1.無気力な日々…

2015年6月末。
4月から始まった1年間の育休。
だけど、育休後はもう、そのまま退職することに決めて、職場にも伝えた。
3泊4日で職場に行って、辞める事を伝えてきた。
帰ってから数日は、完全に放心状態で、ぼーっとする日々が続いた。
それまでは、日中時間があるときは、ずっと来年度の授業準備のための勉強をしていた。
だから仕事は、していないようで、たくさんあって、暇になるようなことは全く無かった。
だけどこの時、完全にやることがなくなった。
貯金もまだしばらくは、大丈夫。
2016年4月になったら、失業給付ももらえる。
退職金も、ちょっとだけ出るから、しばらくは大丈夫だろう。
そんな状況もあって、一時的な無気力状態に陥っていたかも知れない。
2.仕事探さなきゃ…

でも、数日もすると、やっぱり「仕事探さなきゃ…」という気持ちが少しずつ復活してくる。
この時点で、現実的に次の仕事として思い浮かんでいたのは2つ。
一つは、数年前、東電を辞めるときに登録していた転職サイトから来ていた、王子製紙の工場での、電気設備の管理者としての仕事。
もう一つは、札幌市の電気関係の技術職員、つまりは公務員だ。
30半ばになると、公務員には就職できないと聞いていたけど、この時ギリギリ自分は大丈夫だった。
とはいえ、この二つ、どうもしっくりこない。
王子製紙。
一般企業で働いたら、今までのように、結局また長時間労働になって家庭崩壊という、同じ事の繰り返しじゃないか。
札幌市の技術職員。
いい気はするけど、、、
うーん、なんか、力が湧いてこない。
テンションが上がらない。
3.仕事と家庭の両立ができる仕事はあるのか

暮らすためにはお金が必要。
だから仕事をする。
そうしたら結局、長時間労働、長時間じゃないとしても、フルタイムで仕事すれば結局子どもに会えない、家庭がおろそかになる。
この、仕事と家庭の両立の無理さ、何とかならないのかなぁ。
そしてもう一つ、お金のためだけの仕事はしたくない。
仕事って、人生の大部分の時間を取られるのだから、少なくとも好きなことを仕事にしたい。
東電も、函館での教員も、仕事としては、好きな電気を専門にしていたり、教えること自体好きだったりと、長時間労働という働き方はともかく、仕事自体は好きではあった。
ちゃんと好きなことを仕事にしたい。
今、好きなことは何だろう。
今好きなことといったらもう、パーマカルチャーしかない。
育休中、4月から家族で通い始めた、毎月の「エコビレッジ体験塾」での、自給的暮らしの学びが楽しすぎる。
始めたばかりの市民農園、全然うまく野菜ができないけれど、でも楽しい。
そして、育休中の日々。
こんな自由な時間があるのも楽しい。
ずっとこんな暮らしができたらいいのに。
こういう暮らしが仕事になったらいいのになぁ。
4.人生のボーナスステージをどう生きるのか

思い出すのは、半年前の居眠り運転。
あの時、眠ったまま起きなかったら、多分オレは死んでた。
あの時、数秒で起きて、命を新しくもらったような感じがあった。
今ある命、人生は、ある意味、ボーナスステージみたいなものだ。
今までは、極限まで我慢をする人生だったけど、せっかくのボーナスステージ。
もう、何かのために我慢をする人生はしたくない。
このボーナスステージでは、好きなことだけをする人生にしたいなぁ。
本気で好きなことだけをして、それが仕事になったらいいのに。
でも、組織に属して働く以上、絶対にそんなことにはならないだろうなぁ。
こんなグルグルした思考が、一つの結論につながっていく…(つづく)
今では自給自足の暮らしをしているわが家ですが、サラリーマンだった頃(育休中の話ですが)は、こんな感じでした。
この経験から、暮らし自体が、遊びで、学びで仕事である、だから究極、ただ暮らしていれば暮らしが回る。
そんな「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイルを実践していくようになりました。この暮らしの実現方法についての詳細を、無料のメルマガ講座でお伝えしていますので、興味のある方は、下のフォームからご登録ください。メールアドレスだけでも、登録できますよ。