砂糖の魔力

お菓子

タイのサハイナンに滞在していた頃、
毎週土曜日は多くのお店が集まるマーケットに行っていました。
この地方のタイは、何となく2~30年前の日本の雰囲気が漂っていました。
その、サタデーマーケットに行った時に考えた、「砂糖の魔力」についてです。

今日はお楽しみのサタデーマーケット。
仕事は朝食前だけしかできないので、ガーデンの水撒きと薪拾いを。
朝食を食べたら準備をして9時に出発。
30分ほど歩くとまた話しかけてくれた人が。
しかしその車はトゥクトゥクだった。
タイの隣国ラオスに行ったとき、トゥクトゥクで嫌な思いをしたこともあり、
「乗ってくかい?」と言われ、やや抵抗があった。
なので先に料金を確認しておこうと思っていくら?と聞いたら「free!」との回答が。

なんと!
どこまで人がいいんだ、タイの人は。
車に乗りながら話を聞くと、自分は今から病院に行くところだ、
自分の仕事はトゥクトゥク運転手と、病院勤めだとのこと。
日本ではありえないな。
副業禁止規定とか、タイには少なそう。
そういえば以前も、警察官らしき人が商店のレジやってたこともあったし。

結局病院よりも遠い、うちの第一の目的地のカフェまで送ってくれた。
本日も逆ヒッチハイクいただきました。ありがとうございます。

すっかり顔なじみになったカフェだけど、四人で行くのは多分3週間ぶりぐらい。
コーヒーとアイスしか注文していないのに、バナナとお茶を出してくれた。

カフェ
ほんと、タイの人は子供にやさしいなぁ。
払うよと最初に言ったのに、やっぱり子供のアイスのお代はとらないでくれたし。
またまたありがとうございます。

次なる目的地はお昼ご飯。
適当にその辺のお店に入って注文。
今日はヌードルとおかずのせご飯。

レストラン
おいしい。
だけどのどが渇いた。
もしかしてここでも化学調味料かな。
うぅむ。

お次は、以前ぼくらを家に招待してくれた人のところへ。
初めて会ったのは学校を訪問した時。
2度目が家に招待してくれた時。
そして先週、サハイナンメンバーがまた学校へ訪問したのだけど、
うちらはラオスに行っていて学校へは行けなかった。
その時彼らが、「日本人は今日いないの?」と言ってくれていたらしい。
ということで会いに行くことにした。
突然の訪問なのに歓迎してくれてありがたい。
その家の11歳の男の子が、言葉も通じないのにうちの息子と上手に遊んでくれる。
すごい。
大人はゆっくりお買い物。
あ、彼女の家は個人商店なのね。

一通り買い物をしてサタデーマーケットに向かおうとすると、
たまたまその家に遊びに来ていたその人の兄弟が、「待て待て送ってあげるから」と。
本日2度目の逆ヒッチハイク。
ありがたいなー。

そしてメインのサタデーマーケット。
サンダルとヘッドライト、兄と同じじゃなきゃ嫌だという娘のために、
サンダルとヘッドライトを買ってあげた。

あっという間に4時になり、途中カフェ休憩を挟みながら、2時間の道のりを歩いたのでした。

歩きながらの今日のお話。
商店で25キロ入りの砂糖を見つけた。
レストランに行くと、スパイスなどに混じって砂糖が置いてある。
ヌードルでもなんでも、かける人はレンゲ一杯ぐらいの砂糖をかけるらしい。
屋台でその場で作ってくれるものを注文する時も、砂糖はいるかい?と聞かれる。
小学校の給食に、甘いお菓子やジュース、スナック菓子が出たりする。
大丈夫か?タイの人は。

砂糖はみんな大好き。
黙って出されればそれは普通においしいおいしいと食べてしまう。
子供は特にそう。
砂糖は実は体に良くないとか、中毒性があるとか虫歯の原因になるとか、
太りやすいとか、わかっていてもやっぱり食べてしまう。
子供なんてそんな知識は大人よりもないはずだから、歯止めがきかない。
商店に行くと、甘いお菓子やジュースがずらり並ぶ。

小さい頃から日常的に砂糖を摂取していれば、
普通はそれが習慣になって甘いものを求め続けるだろう。
甘いものは、ある種タバコに似ていて、今とったから
明日とらなくて良いとはならず、次々に欲しくなってしまう。
そうするとそれを買うためにお金が必要になる。
お金が必要になると、本来必要な分以上に稼がなければならなくなる。
すると日本のように、働きすぎでどんどん余裕がなくなっていって、
やさしいタイの人たちから笑顔が消えてしまう。
そんなことになってしまわないだろうかと心配になってしまう。

どうも今のタイが、25年ほど前の日本のような雰囲気を感じる。
あの頃自分も、たぶん他の家庭よりは少ない方だったとは思うけど、
結構日常的にジュースやお菓子を食べていた。
お店には多くのお菓子やジュースが並んでいた。
コンビニも普及し始めていた。
タイにもセブンイレブンが少しずつ増えてきている感じがする。
セブンイレブンに入ると、他の個人商店よりも圧倒的にきれいで品揃えがよく、
ますますいろいろなものを欲しい気持ちが強くなる。
日本と同様、個人商店が消えてコンビニだらけになる様子が目に浮かぶ。
そうなるのも時間の問題という感じがする。
すると、便利なんだけどなんか味気ない、そしてお金ばかりが必要となる、そんな社会の到来か。
まるで先進国の二の舞じゃないか。

この話の始まりはなんだ?
砂糖か?
砂糖は、他の国の人たちを支配するために輸出されているという話を聞いたことがある。
嘘か本当かわからないが、自分がこの国でそんなことを感じ、考えてみると、
なんだかつじつまが合うような気もしてくる。

先進国は、発展を続けるために、マーケットを発展途上国まで広げていく。
途上国の人たちは、欲望を刺激され、それを買うために以前よりもたくさん働くことになる。
それにより得られる富を、先進国が手にする。

お菓子

日本のスーパーでバナナが100円で手に入るのは当たり前だと思っていた。
しかしこちらの国に来てみて、バナナ一つ作るのにどれだけの広さが必要か、
植えるのも大変か、育つのにどれだけ時間がかかるかも少しは分かったつもりだ。
それを考えると、よく言われている、途上国の人たちが頑張って働いているから
先進国のいい暮らしができるとか、貧困層から富裕層に富は移動し続けるとか、
そういったことがわかってきた気がする。
というか、その様子を今、まさに目の当たりにしているような気がしてきた。
こんな不公平でいいのかな、とも。

話はさらに広がるんだけど、今日訪問した家(個人商店)では、
キッチンで使った水が家の下に流れて、近くの川に行く様子がはっきりと目に見える。
今住ませてもらっているサハイナンの家では、洗濯に使った水は、
坂道を流れて家の近くにあるガーデンへ流れていく。
そこでできたものは、いずれ自分たちの口から体内に入っていくことになる。
その様子がはっきりと目に見える。
そうなると、よくわからない合成洗剤などは使う気にならない。
これぐらいはっきりと自分で認識できて初めて、自分の感覚とか行動が変わってきたように思う。
自分が健康でいるために、よくわからないものはやっぱり使いたくないと。

そして、今までは知識としての「環境に配慮」だったのが、
今では実感としての「環境に配慮」に変わった。
この自分の変化を感じたことで、
「人は知識では行動は変わらない、実感を伴うことで初めて行動が変わるんだ」
という発見が得られた。

多分、日本に帰ると、少なからずうちの生活スタイルは変わると思う。
でも、他の人にそれを話しても、生活スタイルを変える人は少ないと思う。
自分は実感したけれど、その話を聞く人は、経験をできるわけではないから。

実際、2015年の帰国直後から、暮らしがこんな感じに変わりました。

・冷蔵庫なし生活を始める
・スーパーへ買い物に行く回数が半分以下になる
・使う洗剤やシャンプー類の種類が、半分以下になる

現場が大事なんだと良く言うけど、まさにそんな感じがする。

なんだか、日本にいてよく見えなかったものが、こちらに来て色々と見えて
実感できてきた気がした、6度目のサタデーマーケットでした。

(この記事は、2015年12月26日のブログを再編集したものです。)

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発展途上国に分類されるタイ。
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