■目次
1. 家に帰ると水の音が…
2019年末。
この年の年末は、12月29日早朝から30日まで、一泊二日で実家の旭川に帰省。
家を留守にする時、常に注意するのが水道管の凍結。
一部断熱のない我が家は、家を留守にしていると、室温がすぐに外気温と同じになってしまいます。
この時の天気予報(気温)は確かこんな感じ。
12月29日
最低気温:−6℃
最高気温:2℃
12月30日
最低気温:−7℃
最高気温:7℃
最高気温がプラスになるものの、最低気温は一般的な凍結注意の−4℃を下回っている。
ということで、いつものように水を出しっぱなしにして凍結予防をした上で出かけました。
しかし30日の午後7時に家に帰宅した時、一番最初に家に入った息子の第一声。
息子「なんか、水の音するよ。」
妻「早く電気つけて!」
電気を点けると、キッチンの下が水浸しの悲劇に。
急いで外にある水道の元栓を閉めて水を止めて、タオルケットで床の水を拭き取る。
数日前に寝具を交換した時に捨てようと思っていたタオルケットがまだ捨てずに残っていたのが幸いした。
意外にも、漏れていた水の量は少なくて、見た感じは10リットル程度。
家中が水浸しというよりは、キッチン周りが濡れてしまった程度で被害は思ったよりも小さい。
こちらの写真は大まかに水を拭き取った後のキッチン手前の床。
写真中央右側にある白い精米機に、水滴が付いていたり、その下にはまだ拭き取りきれていない水が。
いつもはこういうトラブルがあると、
「イェーイ、ブログネタにしよー」
とすぐに写真をとるのだけど、さすがに焦ってそれどころではなく、帰ってきた直後の水浸しの写真を撮ることができなかったのは残念w
こちらは凍結で破裂した水道管。
手作りで安く済ませるために、管は塩ビ製。
金属の水道管なら、破裂しなかったかなぁ。
こちら、シンクに置きっ放しになっていた、水が入っていた鍋。
見事に凍結してました。
うーん、けっこう冷え込んだんだなぁ。
2. 今回の凍結に関連する二つの疑問
だけど、ここで二つの疑問がわきました。
・なぜ、水を流しっぱなしにしていたのに凍結したのか
・なぜ、水道管が破裂したにも関わらず、家中が水浸しにならずに済んだのか
2-1. 水を出していたのに凍結した理由
これは簡単で、理由は、単純に水を出す量が少なかったため。
チョローっとしか出していなかったんだけど、帰ってきたら、その蛇口からチョローっと出していた水は、見事にツララになってましたw
(これも写真撮りたかったんだけどなぁ。すぐに息子がそのツララ、折っちゃいました。)
凍結防止には、もっとジャーっと出しておかなきゃダメですねぇ。
2-2. 水漏れの量が少なかった理由
もっと不思議だったのは、けっこうな勢いで水が漏れていたのに、家中が水浸しになるほどではなかったこと。
きっとこの凍結は、29日の夜から30日の朝にかけての冷え込みで発生して、水道管を破壊したと思われます。
だけど破壊直後は水は凍結しているので、水漏れには至らず。
この日の日中のプラスの気温で徐々に徐々に、ゆーっくり氷がとけていって、ぼくらが帰宅する直前に漏水に至ったのだと思われます。
ぼくらが帰宅した時は、けっこういい勢いで水が出てましたので。
あと30分とか帰宅が遅かったら、もっと家中が水浸しになっていたでしょう。
危なかったー。
3. 修理
3-1. 部品購入
この日、帰宅したのは19時。
元栓を閉めたり床を拭いたりで19時半。
この日は疲れたので修理は翌日に、としたいところだけど、それだとさらに事態は深刻化します。
元栓を止めっぱなしにしていると、水の流れがないので外にあるむき出しの水道管が氷点下の外気にさらされて、今度はその部分が凍結します。
そうなるともう、トイレにも入れなくなってしまう。
ということで、あと30分で閉店してしまう最寄りのホームセンター、ホーマックへ急いでGo!
修理用の部品を購入できたのは、閉店の5分前でした。
危ねー、全てがギリギリ。
3-2. 修理
ということで、何とか部品も揃ってあとは修理するだけ。
元々自分で接続したむき出しの配管なので、修理もそれほど難しくはありません。
こちら、破裂した水道管。
見事に破壊されてるなぁ。
ちなみに破裂する理由ですが、水は氷になると、体積が約10%増えます。
この体積が増えようとする力は相当なもので、出口のない水道管の中の水(氷)は水道管を破裂させてまで膨張しようとするのです。
ちなみにこちらが、修理前の全体写真。
T字に分岐している部分の左右の管が割れているのがわかるでしょうか。
こちら、キッチン用水栓(蛇口)への接続部。
ねじ込み式になっていて、水漏れ防止用のシールテープというものを巻いて接続します。
次に同じような事態に陥ったときに、家全体の元栓を止めなくて済むように、キッチン部の元栓を取り付けてみました(赤いバルブのやつ)。
あとはひたすら、水道管の長さを測って切ってー、接着剤で接続してー、の作業の繰り返し。
作業自体は1時間ちょっとで終了しました。
4. 修理完了!
乾くまで24時間待てと接着剤の説明書に書いてあるのだけど、そんなに待っていたら外の水道管が凍ってしまう。
タイで同じように水道管を接続したときは30分も待てばダイジョブだったので、今回も30分ほど待って水を通してみました。
出たー!(写真では水が出てるところが見にくいけど)
無事、ほかの部分から水漏れすることもなく修理が完了し、お祝いに実家からもらってきたプレミアムモルツを飲んで寝たのでした。
ちなみに、11月までは床に敷いてあった布団も、ちょっと前にベッドを作ったので濡れることなく無事でした。
ほんと、色々な不幸中の幸いが重なって、無事トラブルを乗り越えることができたのでした。
いやぁ、冬はトラブル色々だなぁ。
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