この記事は、パーマカルチャー研究所のメルマガ読者Moekoさん(グリーンズ会員さん)による寄稿記事です。
Moekoさんは今年、自宅の庭で家庭菜園に挑戦するとのことで、その様子をシリーズでレポートしていただいています。
皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
この春、新しいことを始めた方も多いと思います。
私もこの春から、今まで枯れ草でボーボーだった庭を改革することにしました( ◜ᴗ◝)
前回はやっと土を耕し終わったところまで行きましたが、今回なんと完成!!
それでは、どーぞー!!
■目次
1. 最悪な土
先に言わせてください。
私は1度、諦めかけました笑
なぜなら、土が固くて菜園に向かないといまさら分かったから。
この土、粘土質なんですよね。
だから何度耕して粒を小さくしても、雨が降る度に固まってしまう。
それに見るからに肥沃度も低い。
だから1度諦めかけ、1週間ほど放置していました(๑>∂๑)☆
ですが、「ここまでやったんだから!」と気持ちを持ち直し、できるところから始めました。
2. 家になぜかあったph測定キット
なぜ?笑
未だに謎ですが、倉庫にph測定キットがあるのを見つけました。
これは、土が酸性・アルカリ性どちらに偏っているかを測る事ができ、それによって土の肥沃度が分かるものです。
注射の様なものを土に差し込んで、
5mlほど土を取り、
水にとかして色を測ります。
この結果から、この土は相当酸性に傾いていることが分かりました。
なのでさっそくホームセンターへGO-=≡( ๑´・ω・)
土のバランスを良くするための肥料を買って、まきました。
そしてこの頃には、花壇の方に植えていたカブや小松菜、スナップえんどうができてきました( ˊᵕˋ )
スナップえんどうと小松菜はサラダに、
カブは我が家伝統の「カブのびちゃびちゃ煮」にして食べたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました(´._.`)
(ちなみに”カブのびちゃびちゃ煮”とは、カブ・カブの葉・油揚げを入れて水・しょうゆ・みりん・めんつゆでカブが透明になるまで煮こんだ料理です。
トロトロでとっても美味しいのですが、なぜびちゃびちゃ煮なのかは不明です。)
3. そしてついに庭完成!
買ってきた肥料の説明書に書いてあった通り、肥料をまいて1週間ほど土を休めておきました。
そしてついに最終段階!
畝を作りますو(*`∀´*)٩
粘土っぽい土質はそう簡単に変わらず、またまたよっこらしょと硬い土をほぐします。
そして、ついに完成!!
こちらがビフォー写真。
そしてアフター!
こんな感じになりました!!ε-(´∀`; )
どうですか? だいぶ変わりましたよね? 頑張りました( ˊᵕˋ )
褒めてくれるかなー?と思ってワクワクしながら母に出来たよーと言ったら、なんと衝撃の一言。
「ここはお墓になったの?」
、、、、、、、、。
いや、、ちげーーーよ!!www
確かになんか3つほど何かが埋まってる感じもするけど!!!!ww
まったくもう。
今植わっているのは
↓ピーマン
↓ナス
↓トマト、バジル
↓こねぎ
↓なんだっけ?
↓え、これなに?
という感じです笑
兄が勝手に家にあった種をテキトーにまいたそうで、忘れてしまって分からないそうですww
実ができてからのお楽しみかな?(;´∀`)
兄いわく、「まさか(芽が)出ると思ってなかった」で、新たに生えてきた小松菜もこんな感じに。
ボーボーじゃんんんんんww
まぁいいや。
4. コンポスト
そして最近、あまりにも土の質が良くならないので、コンポストを買いました!!
コンポストとは、家庭で出た生ゴミを入れて、ミミズやEM菌だったりしますがそのような分解してくれるものを入れて放置しておくことで肥料が作れるものです。
これはごみの量も減らせるし肥料にもなるし一石二鳥!!♫ヽ(゜∇゜ヽ)♪
さっそく今朝でた生ゴミを入れることに。
すみません。
今朝はきゅうりのヘタしか出なかったんですww
そしてリベンジ!!
おーおーおー。いい感じです( ◜ᴗ◝)
ここにこれを入れて、、、
こう!!
うん。いい感じ。たぶん。
これを1.2週間繰り返して分解されたら土に入れることができます( ◜ᴗ◝)
楽しみです(っ’ヮ’c)
5. 家庭菜園をやり始めて思ったこと
5-1. 食べ物があるのは当然ではない
食べ物というのはだれかが作って、運んで、買って、調理して、やっと食べられるもの。
本来、お金を払えば手に入るものではないのです。
頭ではわかっていても実際にやってみることで本当にわかることが出来ました。
5-2. いのちの循環
コンポストも使い始めたことで”いのちの循環”をよりひしひしと体感することができました。
土から芽が出て、実がなって。
実を人間が食べて、食べられなかった部分は新たな堆肥にして。
それを土に戻し、また芽が出る。
そんなふうにいのちの巡りがあって、その中に自分の手が加われていることの喜びを体感したこの経験は、とても幸せに満ちていました (ˊᵕˋ)
5-3. 家庭菜園やパーマカルチャー的生活をすることの一番の利点
家庭菜園やパーマカルチャー的生活をすることの一番の利点は、
”自分が自然とつながって生きていることを体感できる”
ということではないでしょうか。
できるところから自分の手を加え、身の回りに愛着がわくことで、生きることに対しても前向きになれるのだと思います。
私達は新型コロナウイルスがない時代には戻れません。
でもたとえ時代が変わってしまったとしても食べていくことは変わらず必要で、
”自分で作ること”は”生きる力を養うこと”
でもあると思います。
もちろん、食べるもの全ては自分で作れないので店で買うこともあります。
でもそのときは、
「動植物がうまれて、誰かが育てて、運んで、売ってくれて、働いて稼いだお金があるから手に入る。”協力プレー”でできていることなんだな」
と思いながら買い物ができると、それだけで”自然とつながって生きている”ということを体感できるのではないかな、と私は思います( ˊᵕˋ )
それだけできっとパーマカルチャーです。
最後はマジメな感じで締めちゃいましたが、これからもチャランポランに無理せず楽しく家庭菜園を続けていこうと思いますww(*゚▽゚)ノ
全くの一からここまで菜園を作り上げたMoekoさん。
できた菜園もすばらしいですが、それを通して得た気づきも、とても大きなものですね。
貴重な経験や思いをシェアしていただき、ありがとうございました。