2017年8月、フィールドへの移住を目指して、
ドッキングハウスを8号まで作り終えました。
これで居住スペース、電気、水、薪ストーブ、ドラム缶風呂、トイレなど、
生活に必要なものは揃い、移住できるかに見えました。
でも井戸水は水質と水量がイマイチ。
ということで、もう少し深く掘ることにしましたが…
突っつき棒の分解
井戸を掘るためには、井戸底の地面を棒で突っついて、
ガチガチに固まっている井戸底の砂やら粘土やらの
土壌を柔らかくする必要があります。
現在、井戸の深さは6メートルを超えました。
で、井戸枠が地面から地上まで1メートル上に出ている。
ということは、突っつき棒の長さは、地中の6メートル、地上の1メートルで、
最低7メートル必要です。
井戸が深くなれば、その分突っつき棒の長さも必要。
ということで、現在は約8メートルの突っつき棒を使っています。
8メートルっていうと、ビル3階建てぐらいの高さ。
これだけの長さの棒を井戸の中に入れるのは超大変。
棒をまっすぐに立てて井戸の中に入れなければいけないのだけど、
8メートルの棒を立てるって、めちゃくちゃ重いし、
これだけの長さがあると、棒がしなって曲がってしまって、
なかなか真っすぐに立てることができない。
突っつき棒を中に入れるだけで一苦労です。
って話を、先日のブログに書いたら、
Dさんからすばらしいアイデアをいただきました。
8メートルの棒を扱うのはけっこう大変なので、半分ぐらいのところで、
ジョイント部を毎回分解して、4メートルの棒を2本扱うのはどうかと。
で、分割した下の部分が井戸に落ちたら二度と拾えなくなるので、
落ちないように突っつき棒に穴を開けて、そこに細い棒を通しておけば落下防止になると。
文章での説明はむずかしいので写真を。
わかるかな。
突っつき棒を4メートル上げたところで、その突っつき棒に、
別の細い棒を通して落下を防止する。
この状態で4メートル棒と4メートル棒が接続されている
ジョイント部(細い棒のすぐ上の部分)を分解します。
ちょっと面倒だけど、分解しないよりははるかに作業性がよくなりました。
現在は6.1メートルぐらいかな。
そろそろ井戸枠を下に下げるという、新たな作業が必要になってきました。
それは次回以降に。
井戸枠を打ちこみ
だけど真下を突っついているつもりでも、棒が曲がっていたりして、
うまく真下をつっつけないことがあります。
すると、井戸は下に掘っていくことができず、ただ周りを広く広く、
意味のない掘りを続けることになってしまうのです。
灰色の管が、その井戸枠です。
ある程度掘り進めたら、この井戸枠を下に下げることによって、
突っつき棒が、井戸底をまっすぐ真下を突っつくことができるようになります。
その結果、効率よく掘り進めることができるようになります。
(文章だけではなんとも説明が難しいですが)
井戸枠を下げるには、井戸枠の上部をハンマー
(は持ってないので、その辺の重めの廃材を使って)で叩いて下げていきます。
ハンマーで井戸枠を叩くために、周囲の木枠を解体。
そしてひたすらハンマー(がわりの廃材)で打ち込みます。
ひと打ち1センチずつぐらい下がっていきます。
そして周りの木枠を完全に解体しました。
6メートルの井戸枠が、地上から20センチほど出ているところまで行ったので、
井戸枠は5.8メートルまで入りました。
(この記事は、2017年9月6日、11日の記事を再編したものです)
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