16日目~井戸掘りやめるのやめた
15日目、井戸掘るの、もうやめましたって書きましたが、
やっぱり、井戸掘りやめるの、やめました。
つまり、再開します。
昨日、井戸の深さを測ってみた。
底から、井戸枠の端まで。
結果は4.1m。
ちなみに井戸枠の長さは4.1m。
これはどういうことか。
井戸枠の長さは4.1m、これはそういう長さのものを使ったので変わりようがない。
底から井戸枠の端までが、4.1mよりも短い場合。
これは、井戸枠だけが先に掘り進んでしまって、中の砂をもっと掻き出さなければならない状態。
底から井戸枠の端までが、4.1mよりも長い場合。
これは、中の砂を十分に掻き出した状態なので、井戸枠をぐるぐる回せば入っていくはず。
現在は、そこから井戸枠の端までが、井戸枠の長さと同じ4.1m。
そして、砂はまだ掻き出せば掻き出せる状態。
ということは、もう少しだけ砂を出せば、
底から井戸枠の端までが4.1mよりも長くなって、井戸枠が入っていくのでは?
前回、井戸枠がこれ以上入っていかないからもう掘るのはやめようと思った。
これはただ単に、もっと砂を出せばよかっただけだったのではないか。
そして今、もう少しで井戸枠が再び中に入っていく状態になりつつあるのではないか。
ということで、もう少しだけ掘り進めて見よう。
手掘りでも砂が出てくるようになったし、砂の質もまた変わって、
今までの海のような細かい砂から、砂場のような荒い砂になってきたし。
まだまだ変化は起きそうな予感。
17日目~新しい武器を作ってます
井戸を掘るためには、固くしまった底部の土を、まず柔らかくしなければならない。
最初のうちはスコップでもよいのだけど、深くなるにつれスコップは使用不能になってくる。
そこで3週間ほど前、シャベルを先端につけたものを製作した。
それで底部をつついたり、つついたままその棒を回転させたりして土を柔らかくしていた。
すると先端が折れてしまったようで、今もシャベルの先端が井戸底に残っていて、
それのせいで作業性が非常に悪くなっている。
10日ほど前、シャベル第2号をつくった。
それがこれ。
最初のうちはよかったが、何度も使っていると写真のように、
ちょっと変形することが多くなってきた。
底をつつくのに熱中して変形に気づかなかった場合、
棒付きシャベルが二度と取り出せない状態になる可能性がある。
ということでもうこれを使うのはやめようと思う。
そして再度本を見てみるとこんなことが書いてある。
「鉄パイプを曲げたもので底部をつついたり回転させたりして土を柔らかくします」と。
鉄パイプを曲げるなんて、相当大がかりな道具が必要だからできないよと思い、
今まではシャベルを使ってきた。
しかし、シャベルは変形に弱いことが分かってきた。
そこでやはり、鉄パイプを曲げなければならないかと覚悟を決めた。
やり方なんてよくわからないが、パイプを金づちでたたいたら曲がるかなと思ってたたいてみた。
なんと、たった1分で目的のものが作れてしまった。
やってみれば何とかなることをまた体感しました。
棒の反対側に回すためのハンドルをこれからつけようと思うけど、
これができればもう少し掘り進みやすくなるだろうか。
昨日は10日ぶりぐらいに、井戸枠が2mm(!)だけ進んだ。
まだまだ試したいことは残っています。
18日目~井戸枠が下がったー!
動いたー!
約1か月前、シャベルの先端を落下させてから、井戸枠がほとんど下に下がっていかなくなってしまいました。
それから今日まで、色々な武器を作ったり、つついて底の感触を確かめたり、こまめに深さを測定したりして、井戸底を想像しながら試行錯誤を繰り返してきた。
そして今日、いつもよりいろいろな変化があり、ついに井戸枠が下がったのでした。
まず一つ目の変化。
道具が突然今までよりも10センチほど深くまで到達する瞬間があった。
二つ目の変化。
先日作った鉄の棒の先端を少し曲げた、井戸底の砂を柔らかくする道具、これに粘土がくっついてきた。
これは、現在の荒い砂の層の下は粘土層であることを意味し、すなわち下に掘れていることを意味すると思われる。
そして三つ目の変化。
エンジン掘りで、初めて容器いっぱいの砂が取れた。
今まではエンジンで掘っても一握りしか取れなかったのに。
気持ちいいー!
そして期待をこめて、井戸枠を回してみると、今までにありえないぐらいの井戸枠の下がり方!
1回転で10センチぐらい下がったんじゃないかな。
結局最後、測定してみると、井戸枠は3.8メートルまで入った。
今までは3.6メートル。
すごい!
ついに我慢の地層が終わったか。
明日からまた掘るのが楽しみだ。
掘るぞー。
19日目~今日も井戸枠を一回転
昨日のような、井戸掘り器いっぱいの砂も一度とれ、まあまあ順調な感じです。
いまだシャベルの先端が底に残ったままだけど、
まあもう、このままでいいような気もしてきたな。
たまに磁石を突っ込んでみて、とれたらラッキー、ぐらいに考えておこう。
シャベルが入っていてもなんとか掘り進めることが分かったし。
最近分かったコツ。
とにかくまず鉄の棒で底を突っついて砂を柔らかくして、掘削機でその砂を拾う。
ひたすらその繰り返し。
すぐに井戸枠を回し下げたくなるのだけど、それはある程度我慢するほうが、
掘る部分が少し広がって掘りやすいようだ。
そして、明らかに井戸枠が下がるなと思ってから、井戸枠を回し下げる。
今日は掘削後、最後帰る前に井戸枠を一回転だけさせてみた。
なんと、10センチも下がった。
ということで現在、3.9メートル。
もうすぐ目標の8メートルの半分に到達するな。
20日目~今度は車が…
井戸掘りのお話。
なかなか井戸掘りの時間を確保できず、ぼちぼちペースの井戸掘り。
今度のピンチは、車のマフラー外れ。
最近は、エンジンの排気ガスで井戸掘りをしていた。
しかしそのせいでマフラーに余計な力がかかったのか、
3日ほど前にマフラーを固定していた金属部分が外れ、
手で触るとぐらぐらと揺れるようになっていた。
近所の車を買ったところに行って見てもらうと、
今はちょっと修理が順番待ちで、すぐには見れない。
段差などにぶつけなければ、そんなにすぐ外れるわけではないですよ、とのこと。
じゃあまた来まーす、と言ってその中古車屋さんを出るとき、「がたーん!」と段差を降りてしまった。
段差に気を付けてくださいと言われた直後に段差を下りるという失敗。
恥ずかしすぎる。
でもそのときは何ともなかった。
そして今朝。
エンジンをかけるとものすごい改造車のような音が。
昨日の段差がまずかったのかな。
あまりの大きな音で、走ることは走るけど、いつ壊れるか不安で走れなくなってしまった。
ということで今朝、再度中古車屋さんへ。
「この音は、外れてますねぇ」
と言って、車を持ち上げてみてくれることに。
「近々マフラーごと交換しなきゃだめですねぇ」
と言いつつ、マフラーの外れた部分を溶接してくれた。
あっという間に終了。
音がしなくなった。
うーん、プロだなぁ。
カーメンテナンス、自分でできるようになりたいけど、
車の下に入り込んでの作業はさすがにハードルが高すぎるからなぁ。
ここはさすがにプロにお願いする部分なのかな。
でも土地を紹介してくれたNさんは、このあたり何とか自分でやったと言っていたな。
すごいな。
車に限らず、できるだけ自分で何とか直せるようになりたいが、なかなか難しいな。
でも最近、すぐに頼むのではなく、まず自分でどうにかできないかと考えるようになってきた。
自分で出来なくても、顔見知りの人に頼めるのであればそれはそれで「貯縁」としていいことだし。
あ、「貯縁」というのは、「貯金」の「縁」バージョンです。
ぼくが考えました。
「貯金よりも貯縁」という言葉を広めたいと思っています。
お金を貯めるよりも、そのお金を使うことで縁、
つながりを作っていきながら、お互いに助け合える関係を築きたい。
そうすることで、お金を貯めること以上の安心を得ながら生きていきたい、そんな意味です。
(この記事は、2016年6月28日、30日、7月9日、7月10日、7月29日の記事を再編したものです)
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