これは、まだ雪の残る4月に撮った写真。
立派な松の下に、オレンジ色の建物があります。
近づいて見ると、こんな感じ。
これは、10年以上前、五郎さんの仲間のSさんが住もうとしていたところ。
だけど状況が変わり、Sさんは住むことなく、この家は空き家になっていました。
4月に五郎さんが、ここに住んでもいいんだよと言って下さり、
簾舞への移住を決めました。
別角度から。
よく工事現場などに事務所として置いてある、プレハブです。
銘板を見てみると。
昭和62年!
また別角度から。
この家のすばらしいところは、何といっても基礎。
土木工事が大得意の五郎さん。
鉄骨で強固な基礎が作ってあります。
これはすごい!
オフグリッド生活実験フィールドでドッキングハウスを作った時。
基礎はどうしてたのかというと、コンクリートブロックをただ置いただけ。
コンクリートブロックで全然問題ないと思っていたけど、
冬は地面が凍ります。
地面が凍ると、水分の膨張により、コンクリートブロックが持ち上げられる。
結果、夏は水平だったハウスが、冬は凍結によって若干斜めになってしまう。
凍結しないときでも、大雨が降ったりすると、地面が柔らかくなったりして
コンクリートブロックが少しずつ沈み込んだりもしてしまう。
基礎なんて、コンクリートブロックで十分でしょ?
と思ってた自分の考えは、こうして間違えであることがわかったのです。
だから、この鉄骨で作られた強固な基礎。
この価値がものすごくよくわかります。
しかも水平!
構造物を水平にすることがいかに難しいことなのかも、
ドッキングハウスを作ってみてよくわかりました。
そして写真では見づらいけど、この家の外には、水道があり、
五郎さんが山から引いてきた、伏流水が使えます。
これまた、オフグリッド生活実験フィールドで、井戸を掘ってみたものの、
金気のある水質のよくない、水量もイマイチな水しか出なかったから、
水質も水量も申し分ない伏流水を使うことのできる水道が、
家のすぐ近くにあるなんて、もう最高すぎる!
妻もこの家を見て第一声が、
「おー!水あるじゃん!」
でした。
タイのジャングル暮らしやフィールドで、水の重要性を痛感した我が家にとって、
この環境はすばらしく、超ぜいたくに感じられるのです。
とは言え、このままでは当然住むことはできず、色々と作業が必要です。
さあ、ここに住むために、どんな作業をしたらよいでしょうか。
シリーズでお伝えしまーす。
まさに遊暮働学で自立的暮らしの山暮らし。
遊暮働学とは、遊びも仕事も学びも暮らしの中にある、というライフスタイルです。
パーマカルチャー研究所では、「遊暮働学で自立的暮らし」の
無料メルマガ講座を配信しています。
こんな暮らしに興味のある方は、下のフォームから購読をお申し込みください。
コメントを残す