やっぱり仕事、辞めるわ

1.やっぱ仕事辞めるわ

2015年6月
1年間の育休を取り始めて2ヶ月が経過した。

妻が息子にものすごいキレ方をした夜。

「育休明けて仕事に復帰したら、これがまたしょっちゅう繰り返される。
これは、仕事復帰しちゃだめだな。」

そう思った日の翌朝。

オレ起床。
妻も遅れて起きてきて、昨日の夜のことを話しながら、妻に伝えた。

「もうオレ、やっぱ仕事辞めるわ。」

「え。ありがたいけど、、、仕事どうするの?」

「まあ、まだ時間あるし、なんか探すよ。」

2.実は辞めたかったんだ…

と、なんか色々、家族のために辞める、みたいなカッコつけた言い方してるけど、本心では、辞める理由を探していたのかも知れないな。

職場で1日16時間労働だった、なんて言ってたけど、確かに仕事は大変だけど、そんなに仕事してるのは、多分オレぐらい。

なんでオレだけそんなに仕事してるのかって言ったら、一言で言うと自分の学力不足なんだよな。

この「教員」という仕事をするなら、当然備わっているはずの学力が足りていない。

だから、担当に割り当てられた授業の内容が、そもそも分からない。

特にキツかったのは、熱力学。
エントロピー、エンタルピー、第一法則、第二法則…

マジでさっぱり分からないのに、40人の学生の前で、毎週授業をしなければならない。

ただでさえ通常業務でフルスケジュールの中、授業の準備のための勉強をして、やっと今週の授業が終わったと思ったら、すぐにまた来週の授業のための勉強をしなければいけない。

全く分からない分野の授業をするためには、大体授業時間の10倍は勉強しないといけない。

90分の授業をするためには、900分、15時間の勉強を、毎週しないといけない計算。
これが、本っ当に、キツかったんだよなぁ。

大学時代、授業サボりすぎたツケが、ここに回ってきてるんだよなぁ。

なんか、ここから逃げたかったけど、自分の学力不足とか、自分ができないことを理由にして辞めるのがカッコ悪いから、妻や家族の状況を言い訳にして、辞めようとしてるんだろうなぁ。

本当はもう、居眠り運転の段階で完全に限界だったのに、その時に実力不足を認めて辞めていれば、ここまでひどい状況にはならなかったんだろうなぁ。

3.職場に伝えるのがイヤすぎる…

育休満了と共に退職。
このことは自分の中では決めたものの、次なるハードルがある。

職場に伝えることだ。

伝えにくい…

なんか、育休取るとき、職場の人に、「1年後にちゃんと戻ってきますので。復帰してこその育休だと思ってますので」とか言っちゃってたんだよなぁ。

この時はホントにそう思ってたんだけど。
嘘になっちゃうじゃん、あの時の言葉が。

怒られるかなぁ。

怒られるよなぁ。

「はぁ!?1年後に復帰するって言うからオレ達、1名減でも頑張ってたのに!」

想像の中で、色んな職場の人に怒られる。

イヤだなぁ、伝えたくないなぁ。でも、伝えなきゃなぁ。あぁ、イヤだなぁ。

職場にどう伝えていいか分からないまま、数日が過ぎたある日、職場から一通のメールが届いた。(つづく)

仕事、復帰しちゃダメじゃない!?

2025年3月19日

今では自給自足の暮らしをしているわが家ですが、サラリーマンだった頃(育休中の話ですが)は、こんな感じでした。
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