こんにちは、よめです。
今年もね、「みつくりさんちの 梅仕事じかん」と題して、梅干し講座を開催しました。
ありがたいことに参加希望者が多く、1日だけでは会場に入り切らなかったので、2日にわたって行いました。
梅干し作りはもう15年ほどしておりますが、毎年、梅仕事のほかに、どんなワクワクを付け足していくかを、一年かけて考えています。
今年はね、梅干しを日常的に使う知恵。
梅干しおむすびと日の丸弁当以外に、活用できたら、酸味が苦手なご家族も食べやすくなるかなあと考えたワケです😊
そんなわけでひと月かけて家族には毎日梅干しを使ったご飯を食べてもらいましたよ笑。。
1.梅干しを使ったお料理。
梅干しが大好きな料理家さんが素敵な本を出していらっしゃいます。
そんな文献を参考にしたり、これはご飯に混ぜてみたらおいしいかな?って思いつきでアレンジしてみたり、それはもう色々と作るワケです笑。
そんなこんなで試食にあげたメニューたち。
⭐︎梅ひじきおむすび(ワタナベマキさんの文献を参考にちょっとアレンジして炊いた「梅とひじき」の混ぜご飯)
⭐︎パッタイ(タイ焼きそば)
⭐︎キャロットラペ → 甘みを梅ジュースでつけたもの
⭐︎2020年に10%でつけた梅干し
⭐︎お豆腐に乗せたうめびしお(梅とみりん、おかかを混ぜて炊いた調味料)
全部梅を使ってこのプレートができます。
これに梅を使ったデザートもつけましたが、写真を撮り忘れました。。
ざんねん。。
(ちなみにみなさんに聞かれたのでお伝えしますね。
お皿に敷いてあるのはイタドリですよー。)
梅干しインベーダーになろうと思っております私😆。。
薄れつつある梅干し文化で日本をじわじわと侵略したいと思っております笑。。
そのためには、「梅干しって意外とうまいんだねえ」って、まずは日本人の胃袋から制していかないとなりませんからね。
毎年少しずつ、地道に侵略活動に挑んでおります。
梅農家さんが減ってしまう前に、ずんずんと侵略を…。。
というお話はこれくらいにしておきまして、それくらいの気持ちで伝統食を作っておりますよ。
みなさん、美味しい♫って言ってくださってほっと一息。
2.梅干しの効能の話
調べたら効能はどこまで公にうたって良いのか、正直あまり分かりません。
ですのでここでは控えておきますね。
講座では「こんな文献にはこう書いてありましたよ。」という形でお伝えしました。
有名な「クエン酸は疲れをとるそうですよ」ですとか、「梅は三毒を絶つ」と言って、水毒、食毒、血毒を出してくれると言われているそうですよ、という昔から伝わるお話ですとか。。
「興味がありましたら、みなさんも調べてみられたり、ご自身の体感に耳をすましてみるといいかもしれません。」というようなことをそえていつもお伝えしております。
3.梅干しを仕込む
なんと今年はね、梅の大不作の年。
発送1週間前に農家さんから電話をいただき、梅がほとんど落下してしまったのです…と、お聞きしました。。
急いで皆さんから追加で注文を受けていた分を取り寄せられないことをお伝えし、農家さんからは、お一人1キロずつでお願いしました。
だから今年は一粒ずつがいつもより貴重な、大切な梅干しになります。
そして少ないので、樽ではなくジプロックで仕込んでいただきました。
初めての方もいらっしゃるので、手軽な道具で今年の仕込みをやってみて、来年改めてご自身に必要な道具を揃えていただけばいいなと思ったのです。
さあ、気を取り直して仕込んでいきますよ。
まずはお決まりのへそとり。
完熟梅を洗って拭いて、へそをとります。
それからそれぞれのお好きな塩分濃度で仕込んでいただきます。
我が家は10%から18%の間を毎年、濃度を変えて仕込んでいますので、お好きな濃度を選んでいただいています。
ご家族の体調、好みで、1日目の仕込みは15%前後、2日目はみなさん10%にトライ。
梅干しレシピの詳詳細は7月に発売されます、「北の国から 家族4人で幸せ自給生活」という本に綴っています。
(農文協さんから本を出していただくことが決まりました😊🙏)
娘さんとお二人で仕込まれた方もおられました。
暮らしの仕事を親子さんでできるって素敵なことだなあとお二人のお姿を見ながら、温かい気持ちになりました。。
梅をジプロックに入れて、塩を入れます。
それからトレーに平らに寝かせて重しをしながら時々ひっくり返せばオッケー。
あとは梅酢が上がるのを待ち、お天道様にあてて出来上がりです。
4.我が家は毎年白梅干し
我が家は毎年白梅干しなんですよ。
北海道は梅の時期と赤紫蘇の時期がかけ離れていることもあり、入れずに干してみたら、お天道様だけでほんのりピンクに色づくことがわかり、それで十分だなあって感じちゃったのです😊
お天道様パワーが目に見える気がして、この現象を見たくてもう10年、赤紫蘇はいれてません、笑。
講座に参加された皆さんには一応紫蘇の塩漬けのことはお伝えしましたが、みなさんはどうされるのでしょう😊
保存の仕方も、梅酢につけるやり方、つけないやり方、いろいろあります。
それぞれのお家の形があるのが暮らしの手仕事の面白いところだなあと思います。
ここには書ききれませんでしたが、梅を使ったおやつも仕込みました。
梅の香りを子どもたちにもつたえたいので、夏の栄養補給に使えるようなものを今年も仕込みました。
これからの世代にもこの豊かな仕事がのこっていきますように。
ご参加くださった皆様へ。
今年もありがとうございます。
不作の中、送ってくださった農家さんへ、ありがとうございます。
出荷直前に落下。。
その理由は、ヒョウがふったせいとか、去年の干ばつのえいきょうとか、カメムシ大量発生の影響とか、、いろいろいわれいわれていますが、農家さんの暮らしに思いを馳せます。私たちは今年は残念だったね、で良いけれど、農家さんはそれで生きていますから。。
落ちてしまった梅の救済はできないそうですので、また別の作物を共同購入して応援できたらいいなあと考えております。
いろんなことがあるけれど、泣いている暇はないと思うので、消費者としても応援していく方法をしっかり考えていきたいと思います。
「暮らし」に必要な食べ物を作るという梅「仕事」。でも、みんなで一緒にやれば、それは「遊び」にもなるし、みんなで「学び」合うこともできる。そんな、暮らしと仕事と遊びと学びが一緒になった、「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイルで過ごしています。
遊暮働学の実現方法については、無料のメルマガ講座で詳しく解説しています。興味のある方は、下のフォームからメルマガをご登録ください。メールアドレスだけでも登録できますよ。