道に戻るための作戦会議を、
ノートをとりながらし続けていました。
4-3.自分のほんとにやりたいことを考え続ける
ライフスタイルって、変えてはみたいと思っても、
何となくは変えにくいものですよね。
ライフスタイルを変えるって、心身ともに大きなエネルギーが必要なものです。
今いるマイナスの状況を回避するためにライフスタイルを変える、
というパターンもありますが、
それだけでは変えるのに必要なエネルギーとしては弱かったりします。
やっぱり、自分がどうしてもやりたいことがあって、
それをやるためにはライフスタイルを変えることが必須なんだ!
という強い思いのようなものがないと、
なかなかライフスタイルを変えるほどのエネルギーは生まれてはきません。
ぼくの場合は、自己啓発書とかビジネス書が好きだったので、
多いときは週に3~4冊そういった本を読みながら、
自分の本当にやりたいことは何なのかということを、
常に模索し続けていました。
元々の理由はそうでしたが、さすがに東京の喧騒がいやだからという理由では、
やっぱりライフスタイルを変えるためのエネルギーは、弱かったと思いますw
5.その他のポイント
5-1.勇気や決断が必要なのは、準備不足の証拠
会社を辞めたということを話すと、
「よく決断したね」
「自分にはそんな勇気はないな」
といったことを言われることがありますが、
ぼくにとっては、あまり大それたことをしたという感じはしませんでした。
もし、何の準備もしていなかったら、勇気を出したり、決断したりしないと、
会社を辞めることはできないのかもしれません。
勇気を出すとか決断とかって、会社を辞めることが、
ある意味ギャンブルになっているのではないでしょうか。
それはすなわち、
辞めることがイチかバチかの勝負になっちゃってるんだと思います。
周りから見ると、突然辞めたように見えたのかもしれませんが、
初めて会社を辞めた時にも、ある意味9年間の準備をしてきました。
準備に準備を重ねてきたので、辞めるということは、むしろ自然なことでした。
(もちろん、上司にそれを言い出すときは、
ものすごい緊張したし、勇気も必要でしたけど)
だからお伝えしたいことは、
「小さな準備を重ねていれば、客観的に見て大きな一歩も、
本人にとっては決断不要の自然なこと」
ということです。
逆に言えば、それぐらい準備をしましょうということです。
(ギャンブル的に行動してうまくいく人もいますが、
ぼくにはそのやり方は怖くてできませんw)
5-2.相談相手を厳選する
ぼくは性格上なのか、妻以外の人には、あまり相談はせずに自分で決めてました。
ですけど、やっぱり相談したくなることが多々ありますよね。
こんな時、相談する相手が、ちょーーー、重要です。
というかぼくの考えでは、相談相手を選んだ時点で結果はほぼ決まってきますw
・職場の同僚、家族、友達に相談する → ライフスタイルは変わらない
・すでにそういったことを実現した人に相談する → ライフスタイルが変わる
そこまで言い切るかという感じですが、そこまで言い切りますw
前者の、ライフスタイルを変えようとしているその人を良く知る人にとっては、
今まで通りのその人が自然であり、ライフスタイルが変わったその人は不自然なのです。
だから、ほぼほぼ全力で留められますw
その全力の引き留めに怖気づいて、
「やっぱり変えないほうがいいかなぁ」
という雰囲気になってきてしまいます。
だけど後者の人と言うのは経験者ですし、
ライフスタイルを変えた後の状況も、ある程度予想がつきます。
動いた経験がある人にとっては、動く時のドキドキする気持ちや、
その後の困難への対処法もよくわかります。
何より、自分の過去を思い出したりして、応援したくなるものです。
だから相談相手を決めた段階で、
実は自分が無意識的にはどちらを選びたいのか
(ライフスタイルを変えたいのか、変えたくないのか)
までわかってしまう。
これがぼくの考えです。
5-3.いざ変えるときに必要なこと
例えば会社を辞めるとして、
「さあ、準備ができた、あとは手続きだけだ」
という段階になったとして、ぼくがこれは必要と思うことが一つあります。
それは、
「お世話になった方々へのあいさつや、丁寧な説明」
です。
もう二度と会わないから、などという理由でこれを怠ると、大変なことになります。
元同僚などに陰口を叩かれる?
そんなことじゃありません。
まあ、それもあるでしょうけど、
自分で自分のことを信じられなくなります。
そういう不誠実な態度をとってしまったということが、
自分の記憶に刻まれてしまいます。
これは、セルフイメージの低下につながります。
陰口を叩かれようが叩かれまいが、ある意味これは小さなことですが、
このセルフイメージの低下は、今後の人生において大きなマイナスとなってしまいます。
せっかく自立的暮らしを目指してライフスタイルを変えたのに、
今後の人生のあらゆる面で、迷いや後ろめたさが出てきます。
過去お世話になった人から、隠れるように隠れるように生きることになってしまいます。
これは本当に、人生の大損失だと思いますので、
ここだけは本当にちゃんとした方がいいだろうなと、
マジ顔で思うわけです。
6.まとめ
はい、色々言ってきましたが、最後にポイントをまとめると、
・勇気や決断がいらないぐらい、準備を積み重ねよう
・相談相手選びは慎重に
・お世話になった方々には、丁寧にあいさつを
ということでした。
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