薪ストーブのある室内で楽しむ、我が家流干し野菜の作り方

ここでの暮らしはストーブが欠かせません。

昨年はなんと、まるひと月ストーブに火入れをしなかった月がなかったんですよ。

5月の半ばから7月後半にかけては使用する頻度は数日ですが、お盆を明けたらあっさり秋の風、9月に入るとだいぶ使い始めます。

それと同時に始めるのが、「干し仕事」。

9月

9月から畑のハーブや、野草を干し始めます。
野草は夏に時間が取れる時に、ほんの少しですが干しためますが、ここにきてようやっと、本格始動です。
夏場は森の湿度や山の天気で、すっきりと乾燥しないことが多いので、この時期に、ドクダミ、クマザサ、ミントなどを干します。

10、11月

雪に向けて畑を片付ける時期。
レモングラスや、ホーリーバジルなどを干していきます。
種が入ってしまっても、好きな香りがするので、気にせず干します。
茶色くなってしまっているものも、香りを嗅いで気持ちよければ干して、足湯用に。

この年は大豆の収量も少なかったのでここで干しました。

12、1月

保存していたかぼちゃの糖化が進み、傷み始めたのでスライサーで切って、干します。
こちらは冬の間、戻してから雑炊に入れたり、炒め物やカレーピラフなどに。

札幌では珍しい柿も頂いたので、ストーブのそばで。美味しい干し柿になりました。
外の風で干すより、固めにはなってしまいましたが、自家消費するには問題ないくらい美味しくできました。


こちらは11月にニシン漬けなどを仕込んだ時に干した大根葉。
葉の部分をこそぎ落として、お味噌汁や雑炊に。
余ったら、足湯や薬草湯に。

お正月前についたお餅をかきもち用にスライスして干します。
今年は、よもぎ、ごま、豆にしましたよ。


無農薬の皮が手に入ったら、みかんの皮もここへ。
お茶に入れたり、足湯にいれたり。

この時はレモンピールも作って干してみましたよ。

2月

さつまいもで干し芋を作りました。
明け方の寒さで、室内に置いておいてもやられてしまったので、一気に加工しました。
この時は干し芋、ミキ、サツマイモの米飴を作りましたよ。

子どもたちがここを通るたびに手を伸ばすので、干し終わる頃にはすっかりなくなってしまうのがいつものパターン。笑笑。


寒いので明け方、ストーブで干していた野草を沸かして足湯を作る日もあります。
足湯をしながら、ブログを一本書き上げるのが私の朝の仕事。
身体は暖まるだけで、エネルギーを生み出してくれるので、おすすめです。

ちなみにこの足湯樽はお味噌仕込みで使っていたホーローが錆びてしまったもの。
このままストーブの上で煮炊きできるので重宝しています。


こちらは前の月に干したおかきもちを揚げたもの。
冬らしいおやつですよね。

3月

日差しが春になってくると、保存したいたものも芽を出し始めます。
次の世代に命を繋ぐ準備を始めるんだなあと、こうして気がつきますよね😌

芽が出てくると、実の部分は傷んで分解され始めるので、こちらもスライスしてストーブの上で。

こうすれば使い切れます。
冷蔵庫があれば冷凍をすることができてしまうけれど、それがないことで、こうして植物の活動を見ながら加工していくことで、つくづく「人の都合のいい形にさせてもらうことにも感謝なんだなあ」と思わさりますよ。

このあとは、瓶に入れて、夏場はカレーなどに使っていきます。

去年は鹿肉をまとめて頂いたのでジャーキーを作りましたよ。

干す暮らしを楽しむ

こうしてストーブのそばに色んなストーリーが生まれていきます。

雪の時期は干したもの、塩漬けしたもの、瓶詰めしたもの、雪の下で保存したものなどを食べて暮らす。

そのほかの時期は春先は野草を頂いて2ヶ月を生き延び、それからは畑で実ったフレッシュな作物をいただきます。

毎年季節の巡りは同じなのに、そこで生まれるストーリーは全く違っていてとっても楽しいなあと思うのです。

そうして作る暮らしの楽しいところはそういうとこにあるとふっと気づきます。

そうそう、冬の楽しみに素焼き煎餅も作りましたよ。

ストーブの薪が炭になったところを見計らって取り出し、そこで、お煎餅を焼いてみました。
もちろん一酸化炭素中毒にならないよう、窓全開で換気をした上でやっていますよ。


そしてこの先、桜の時期を過ぎる頃、今年もまた桜の塩漬けを作ろうと思います。
ちょっぴりストーブの上も活用して干します。

あんこのお焼きの上に置いても、塩むすびにのっけても春の香りがしてとっても美味しいです。

今年は納豆も干してみようと思います。

干すって楽しいですよー♪

冷蔵庫なし生活で得た知恵💡

2022年12月18日

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