暮らすように旅をする。旅先での梅仕事。

1.旅をしながら梅を探しておりました

さえです。
今年は梅が不作でした。
北海道に梅干しにいい梅がなかなか届かず、旅をしながら梅を探しておりました。

そうしましたら、ご縁を繋いでくれた方がいて、梅摘みをさせてもらえることになったのですよ😊✨

手の届くところは収穫済みだったので高いところを試行錯誤で摘んで行きました。
娘が知恵を働かせて、色々と工夫してだいぶ摘み取ることができました。

2.初めての梅摘み

熟した梅を、身も枝も傷がつかないように、摘むのは容易ではありません。

そんな経験を通して改めて、梅干し一粒ずつが宝物だとしみじみと思います。

本当は持ち帰る予定のなかった梅たちですが、ここまでして摘んだ梅ですから、娘、梅仕事をしたいと張り切ります。

そうは言ってもですね、旅の最中。
7キロまでの荷物しか持って帰ることはできません。。
仮に宅急便で札幌まで送ってもまだ1週間は帰れません。
梅が傷み始めてしまいます。。

が、しかし、そんな娘の気持ちを大事にしたいよなあと母ちゃんは考えました。

そしてコンビニへ向かいます。
手に入れたのはジッパー袋と粗塩。
宿にあった爪楊枝をもらって、梅仕事をしてみることにしましたよ。

塩漬けをして仕舞えば、腐ることはありません。
やれるとこまでやってみる、をモットーに始めました。

3.旅先での梅の塩漬け作り

キッチン付きのゲストハウスだったので梅を洗ってヘタを取り、ジッパー袋に梅と塩を入れます。焼酎は使えないので、塩分はしっかり目の15%。

梅酢が上がったら移動中に漏れてしまうかもしれないので、ジッパー袋は二重にします。

そしてバックパックの中にある重しになるそうな荷物を探します。

夜の間は重しをして、昼間は時々袋を揉んであげて、梅酢をあげてやります。

これくらい上がれば大丈夫。

4.土用干し

梅酢をこぼさないように持ち歩いて、帰宅後、2週間ほどつけてから、土用干しをしましたよ。

手前は私のつけた梅、奥が娘の梅干し。
青梅を追熟してつけるより、木熟の梅は皮も柔らかく香りも良く本当に美味しい。。

今年は図らずも青梅からの追熟で梅干しにトライしましたが、木熟の梅干しとは歴然の差だなあと実感できていい経験になりました。

それとね、もう一つ。

こうして娘の気持ちを汲んであげられたなあって、自己満足も味わえましたよ😊。。
子供のやりたいによりそうってタイミングがとても大事。
私がやってあげたいことと、娘がやって欲しいってこととは違うので、それをうまくキャッチできた時のお互いの満足感がたまらなく嬉しくなります。

本当は三年寝かせたいとこだけど、娘のことだから半年もしたら食べ始めるでしょう。
楽しい思い出と共に、日々の暮らしが送れることが宝物。
美味しいと思える1番大切なルールは自分が食べたいタイミングに食べることですよね。

貴重な梅を分けてくださった方、素敵なきっかけをくださった方、皆さんに感謝とともに。

出張梅&野草講座開催しましたよ。

2024年7月30日

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