2017年8月、フィールドへの移住を目指して、
ドッキングハウスを8号まで作り終えました。
これで居住スペース、電気、水、薪ストーブ、ドラム缶風呂、トイレなど、
生活に必要なものは揃い、移住できるかに見えましたが…
1年ぶり井戸掘りの再開
オフグリッド生活実験フィールド、ドッキングハウスの製作が8号まで終了し、
最低限居住に必要なスペースは確保できたと判断し、次のテーマに移ります。
現在の最も大きな問題は、生活水の確保です。
昨年掘った井戸で、一応水は出るものの、水が鉄くさい、
少し出すとすぐに水が涸れてしまうといった問題があります。
現在の井戸の深さは約5メートルなのですが、水質の改善および水量確保を求めて、
今日から井戸掘りを再開し、もう少し深くまで掘ってみます。
これが今日の作業前。
この井戸ポンプを外します。
せっかく使える状態のものを使えない状態にするのは勇気がいります。
もし失敗して、元に戻せなくなったりすると悲しいので。
でもここで立ち止まると先へは進めないため、やっぱり勇気をもって取り外し。
そして先日購入した新品のメジャーを井戸に入れてみます。
587センチ。
地上に出ている井戸枠の高さはおよそ100センチなので、現在の深さは487センチということになります。
この状態で、一度井戸掘り器を入れて掘ってみました。
605センチ。
605-587=18
一気に18センチも掘り進むことができました。
という風に見えますが、実際は、井戸掘り器で内部をかき回したことにより、一時的に底に堆積していた泥が水の中に巻き上がり、掘り進んだように見えるだけだと思われます。
次に水深のチェック。
写真では見えにくいですが、165センチの部分から下が濡れています。
つまり、水深165センチです。
井戸枠の直径を考慮して計算すると、これは約6リットルの水量です。
大体いつも、それぐらい水を出すと空になってしまうので、計算通りといった感じです。
空になった井戸は、周りから水がしみだしてきて、
また同じ水深まで復活すると思われますが、そのスピードがじわじわゆっくりです。
だからたくさんの水が必要な時は、6リットル出してまたしばらく待って、
ということを繰り返すことになるので、これでは実用的でないということです。
(特にドラム缶風呂に入ろうとすると、100リットルは必要)
井戸掘り器で2回掘り出したところで、早くも底が硬くてもう掘り進めない予感なので、
これから6メートル超えの井戸用地盤掘削機(別名、突っつき棒)を作ります。
うれしい悲鳴
うれしいことに、井戸掘りが順調です。
現在の突っつき棒、こんな感じです。
同様にして測った5日ほど前はこんな感じ。
井戸枠まで75センチだったのが、今日は15センチのところまできている。
つまり、5日間で60センチほど進んだことになります。
で、これ以上掘り進めなくなりました。
悲鳴というのは、またさらに突っつき棒を伸ばさなければならないことです。
伸ばすには、金属棒を購入して、穴を開ける作業を4か所やらなければいけません。
慣れてきて難しくはなくなってきたけど、穴あけは大変。
そして7メートル超えの金属棒は、
穴に入れるときに倒れた状態から直立状態に持っていくのが超大変。
(3階建てのビルぐらいの高さの棒なので)
でもこれはすなわち順調ということなので、よいことですね。
去年はいくら掘っても1ミリも進まない日が1週間ぐらい続いたこともあったから。
このままトラブルなく進んでいってほしいです。
去年の最悪なトラブルは、
井戸掘り器の柄が折れて井戸掘り器を取り出せなくなったことだったな。
本当に絶望的になりました。
執念で井戸掘り拾い器を自作して拾い出したけど、二度とやりたくないっす。
あ、現在の井戸深さは、6メートルまできました。
おめでとう!
(この記事は、2017年8月21日、27日の記事を再編したものです)
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