1.札幌に引っ越そう

これまでの経緯はこちら
一年間の育休を取ることが決まってぼくたちは動き出した。
妻の希望は、とにかく、「トモエ幼稚園」に通うこと。
トモエ幼稚園とは、以前札幌に住んでいたときに通っていた幼稚園。
この幼稚園はとてもユニークで、親子で通える幼稚園。
日中、たくさんの園児と、たくさんの母親、父親が来て過ごしている。
園児の祖父、祖母が来ていることもある。
大きな村のようになって、まさに「村で子育て」をしているような雰囲気。
そこの園長先生はじめ、スタッフさんが、すごく経験豊富な方々ばかりで、子育てで疲れ、悩む母親たちの話をよく聴いてくれていた。
妻もトモエ幼稚園に通うことで、子育ての悩みが軽くなっていた。
「園長に会いたい、話をしたい」
函館でワンオペ二人育児をしていた頃、ずっと言っていたことだった。
「育休の1年間は、みんなで札幌に住んで、トモエ幼稚園に通おうか。
オレは育休取ったら追いかけるから、もう1月から3人で先に札幌に行ったらいいよ」
2.年末に家を決め

校長先生に話して育休を取ることを決めたのが2014年12月14日。
年末年始は、ぼくの実家の旭川に家族で帰ることに。
車で函館から、札幌を経由して旭川へ。
その札幌で1泊滞在をして、不動産屋に行って、1月から住む場所を探した。
・トモエ幼稚園へバスで通える場所
・家賃は4万円程度
・部屋は2DK程度
こんな希望を伝えてみたら、「これはけっこう限られてきますねぇ」と、3件の候補を出してくれたので、そのまま3件を内見。
そのうち1件が、広くてバス停まで徒歩1分の絶好の場所だったので即決した。
3.しばしの別居生活

年末年始の帰省から、再び家に帰ってきたら、冬休み中に引っ越しの準備。
いつもの忙しい日々の中、どんどん荷物をまとめて、1月中旬には荷物を運び出して、3人は札幌へ行った。
当時住んでいた、函館の元町、築100年の古い広い古民家に、ぼくが一人残った。
ちょっと寂しかったけれど、4月になったら札幌に合流して、ようやく家族との時間を取れる。
出口のない日々だったけど、ようやく出口が見えて。
仕事も今年度のことだけに集中できた。
来年度のことを考えなくていいのは精神的に楽だった。
子どもに会うために19時帰宅、翌朝1時出勤のような、変なリズムで暮らすこともなくなり、仕事量が減ったわけではないけれど、精神的にどんどん楽になっていった。
こうして育休を取ることを決めて動き出したことが、わが家の大きな希望になっていた。
そしてとうとう、年度末、札幌への移動の日…(つづく)
今では自給自足の暮らしをしているわが家ですが、サラリーマンだった頃は、こんな感じでした。
この経験から、暮らし自体が、遊びで、学びで仕事である、だから究極、ただ暮らしていれば暮らしが回る。
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