モバイルエコトイレ製作~前編

モバイルエコトイレ

モバイルエコトイレとは?

オフグリッド生活実験フィールドに小屋ができました
次に欲しいのは、トイレです。
土の上にうんこをすると、それは動物や虫や微生物により、分解されます。
下水処理場でうんこの処理に大量のエネルギーを使う必要がなくて、エコでしょ?
でもただそれだけだと、うんこを踏んでしまうリスクがありますw

そこで穴を掘って、その中にうんこをすることを考えます。
だけどさすがに、トイレのないところに穴を掘ってうんこするのは抵抗がある。

そこで、その穴の上に電話ボックスのような、
飛行機の機内トイレのようなイメージの洋式便器を置けば、かなり抵抗なくうんこができる。

だけど何度もうんこをしていると、
分解のスピードが追い付かなくて穴がいっぱいになってしまうこともある。

そういうときは、新たな穴を掘って、そのトイレをまた移動(モバイル)できればいい。
モバイルできる、エコトイレ

こんなコンセプトで、モバイルエコトイレの製作を行いました。

設計図

気づけばモバイルエコトイレ製作まであと5日間。
そろそろ構想を練らないと。
なんとなくの構想はあるけれど、細かく考えていくとやっぱり設計図が必要だ。
ということで今日は頑張って設計図を作成。
基本的な構想は、半畳の電話ボックスのような小屋にトイレと車輪をつけること。

無題.png

やっぱり設計図ができるとイメージがつかみやすい。
頭の中だけで考えるのは限界があるな。

当日は、組み立てを中心にやりたい。
ということは、材料を切っておかなければいけない。
おー、けっこう時間がないぞ。
明日からフル稼働かな。
がんばろ。

製作初日~枠組み

今日は以前からこのブログで告知していたモバイルエコトイレ作りワークショップの日。
先日遊びに来てくれたTさんが、再び参加してくださいました。

モバイルハウスは、一人でも作れることを証明したくて、あえて誰の手も借りずにやりました。
完成するにはしたけど、やっぱり一人作業はきつい。
今日は実質、初めての二人作業。
いやぁ、二人作業、早い!楽しい!楽!

作業をしていると、「ちょっとそこ押さえてて」、「次どうしよう」とかヘルプを求めたくなる。
「お、うまくいった」、「あ、失敗」、という作業に伴う細かい感情の動きが生じる。
今までは一人でやってきてヘルプを求めることもできず、
感動はひとりでかみしめるだけだったのだ。
けど、二人でやっていると、協力作業ができるし、感動は共有できて断然楽しい。

特にこういう立体的なものを組み立てる、
一番最初の段階は、押さえていてもらえないとかなりきつい。
chokuhoutai.jpg

そしていつもは完成したものばかり写真に撮っているのだけど、
今日はこんな作業風景も写真にとれる。
egaosagyo.jpg

外枠ができました。
liketoilet.jpg
先日実家からもらったでかい空き缶を便座に見立てて置いてみる。
それっぽくない?

途中、蛇が出てきた。
snake.jpg
おー、ここの土地の豊かさの証明かな、色々な生き物がでてきてくれるということは。

そしてモバイルトイレなのでタイヤを1つつけ、
1tire.jpg

2つ、
2tire.jpg

3つ、
3tire.jpg

4つ。
4tire.jpg

今日はここまで。
なんとか今月中(2016年5月)には完成させます。
ワークショップなので、自分の経験の中でTさんに役立ちそうなことを、
トイレ作り(小屋作り)に限らずお伝えすることを意識しました。
Tさんからは、自分ではなかなかできない作業を経験させてもらってありがたい、
とのご感想をいただきました。
Tさん、ありがとうございました。

製作2日目~便座作り

今日は昼間用があったので、作業は夜の6時から。
6時でもまだ全然明るい。
あ、うちでは5時以降の作業を残業と呼んでおります。
夕食後にフィールドに行くことにしたのだけど、息子がついていきたいと。
ということで一緒に作業。

今日はモバイルトイレの便座作り。
昨日作った枠の中に、便座を置くのだけど、それを木枠で組む。
start.jpg

7歳の息子でも、モノを押さえていてもらうことはできるし、話し相手にもなってくれる。
夜は肌寒いので、室内で火をたくと、煙が目にしみてサハイナンを思い出すねと笑える。
昨日も思ったけど、やっぱり共同作業はよいなー。
benza.jpg

できた便座に座る息子。
yudai.jpg
明日はこれを取り付けます。

製作3日目~便座の設置

今日もトイレの続きです。
昨日作ったトイレの枠を、モバイルエコトイレ本体に取りつけ。
waku.jpg

このままだとうんこが外に出てきちゃいそうなので、枠の内側を板張りに。
ita.jpg

そして床をはります。
床板はトイレの部分をぶち抜いた、一枚ものです。
複雑なトイレの形をカットするのは難しかった・・

モバイルエコトイレ モバイルエコトイレ モバイルエコトイレ

そして屋根はり。
yane.jpg

やっぱり屋根ができると、雨に濡れる心配がなくなるので安心できます。

つづく

(この記事は、2016年5月21日26日27日28日のブログを再編したものです。)

後編はこちら。

モバイルエコトイレ

モバイルエコトイレ製作~後編

2018年5月11日

オフグリッド生活実験フィールドでは、電気・ガス・水道・住まいなど、
暮らしに必要なものを自作する実験を行っています。
なぜこのような実験をやっているのかということについても、
メルマガで詳しく説明しています。
興味のある方は、下のフォームから「遊暮働学で自立的暮らし無料メルマガ」
にご登録ください。

現在1,300人以上の方に読まれている「遊暮働学(ゆうぼどうがく)で自立的暮らし」無料メルマガ講座

今すぐメルマガ講座を読んでみたい方はこちらから!

「遊暮働学で自立的暮らし」無料メルマガ




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です