こんにちは、嫁のsaeです。
暮らし部門担当の私、我が家は冷蔵庫がないので、食糧を保存するための知恵に対して、常にアンテナを張っています。
情報化社会でネットで検索すればなんでも出てくると思っていたのに、出てこないものもあるんだと、リアルに冷蔵庫のない暮らしをして知った時は、びっくりするとともに、調べられないものがあることに妙に安心した気持ちにもなりました。
こういう暮らしをして、こんな風に情報を頼りにできないことがあるからこそ、自分の手足を使って経験して考えて一つずつ答えを出していくのですが、そういうことでついてくる自分を信じる力とか越えていく勇気こそが大事なんじゃないかなって最近思うのです。
与えられた情報に慣れてしまうと、自分で決断することに迷いが出てしまうけれど、そもそも自分の人生は自分で決めていくことしかできないものだから、情報の海に溺れてしまわないように。
1.かぼちゃの乾燥保存
去年からかぼちゃをドライにして保存しています。
かぼちゃの保存をネット検索しても、ペーストにして冷凍保存するとか、冷凍の方法しか出てこなかったんですね。
冷凍保存も我が家にはできないので、瓶詰めにして脱気する方法にもトライしてみましたが、うまく行かず去年ストーブの上で干してみたらなかなかのいい出来。
それでもマメに様子を見てやらないと、乾燥する前にカビる状態が続いてもいたのですが、今年は漬物大根を干した時に、「お天道様と風に当てたらうまくいくんじゃないんだろうか?」と閃いたのが大当たり。
かぼちゃをスライスした後、外に1日干してからでストーブのそばに置いておいたら、綺麗にカリカリに乾いてくれたのです(^-^)
ミルで粉砕させておやつにしたり、手作りカレーの甘味にしたり、水で戻してから炒めてみたり、いろいろ使えます。
かぼちゃを甘味にしてココアも入れて米粉蒸しパンを作りました。
2.大根の保存
春先まで保存していただいています。
葉っぱを落として、室に入れる方法。
雪の下に埋めておく方法。
収穫してひと月分ほどは部屋の隅に置いておいて少しずついただいています。
あとはお漬物に。
玄米漬けや味噌漬け、ニシン漬けに。
そうそう切り干し大根もストーブの上でやる予定です(^^)
3.白菜の保存
こちらは室にいれて。
部屋の隅にも転がしておきます。。
そしてキムチ!
今年初めて本格的なキムチにトライしました。
4.にんじんの保存
冬の前半戦は室内の隅に。
後半戦用は、大根さんと一緒に土に埋めて雪の下に。
あとは部屋の隅に置いておいてゆっくりと。春近くなるまでこれで大丈夫。
5.玉ねぎの保存
こちらはダンボールに入れて部屋の隅に。
上の写真の右側ですね。
6.キャベツの保存
こちらも室に入れて保存しています。
室内だと暖かすぎてしまうので0度を切らない程度の室が一番。
いつもはこれにゴボウさんが仲間入りするのですが、今年はうまく行かず残念。
冬もスーパーに行かずに過ごしたいなと思い、同じ野菜をいただいています。今年はいくらかトマトソースを仕込めたのと、きゅうりの塩漬けに成功したので、お漬物のきゅうりもいただけそうです。
冷蔵庫がなくなり、季節のものをいただくようになり、「身土不二」の意味をほんのりと身体で感じています。
身近にあるものをいただくと「ばっかり食べ」になりますが本来、身土不二というのはそういうものだったんじゃないかと想像しています。
7.昔話の世界。
寒い日はお雑炊にすることも多い我が家。
お家にあるお野菜とお米、手前味噌で作ったお雑炊。
家族で出かけて薪ストーブが冷えた頃に帰ってきた日は、薪ストーブを炊く人とご飯を炊く人に分かれて一気に暖をとる作戦に出ます。
薪ストーブが温まるには時間がかかるので、先にあったかいスープやお雑炊で身体を温めるのです。
豪華ではないけれど、温かい食べ物が身体に入るとふんわりと心が溶けて、みんなでホッとするんです。
余談ですが、ムスメの昔話を読みながら、囲炉裏にかかったお雑炊に思いを馳せられるようになりました。
それとね、昔話のおじいさんは大抵客さんが来ると惜しげも無く薪をたくさんくべてお客さんをもてなしてくれるところとか。
昔話の中にたくさんの学びがあるんだなあとかんじるようになりました。
せっせと集めてきた薪で暖をとりお客さんをおもてなしする、そんな静かな優しい気持ち。飾ることもできない貧しさの中で、できる限りの食べ物を使ってつくってくれたお雑炊。なんでも、温かいものをいただけることが本当に幸せなことなんだと、こんなお話からも想像しています。
冬は家での仕事が増えます。
麹を仕込み、お味噌を仕込み、お醤油を仕込む。
麹が出来上がる暖かいにおいに包まれるこの時期。
春夏は雪のない時期にしかできない仕事をして、冬はこの時期だからできることをする。
現代の暮らしにも感謝をしつつ、絶やしたくないものを繋いでいきたいと思いながら、この暮らしに挑戦しています。
それぞれが大切にしていきたいことがあると思うなかで、私は私が大切にしたいと思うことを家族の気持ちとバランスをとりながら行動に移していく。
そうして今の暮らしがあります。
いつも応援して下さる方々に大きな感謝とともに今日も暮らしています。
いつも読んでいただいてありがとうございます☺️
暮らすこと自体が、日々の仕事。
そんなライフスタイル「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」を目指して、北海道の山奥、4人家族で生きています。
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