半農半Xとは?
「半農半X」っていう言葉、聞いたことありますか?
多分、このページを見に来る方は、聞いたことはある言葉だと思いますが、あらためて簡単に紹介しておきますね。
日本語にはもともと、「半農半漁」という言葉があるようですね。
デジタル大辞泉によると意味は、「農業と漁業の両方を生業とすること。」
それに対して「半農半X」は、2003年に塩見直紀さんが、「半農半Xという生き方」という著書の中で提唱した言葉です。
Google booksの著書紹介によると「半農半X」は「半自給的な農業とやりたい仕事を両立させる生き方」だそうです。
遊暮働学とは?
「遊暮働学」とは、パーマカルチャー研究所で提唱している古くて新しいライフスタイルであり、
遊びと仕事と学びが、暮らしの中に一体的に存在している、そのようなライフスタイルです。
「遊暮働学」については、詳しく説明する記事を書きましたので、詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
研究所で考える、半農半Xと遊暮働学の関係
ここでは、パーマカルチャー研究所が考えるこれらの関係についてお話します。
パーマカルチャー研究所では、遊暮働学のライフスタイルを提唱しています。
そして、半農半Xも、目指していきたいライフスタイルの一つと考えています。
遊暮働学は、暮らしの中に遊びも仕事も学びもある、だから究極的にはただ暮らしていればそれでいいんだという考え方です。
これは、半農半Xで言うと、「半農」の部分にあたります。
半農の「農」という言葉ですが、単に「農業」を意味するものではありません。
「農」には、「百姓」的なイメージがあります。
「百姓」は、百の仕事ができるという意味があるそうです。
それは単に農業ができるということではありません。
暮らしの中に存在するあらゆる仕事(百の仕事)が何でも自分できるという意味です。
家を建てる、水を引く、自然のエネルギーを使う、道具や機械が壊れたら自分で直す、等々。
困ったことがあるとお金で解決する、だから日々の暮らしにお金がかかりすぎになりがちな現代社会。
それとは違って半農生活では、日々の暮らしを自分で作ることができるため、日々の暮らしにお金がかかりすぎることがありません。
遊暮働学では、暮らしていることそれ自体が遊びであるから、あらたまった娯楽も特には不要、
暮らしの中から生きていく知恵を自ら学んでいくため、教育に特別にお金をかけすぎる必要もありません。
しかしそれでも、どうしてもお金が必要な場面もそれなりにあります。
それに必要な収入は、半Xで得るようにしましょうということを、研究所でも提唱しています。
日々の暮らしは自分で作る。
だからお金のために働く多忙な日々を送る必要がない。
時間があるので自分の好きなことや得意なことをする。
好きなことや得意なことは、黙っていてもやってしまうことであり、必然的にレベルが高くなっていって、人よりもできるようになっていく。
人よりもできるようになるため、それをもって人助けをすることができるようになり、それがXとしての収入源になってしまう。
(「なってしまう」ところがポイント!必ずしも始めからお金を意識しすぎていない。)
パーマカルチャー研究所では、こんな暮らしを、目指す暮らしの一つとしてイメージしています。
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