奈良の郷土料理を学びました。
北海道と奈良では気候も文化も全く違うけれど、最近の温暖化の影響で北海道で取れる作物が変わったきたことや、自分で麹を作っていることもあり、日本各地の郷土料理を生かすことに興味上があるので、旅先での郷土料理チェックは外せません😆。
今回は時間がなかったので、奈良の郷土料理を一度に学べるところを訪れました。
訪れれたのは「日航ホテル奈良」さん。
朝ごはんが素敵で思い切ってバイキングに潜入してきました。
とは言っても、たくさん食べれる胃袋を持ってないので、郷土料理をメインにいただきました。
写真があまり綺麗に撮れず、この一枚しかのせられないのが残念ですが、この四品がラインナップ。
「そうめん」
そうめんのコシを意識したこともなかったのですが、この細い麺はしっかりコシがあって美味しかったです。
小豆島でもそうめん作りを見てきましたが、すごいですね。
小麦を練った生地を、平たくしてカットするのではなく、少しずつ伸ばしながら細くしていくところが、圧巻です。
昔ながらのそうめんの価格が高いのはこの手間。
機械だけでなく、人の手が入って麺を伸ばしていくのですが、これを昔は手作業でやったというのですから、驚きです。
そして外に出して風に当てて乾かしていきます。
先人の知恵に心奪われます。
そうめん作りは動画でも見れるのでぜひ見てみてくださいね。
柿の葉寿司も有名ですね。
葉っぱを使ってお寿司やお餅は全国各地にあります。
葉っぱに備わった抗菌作用を上手に使って食べ物を保存していたのですね。
そして奈良づけ。
奈良が発祥なのかと思っていましたが、「奈良時代」に作られていたからなのですね。
初めはドブロクに付けていた漬物が、技術が進歩し清酒から出される酒粕でつけられるようになり、粕漬けになっていったとか。
似ているものに、守口漬けがありますが、こちらは守口大根を酒粕でつけたものだそうです。
続いてはこちら。
粕汁は関西地方の文化なのでとても興味がありました。
ブルっと肌寒くなる頃から、居酒屋さんや定食屋さんでは定番で出てくるそうですが、夏場はここが唯一いただけた場所。
お出汁と、野菜が美味しい。
冬の関西にもおとづれてみたいものです。
茶飯をいただきました。
愛知では緑茶で炊いたご飯を茶飯といいます。
こちらではほうじ茶とお豆。
栄養価が高いようにできているのが素晴らしいなあと思います。
昔はお茶のお薬だったそうです。
野草ご飯と同じような感覚ですね。
こういう文化は大事に引き継いでゆきたいものです。
茶粥もお腹に優しいものだと想像できます。
各地の郷土料理を見てみると、葉っぱで包まれたお寿司やお餅、薬草を使ったご飯、
各地の風土を利用したお漬物、五平餅やお焼きなど、農作業の合間に腹を満たすおやつとご飯の中間のような食べ物。。
それから汁物文化も各地にありますね。
先人の暮らしかたや、風土を利用した知恵を垣間見ることができとても勉強になります。
そしてとても豊かな感性を持った先人たちの生き様に想いを馳せ、これからどう生きていきたいかなと考えます。
茶飯や葉っぱを使った保存など、どんどん試してみたいものがたくさんです😆
聞き語りなどのレシピを調べて、こちらにもまたのせていきますね。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
〜〜〜🌱我が家の暮らしが本になりました〜〜〜
冬の間は漬物樽を並べて暮らしています。
エネルギーをたくさん使わない暮らしをしてみたいなと思ったら、
郷土料理にも辿り着きました。
その土地土地の知恵を上手に生かして、生き抜いてきた先人の知恵。
それが、ユネスコ無形文化遺産にも登録されるくらい注目される「和食」なんですね。
なんでも美味しくいただいてしまう我が家ですが、
先人の知恵をこれからの時代にも残していきたいとおもい、日々の食卓は和食を大事にしています😊
そんな作る暮らしの日々を綴っています。
よかったらお手に取ってみていただけましたらうれしいです。
暮らしの中の「食べる」ということが、仕事にも、学びにもなる暮らし。そんな、暮らしと仕事が一体化した「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のスタイルで生きています。
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